公認会計士を目指しやすい大学の特徴|学部・サークル・就職への影響
「公認会計士はどの大学からでも目指せるの?学歴や学部による制限はある?」
「公認会計士を目指しやすい大学はある?どのような大学に入学するべき?」
公認会計士を目指す場合に大学に行く必要はあるのか、大学に行く場合はどのような大学が有利なのか気になりますよね。
結論から言うと、公認会計士を目指すうえで学歴や大学のランクは関係ありません。
公認会計士は、学歴問わずチャレンジできる資格です。また、公認会計士として活躍するときにも、学歴や大学ではなく公認会計士資格があるかどうかが重要視されます。
ただし、大学によっては公認会計士を目指しやすい環境や学科があることも事実です。
公認会計士に学歴は関係ないというベースは変わりませんが、大学の環境によっては公認会計士試験に挑戦しやすくなります。
そこでこの記事では、公認会計士を目指しやすい環境の大学の特徴や大学在学中に公認会計士を目指すべき理由をまとめて解説します。とくに目指しやすい環境の大学では、具体的な学科や大学名を出しているので、公認会計士に興味がある方必見です。
この記事を最後まで読めば、公認会計士を目指すときにどのような選択をすればいいのか参考になります。効率よく公認会計士合格を目指すためにも、参考にしてみてください。
そもそも、公認会計士について詳しく知りたい!という方は下記記事を参考にしてみてください。
公認会計士とは?仕事内容や向いている人を解説
目次
1.どの大学でも公認会計士を目指せる!なりやすい大学や学部は?
公認会計士は学歴や大学を問わず、誰でも取得できる資格です。医師や弁護士のように、受験できる学部や学科の制限はありません。
しかし、下記のような特徴のある大学では、公認会計士試験合格を目指しやすい環境が整っている傾向があります。
▼公認会計士試験合格を目指しやすい環境の大学は?
繰り返しになりますが、公認会計士試験に学歴や大学は関係ありません。そのうえで、目指しやすい環境がある大学にはどのような特徴があるのか参考にしてみてください。
1-1.商学部・経済学部・経営学部は試験範囲と重複する講義がある
公認会計士試験の内容は、商学部・経済学部・経営学部の講義内容と一部重複します。
商学部・経済学部・経営学部の学習内容の一例 | |
---|---|
商学部 | 企業と消費者を結ぶビジネスについて「マーケティング」「ファイナンス」「会計」の3つの視点で学ぶ カリキュラム一例:マーケティング理論・経済学・商業史・財務会計論・簿記・経営統計学など |
経済学部 | 社会全体の経済活動の仕組みを学ぶ カリキュラム一例:経済学・経済史・金融経済論・簿記・中小企業論・統計学など |
経営学部 | 企業や会社、組織経営に必要な知識を学ぶ カリキュラム一例:簿記・経済学・マーケティング・経営論・管理会計論など |
商学部と経済学部、経営学部では経済の流れを理解するために、会計や簿記の基礎を学びます。
詳しいカリキュラムは大学によって異なりますが、公認会計士試験の範囲である管理会計論や企業法を講義で学べる可能性があります。
また、大学によっては商業部や経営学部の中に会計学科が設置されており、会計に関する科目をより重点的に学べるケースも見受けられます。
【会計学科のカリキュラムの一例】
管理会計論・財務会計論・簿記論・簿記技能・経済学・公会計論・会社法など
会計学科は会計力を身につける学科なので、公認会計士試験範囲と重複するカリキュラムが多くなります。
講義内で簿記論や簿記技能など簿記を扱う時間も増えるため、公認会計士試験の基礎固めとして活用できるでしょう。
しかし、注意しなければならないのは、公認会計士試験と重複したカリキュラムのある学科や専攻に通えば、公認会計士試験に合格できるわけではないことです。
大学のカリキュラムは、あくまでも大学で身につけるべき教養をベースにしています。
公認会計士試験合格を目指すカリキュラムではないので、試験に向けた勉強は別途必要です。
実際に、大学のホームページでも、下記のように回答しています。
Q.商学部は、税理士や公認会計士の資格を取るのに有利ですか?
