自分に合う講師を選べる環境と、背中を押してくれる親身な相談体制が最大の安心感でした

伊藤優臣さん

伊藤優臣さん

CPAを選んだ理由

予備校選びで迷うことは一切ありませんでした。きっかけは、中学時代からの親友の存在でした。彼は高校1年生からすでにCPAで学習を始めており、高校3年生の12月には短答式試験に合格していました。身近な友人が結果を出している姿を間近で見ていたので、「ここなら間違いない」と自然に思えました。会計士という職業が急に現実味を帯びて感じられたのも、彼の存在が大きかったと思います。

信頼できる友人がすでに通い、結果を出している安心感が、予備校選びの決め手になりました。

CPAの良かった点

CPAで学習して最も良かったと感じるのは、「講師を自分で選べる」という安心感です。

特定の科目がどうしても理解できないとき、担当講師を変えて別の先生の講義を見てみると、「あ、こういうことだったのか!」と一気に視界が開けることが何度もありました。講師との相性は必ずありますから、一つの科目に複数の講師がいて、自分に合う説明を選べる環境は本当にありがたかったです。私は特に財務会計論(計算)で、複数の先生の解説を使い分けながら苦手論点を潰していきました。

学習面だけでなく、精神的な支えとしても講師の存在は大きかったです。節目節目で相談に乗っていただき、中でも塚本講師にはお世話になりました。高校時代に野球部だったという共通点もあり、親近感を持って相談できました。細かい悩みよりも「やるしかないぞ!」と背中を押してくださるスタイルが、私にはぴったりでした。

公認会計士を選んだ理由

公認会計士を意識し始めたのは、高校3年生の時です。きっかけは二つありました。

一つは、先ほども触れた親友の存在です。もう一つは、経理職に就いている母の影響でした。母は会計士ではありませんが日商簿記1級を取得しており、コロナ禍で学校が休みになった時期に「時間があるなら簿記3級でも取ってみたら?」と勧めてくれました。実際に勉強してみると、パズルがハマるような感覚があり、「自分に合っているかもしれない」と感じました。

決め手になったのは、この先の人生を考えたことでした。大学への進学が決まりはじめ、周囲が「これから思いっきり遊ぶぞ」と浮かれている中で、私は少し冷めた目で先を見ていました。「大学の4年間をただ遊んで過ごすのと、これからの40年を充実させるために今の4年を使うのと、どちらが良いだろう」。そう天秤にかけたとき、「今のうちに一生モノの武器を手に入れたい」と考え、目指す決意をしました。

学習で苦労した点や工夫した点

学習の指針になったのは、CPAの山本講師(やまけん先生)が授業の雑談でおっしゃっていた、「サークルか勉強か(OR)ではなく、どっちもやる(AND)で考えろ」という言葉でした。