A.商学部にはこれらの資格に関連する知識を提供する講義科目があるのでプラスになることは間違いありませんが、それらの講義は資格試験に合格するために用意されたものではありません。
ここまでの内容をまとめると、商学部・経済学部・経営学部のカリキュラムと公認会計士試験の範囲は一部重複することがあるものの、直接的に公認会計士試験合格に結びつくものではありません。
知識の習得や基礎固めにプラスにはなりますが、公認会計士試験に対しては公認会計士試験向けの学習が必要です。
1-2.公認会計士試験をサポートしている大学がある
大学によっては、公認会計士試験合格をサポートする体制を整えている場合があります。サポート内容は大学によって大きく異なりますが、主流となっているのは下記のようなサポートです。
【大学の主なサポート内容】
- 大学内での公認会計士に関するセミナーの開催
- 外部の予備校と連携した簿記講座の開催(受講料は別途必要)
- 大学内に公認会計士試験合格をサポートする機関の設置
例えば、大学の講義とは別に大学内で日商簿記講座を実施し、学びやすい環境を整えている大学があります。大学内で会計の勉強ができるため、仲間と共に取り組やすいところがメリットです。
ただ、注意しなくてはならないのは大学のサポートのみで独学で公認会計士試験に合格するのは難しい現実があるという点です。公認会計士試験は一般的に難易度が高く、合格のためのノウハウが大学にもないケースが多いため、公認会計士試験を目指す大学生のほとんど全員がダブルスクールで公認会計士試験の勉強をしています。
公認会計士試験のサポートは、大学のレベル問わず下記のように導入されています。
公認会計士試験のサポートがある大学の一例 | |
---|---|
慶応義塾大学 | 大学別合格者数48年連続第1位(2022年時点) 商学部内に会計研究室があり、監査法人見学会やガイダンスの実施など公認会計士取得を目指す学生のサポートをしている |
立命館大学 | 公認会計士試験を含む難関資格の学習サポートやキャリア支援を行う「エクステンションセンター」という機関があり、奨学金や自習室の提供を行っている。 また、提携先の専門学校で公認会計士講座を特別価格で受講できる |
中央大学 | 中央大学が運営している経理研究所の公認会計士講座を受講できる |
早稲田大学 | 早稲田大学公認会計士講座事務所があり公認会計士試験の勉強を始める前に簿記の学習ができる |
明治大学 | 経理研究所(公認会計士養成機関)があり「会計士入門講座(簿記1級)」や「簿記入門講座(簿記3級2級)」を開講している。公認会計士試験受験生用の奨学金や自習室がある |
京都大学 | 京都大学会計人会(京都大学・大学院出身の公認会計士・税理士による組織)があり講演会や合格祝賀会を行っている |
法政大学 | 会計専門職講座(HAPP)があり簿記講座や提携専門学校の公認会計士講座を特別価格で受講できる |
関西大学 | 難関資格の取得を支援する「エクステンション・リードセンター」で簿記講座や公認会計士試験の一部科目の講座が用意されている。特別価格で提携専門学校へ編入できる。 商学部公認会計士受験支援委員会があり監査法人事務所見学会やセミナーを実施している |
朝日大学 | 特別価格で受講できる公認会計士を目指す特別講座がある(日商簿記検定1級取得者が対象) 会計研究部があり公認会計士からの直接個別指導、専用学習室の利用などができる |
専修大学 | キャンパス内で会計士講座を実施しており公認会計士試験合格をサポートしている(2年目の会計士上級講座は提携専門学校へ通学) |
このように大学によっては奨学金や簿記講座、自習室の提供など公認会計士試験に挑戦する人を積極的にサポートしています。
また、2021年の大学別公認会計士試験合格者数を見てみると、大学でのサポートがある大学は複数名の合格者を輩出しているのも事実です。
2021年の大学別公認会計士試験合格者数 | |
---|---|
慶応義塾 大学でのサポートあり | 178名 |
早稲田 大学でのサポートあり | 126名 |
明治 大学でのサポートあり | 72名 |
中央 大学でのサポートあり | 65名 |
東京 大学でのサポートあり | 58名 |
立命館 大学でのサポートあり | 49名 |
京都 大学でのサポートあり | 41名 |
神戸 大学でのサポートあり | 38名 |
大阪 大学でのサポートあり | 36名 |
一橋 大学でのサポートあり | 35名 |
※合格者全員が大学のサポートを利用しているわけではありません
どの大学でも公認会計士は目指せますが、大学が用意しているサポートを使い効率よく合格できる傾向はあると言えるでしょう。
1-3.公認会計士試験合格を目指すサークルがある
大学によっては大学側のサポートだけでなく、学生が主体となり活動している公認会計士サークルもあります。サークルでは公認会計士試験合格を目指し、下記のような活動をしています。
【公認会計士試験合格を目指すサークルの活動内容】
- 公認会計士試験合格に向けた勉強会やセミナー、合宿
- 合格した先輩による学習相談(メンター制度)
- 監査法人の見学会
- 公認会計士試験に合格したOBとの交流会
- 公認会計士試験のお疲れ様会や合格を祝う会の実施
- 公認会計士を目指すうえでの履修科目の相談会 など
※サークルにより具体的な活動内容が異なります
サークルでは主に公認会計士試験に向けた勉強会や合宿、講習会を実施しています。
中には、監査法人の見学会やOBとの交流会をしているサークルもあり、試験対策だけでなく公認会計士に関する知識を増やせるところが特徴です。大学サークルの一例としては、下記が該当します。
大学名 | サークル名 | 概要 |
---|---|---|
慶應義塾大学 | ケイアカ! | 公認会計士・簿記受験生の交流サークル 450名(2021年時点)が在籍する大規模なサークルで情報提供や試験勉強のサポートを行っている |
中央大学 | 志雲会 | 50年以上の歴史を持つ公認会計士受験サークル 試験勉強だけでなく監査法人オフィスツアーや合宿も実施している |
早稲田大学 | WACC | 公認会計士・簿記受験生交流サークル 履修相談会や受験生交流会などを実施している |
神戸大学 | KOMMA | 公認会計士サークル 予備校チューターが運営に携わっている |
同志社大学 | 会計学研究会 | 1回生は全員簿記3級を取得することを目標に財務会計や管理会計を楽しみながら学ぶ |
明治大学 | 会計学研究会 | 簿記・公認会計士試験サークル テスト勉強や合宿、履修科目の相談などを行っている |
早稲田大学 | 早稲田大学 会計学会 | 商学部系の公認サークル 毎週講習会や勉強会を実施し公認会計士や簿記検定合格を目指している人をサポートしている |
公認会計士を目指すサークルの最大の魅力は、切磋琢磨できる仲間を作れることです。公認会計士試験は最低でも3,000時間の勉強が必要だと言われており、長期的にコツコツと取り組む必要があります。
長期的な試験勉強ではモチベーションの維持が大きな課題となり、途中でやる気をなくしてしまうケースも少なくありません。大学サークルがあれば定期的に同じ志を持つ仲間と励まし合うことができ、モチベーションを維持しやすくなります。
「みんなで一緒に合格したい」「この仲間と公認会計士試験合格を祝いたい」という気持ちも芽生えるため、効率よく公認会計士試験合格を目指せる1つの要因にはなるでしょう。
1-4.大学の違いによる就職への影響はほとんどない
公認会計士として就職するときに、大学の違い(学部や学歴など)が影響を与えることはほとんどありません。
公認会計士の主な就職先である監査法人や大手企業などは、公認会計士資格の価値の高さを理解しています。公認会計士資格自体に大きな価値があるので、公認会計士試験に合格していれば大学によって就職の合否を判断されることはあまりないでしょう。
公認会計士として活躍するには大学名よりも、下記のようなポイントが重視されます。
- 公認会計士としての将来のビジョンが明確になっている
- やる気が伝わってくる
- コミュニケーション能力がある
公認会計士としてのスキルや知識は資格で証明されているので、コミュニケーション能力ややる気など総合的なポテンシャルが評価されます。
「大学によっては公認会計士試験に合格しても就職に不利になるのでは?」と考えている方もいるかもしれませんが、就職時には基本的には大学や学歴を気にする必要はありません。
2.大学在学中は公認会計士試験の合格者比率が高い!公認会計士を目指すなら早めに勉強を始めよう
公認会計士試験は、大学在学中の合格者比率が最も高いです。2022年の公認会計士試験の合格者比率を見てみると、大学在学中の合格者比率は全体の約半数を占めています。
2022年公認会計士試験 学歴別合格者比率 | |
---|---|
大学在学中 (短大含む) | 44.1% |
大学卒業 (短大含む) | 43.4% |
高校卒業 | 5.2% |
大学院修了 | 2.7% |
会計専門職大学院修了 | 1.5% |
会計専門職大学院在学中 | 1.0% |
その他 | 1.2% |
2022年の公認会計士試験の合格率を比較しても、大学在学中の合格率が高くなっています。とくに論文式の合格率は平均合格率より16.5%も上回っています。
合格率 | 論文式試験の合格率 | 公認会計士試験の合格率 |
---|---|---|
大学在学中の合格率 | 52.6% | 9.8 % |
平均合格率 | 35.8% | 7.7% |
公認会計士試験の合格率が高い大学在学中のタイミングを逃さないためにも、公認会計士試験の勉強ができる限り早めに開始しましょう。合格率の他にも、大学在学中に公認会計士試験の勉強を始めたほうがいい理由が3つあります。
なぜ、大学在学中に公認会計士試験合格を目指すべきなのか確認してみましょう。
2-1.社会人よりも勉強時間を確保できる
大学在学中は、社会人よりも勉強時間を確保できます。公認会計士試験は試験範囲が広く難易度が高いため
- 最低でも3,000時間の勉強が必要
- 試験勉強には2~4年かかる
と言われています。2年で合格すると仮定した場合、毎日5時間程度の試験勉強を継続しなければなりません。社会人になると仕事中心の生活となるので、毎日5時間の勉強時間を確保することが難しいケースがあります。また、仕事と試験勉強の両立に悩み、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
大学生の間なら、毎日一定の試験勉強時間を確保しやすいです。例えば、下記のように平日は5時間程度、休日は試験勉強時間を増やす試験勉強計画も無理なく組めるため、効率よく試験勉強を進められるでしょう。
また、大学の履修状況によっては
- 午前中に講義を詰めて午後からは公認会計士試験勉強に集中する
- 平日に講義のない日を作り公認会計士試験の勉強に集中する
などの方法も検討できるでしょう。これに加えてサークルや大学のサポートも有効活用すれば、講義以外の時間を使い効率よく試験勉強を進められます。
このように、大学在学中は効率よく試験勉強に集中できる時間を創出できるため、公認会計士を目指すのがベストなタイミングだと言えます。大学生が公認会計士試験を目指すベストなタイミングだと言われいる理由は下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
2-2.いち早く公認会計士として活躍できる
公認会計士は試験にさえ合格すれば、一人前の公認会計士として登録できるわけではありません。公認会計士試験合格後には実務経験と実務補習などを受けて、修了考査の条件を満たす必要があります。一定条件を満たし修了考査に合格すると、公認会計士として登録できます。
- 実務経験とは:試験合格の前後問わず一定の条件を満たした3年以上の実務経験が必要。
- 実務補習とは:公認会計士として業務を行うために必要な知識を習得する。定められた単位数の講義を受講する・考査を受ける・課題研究を行うなど一定の要件を満たす必要がある。
公認会計士合格後から公認会計士登録までには、平均で4年かかります。そのため、少しでも早く公認会計士として活躍するには、大学在学中に公認会計士試験に合格しておくことが得策です。
一例として公認会計士試験合格後に4年で公認会計士登録ができたとすると、公認会計士試験に合格するタイミングによって描けるキャリアが変わります。
公認会計士試験に合格後に4年で公認会計士登録できる場合のモデルケース | |
---|---|
大学3年生で合格 (20歳) | 最短で24歳に公認会計士に登録できる |
大学4年生で合格 (21歳) | 最短で25歳に公認会計士に登録できる |
25歳で合格 (大学卒業後) | 最短29歳で公認会計士に登録できる |
大学3年生や4年生で公認会計士試験に合格できれば、25歳までに公認会計士として登録できる可能性があります。30歳までに独立や転職を視野に入れることもできるでしょう。
大学卒業後に公認会計士試験の勉強を開始し25歳で試験に合格した場合は、最短で29歳に公認会計登録ができます。30歳目前となるので、大学在学中に公認会計士試験に合格したケースと比較すると公認会計士としてのキャリアに差が生まれます。
このように、いち早く公認会計士として活躍して理想のキャリアを築くには、大学在学中に公認会計士試験に合格しておくことが理想です。
【大学在学中に公認会計士試験に合格できれば監査法人で学生非常勤として勤務できる】
大学在学中に公認会計士試験に合格できると、監査法人で学生非常勤として勤務できます。学生非常勤とは学生生活と並行して監査法人で働ける制度で、下記のようなメリットがあります。
- 就職前に公認会計士の業務内容を深く理解できる
- 大学生のうちに監査業務の基礎を覚えられる
- 時給が3,000円前後と高い
とくに監査法人への就職を希望する場合は、大学生のうちに監査業務の基礎を身につけられるので就職してから非常に役に立ちます。また、時給が3,000円前後と高く、他のアルバイトをするよりも稼ぐことが可能です。
2-3.会計業界への就職が有利になる
大学在学中に公認会計士試験に合格すると、会計業界への就職が有利になります。会計士が携わる業界や企業は、公認会計士資格の価値を理解しています。就職では学歴や大学ではなく、資格を有しているかどうかが重要視されます。
つまり、会計業界への就職を目指すなら、公認会計士試験に合格しておくことが最も賢明な方法なのです。公認会計士試験に合格した場合、ほとんどの大学生は監査法人(会計監査を目的として公認会計士により設立された法人)に就職します。
監査法人では監査業務を行いますが、監査業務は公認会計士のみが従事できる独占業務です。公認会計士資格がないと、そもそも携わることができません。大学在学中に公認会計士試験に合格していると、大手監査法人のBIG4(有限責任あずさ監査法人・EY新日本有限責任監査法人・有限責任監査法人トーマツ・PwCあらた有限責任監査法人)への就職も十分可能でしょう。
その他にも、企業内での会計業務やコンサルティングファームなど、会計業務が発生する多くのフィールドへの就職も検討できます。
大学卒業後の進路に不安を抱えている方もいるかと思いますが、価値の高い公認会計士試験に合格していれば資格を活かして効率よく就職活動を進められます。
【公認会計士資格がないと給与にも差が生まれる】
公認会計士資格がなくても、会計事務所や税理士事務所などの会計業界に就職すること自体は可能です。会計業務は多岐に渡るため、有資格者をサポートする補助業務も多数あります。例えば、公認会計士資格がなくても記帳代行や資料作成の補助業務などは行えます。
ただし、公認会計士資格がないと給与に大きな差が生まれます。公認会計士の平均年収は922万円(令和5年調査)ですが、無資格の場合は年収250~300万円からスタートするケースもあります。無資格だと公認会計士の年収の半分以下になってしまう可能性があるのです。
会計業務を通して満足できる収入を得るためにも、大学在学中に公認会計士試験に合格しておくことをおすすめします。
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 職種別(企業規模1000人以上)」
【公認会計士になるには、大学3~4年生や社会人からでも遅くない!】
公認会計士は医師、弁護士に並ぶ三大国家資格の一つでありながら、受験資格がなく、誰でも目指すことができるのが特徴です。最近では大学や仕事と両立して合格する方も多くいます。
合格される方の多くは予備校に通っており、予備校の質の高い講義やテキスト、質問体制、スケジュール管理を上手に活用しています。
中でもCPA会計学院は公認会計士試験に特化した予備校で、徹底した受講生サポートを掲げています。
2023年の公認会計士試験において、全体の合格者1,544名のうち786名がCPA会計学院の受講生で、過半数に達する(合格者占有率50.9%)合格実績を誇っています。
- ※合格者占有率算定方法について
-
※ CPA会計学院公認会計士試験合格者数786名は、2023年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コースを受講した方のうち、論文式試験に合格された方を対象としております。
※ 全体合格者数は、公認会計士・監査審査会「令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について」に記載の論文式試験合格者数をもとに記載しています。
※ 令和5年公認会計士試験合格者数に占めるCPA会計学院公認会計士講座本科生論文式試験合格者の割合で算出をしています。
CPA会計学院では、無料の説明会や個別相談を随時実施しており、一人ひとりのライフスタイルやご状況に合わせたコースのご提案や、公認会計士の魅力、具体的な目指し方のご説明などを行っています。
いずれもオンラインでも実施しておりますので、少しでも疑問やお悩みがございましたら、ぜひご利用ください。
3.公認会計士試験の合格者の大半は予備校に通っている
ここまで解説したように、公認会計士になるときに大学のランクや学部は関係ありません。公認会計士試験をサポートする体制が整っている大学は多数ありますが、大学の講義とは別に自主的に活用するものです。大学のレベルで、公認会計士試験の合否が決まるわけではありません。
また、公認会計試験は受験資格がなく、誰にでもチャレンジする機会があります。だからこそ「公認会計試験にチャレンジしてみようかな」「大学在学中に公認会計士試験に合格できるようになりたいな」と思ったら、試験勉強を開始してみましょう。
とは言え、公認会計士試験の勉強をどのように進めればいいのか分からない方も多いかと思います。実は、公認会計士試験に合格している人の大半は、予備校に通い勉強をしています。
公認会計士試験に特化した予備校では、大学では学べない公認会計士試験に向けた対策ができます。公認会計士試験の出題傾向を踏まえ効率よく学べるカリキュラムが用意されているので、大学と両立しながら計画的に進められます。
【予備校に通うメリット】
- 経験豊富な講師から指導を受けられる
- 大学と両立できるカリキュラムやスケジュールが整っている
- 分からないところや苦手なところをいつでも質問できる
- オリジナルの教材や問題集で重点を押さえながら勉強できる
- 切磋琢磨できる仲間と講師がいる
予備校に通おうか迷っている場合は、まずは個別相談を利用してみましょう。公認会計士に特化した予備校「CPA会計学院」では、アドバイザーによる個別相談を随時実施しています。
- 会計士試験ではどのような問題が出題されるの?
- 公認会計士試験に向けた勉強方法は?
- 予備校ではどのようなことを学ぶの?
- やっぱり予備校に通ったほうがいいの?
など、公認会計士試験勉強を始めるときに誰もが気になる疑問を丁寧に解説しています。個別相談は無料で実施していますので、ぜひお気軽にご利用ください。
\予備校に通い公認会計士試験に合格した先輩の声/
公認会計士に特化した予備校「CPA会計学院」に通い、大学在学中に公認会計士試験に合格した先輩の声をご紹介します。
- 講師やチューターの方々が親身になって学習方法や成績の伸ばし方を考えてくれたことが、精神的な支えになりました。
- CPAでは大学の日程を考慮のうえ講義や答練のスケジュールを組んでおり、両立がしやすいと考えました。
- 校舎に行かなくても自宅で講義を受けられたり、移動中の電車の中で問題を解くことができ、効果的に時間を使って学習できました。
CPA会計学院に通うことで、大学と両立しながら効率よく試験勉強ができたという声が多いです。CPA会計学院の魅力や特徴は、無料の資料請求でチェックできます。ぜひ活用してみてください。
4.CPA会計学院なら大学在学中の公認会計士試験合格を手厚くサポート
CPA会計学院は公認会計士に特化した予備校です。
2023年の公認会計士試験の合格者占有率は50.9%で、公認会計士試験合格者の2人に1人がCPA会計学院の受講生です。
- ※合格者占有率算定方法について
-
※ CPA会計学院公認会計士試験合格者数786名は、2023年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コースを受講した方のうち、論文式試験に合格された方を対象としております。
※ 全体合格者数は、公認会計士・監査審査会「令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について」に記載の論文式試験合格者数をもとに記載しています。
※ 令和5年公認会計士試験合格者数に占めるCPA会計学院公認会計士講座本科生論文式試験合格者の割合で算出をしています。
確かな実績と徹底した受講生ファーストで、大学在学中の公認会計士試験合格を手厚くサポートします。ここでは、CPA会計学院ならではの強みを分かりやすくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
4-1.不安や悩みを払拭できる徹底した受講生サポート
公認会計士試験合格を目指すときに「苦手科目を払拭できるか不安」「なかなかやる気が起きない」など、不安や悩みを抱えるケースがあります。CPA会計学院では徹底した受講生サポートに努め、受講生が勉強に集中できる環境を整えています。
①気軽に相談できる合格者チューター制度
CPA会計学院では、合格者チューターが常時全科目の質問に対応しています。合格者チューターは、公認会計士試験に合格をしたOBやOGが担当しています。実際に公認会計士試験に挑んだ経験を活かした学習方法アドバイスや論点の質問対応を行います。
- 苦手科目をどのように克服すればいいの?
- モチベーションを維持できなくて困っている
- 大学と公認会計士試験勉強の両立が大変で挫折しそう
- 自分に合うスケジュールを検討したい
など、学習上の疑問から大学と両立する方法まで幅広い悩みを気軽に相談できます。実際に公認会計士試験に合格した受講生からも「いつでも相談できてモチベーションを維持できた」「不安な点をすぐに解消できた」などの声が届いています。
【大学在学中に公認会計士試験に合格した受講生の声】
- 自由に合格者チューターに相談でき、経験談や合格に必要なことを教えてもらえるCPAに、とても魅力を感じました。
- 講師やチューターに簡単に質問することができ、受講生それぞれの状況に合った質問方法を選択できる点が良かったです。
他の合格者の声は「公認会計士の合格者の声」から確認できます
②ライフスタイルに応じたカリキュラム
CPA会計学院では、ライフスタイルに応じたカリキュラムを組むことが可能です。「部活と試験勉強を両立したい」「短期間で公認会計士試験合格を目指したい」など、要望に応じて無理なく取り組めるカリキュラムを提案します。例えば、下記のカリキュラムは、大学と部活を両立しながら公認会計士試験合格を目指すカリキュラムです。
空いた時間を使い効率よく勉強を進めることで、部活やプライベートの時間を確保しながら勉強を継続できます。試験勉強を進める中でカリキュラムに不安が出てきた場合は、その都度相談をして調整することも可能です。
③手厚い就職サポート
CPA会計学院では、公認会計士としての充実したキャリアや人生を応援したいという思いから公認会計士合格後の就職サポートも行っています。
- 経験豊富なキャリアアドバイザーによる就職サポート
- 監査法人就活対策講座の配信
- CPA会計学院主催の就職イベントの開催
- OB・OG限定イベントの開催
CPA会計学院にはキャリア支援経験が豊富なキャリアアドバイザーやキャリア支援専任の会計士、監査法人のリクルーターを務めた会計士などが在籍しています。監査法人の人事とも密に連絡を取り、就職に必要な情報を共有しています。最新の就職情報を踏まえながら、一人ひとりのキャリア設計までを見越したアドバイスが可能です。
4-2.通学と通信の双方に対応!大学とプライベートを両立しやすい
CPA会計学院では、無理なく試験勉強を継続できるように3つの講座タイプを用意しています。
CPA会計学院の3つの講座タイプ | |
---|---|
通学講座 | 校舎でのライブ講義とWeb講義など組み合わせ学習を進められる |
通信講座 | すべての講師の講義を最短翌日からオンラインで受講できる |
通学・通信併用講座 | 通学と通信の双方を利用でき普段は通学、忙しい時期だけ通信に切り替えなどライフスタイルに応じて学習できる |
通学講座では、臨場感のあるライブ講義の受講が可能です。校舎には自習ブース(女性専用席あり)もあるので大学の講義前に自習ブースで勉強する、大学の講義後に校舎でライブ講義を受講するなどスケジュールに応じた活用ができます。
通信講座では、質の高い講義を最短翌日からオンラインで受講できます。常駐専任講師がサポートを行うため、通信講座であっても不安や疑問を払拭しながら試験勉強を進められます。
【CPA会計学院は通信講座にも本気です】
CPA会計学院は、住まいの地域問わず質の高い学習を受けられる通信講座を提供しています。
①すべての講師の講義をオンラインで受講できる
②問題集やテキストはPDFでいつでもダウンロードできる
③CPAバーチャル校や毎月オンラインイベントで同じ志を持つ仲間と交流できる
④全国に自習室がありライフスタイルに応じて活用できる
\通信講座で合格した受講生の声/
- Web講義や、メールや電話による質問受付のサービスが充実しているので、通信生でも問題なく学習を進められます。
- 全体的に講師のレベルがとても高いです。それでいて講義は面白く、試験勉強中は講義を試聴するのが楽しみの1つになっていました。
通学通信では、お近くに校舎がない地域でも質の高い講義を視聴しながら効率よく学習を進められます。実際に多くの受講生が通信講座のみで公認会計士試験に合格しています。講座の詳細は資料請求パンフレットで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
4-3.効率よく学習できる独自教材
CPA会計学院では、公認会計士試験の出題傾向を徹底的に分析した独自の教材を使用しています。すべての論点に対して重要性(本試験出題可能性)順にA・B・Cのランク付けをしいるので、どこから勉強するべきか分かりやすくなっています。
例えば、まずはA・B論点から取り組み重要度の高い論点をしっかりと理解するなど、戦略的な学習が可能です。また、CPA会計学院では、「理解」を重視する学習を大切にしています。ただ暗記するのではなく「なぜそう考えるのか」を丁寧に解説することで、答えを導き出せる理解力を養います。
「CPA会計学院の詳しいカリキュラムが知りたい」「CPA会計学院の講義内容が気になる」「公認会計士は今からでも目指せるの?」など、CPA会計学院の特徴や公認会計士試験についてより詳しく知りたい場合は、無料の個別相談をご利用ください。
個別相談ではアドバイザーが疑問や不安に丁寧にお答えします。個別相談は簡単に申し込みができるので、ぜひご活用ください。
5.まとめ
いかがでしたか?公認会計士試験と大学の関連性が分かり、大学生の間に公認会計士試験に挑戦しようと思えたでしょう。最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇公認会計士試験合格を目指しやすい環境の大学の特徴は次の3つ
①商学部・経済学部・経営学部は一部試験範囲と内容が重複する
②公認会計士試験をサポートしている大学がある
③公認会計士試験合格を目指すサークルがある大学もある
〇公認会計士試験の勉強をいち早く始めたほうがいい理由
①社会人よりも勉強時間を確保できる
②いち早く公認会計士として活躍できる
③会計業界への就職が有利になる
公認会計士として活躍するときに、学歴や大学は関係ありません。公認会計士試験を目指しやすい環境の大学はありますが、そのような大学でなくても公認会計士試験の合格は目指せます。大学在学中は公認会計士試験合格を目指すベストなタイミングなので、このチャンスを逃さずに勉強を進めることが大切です。
CPA会計学院では徹底した受講生ファーストで、公認会計士試験合格をサポートします。公認会計士試験の概要や公認会計士の目指し方などに疑問がある場合は、無料の個別相談で詳しくお話しています。ぜひお気軽にご活用ください。
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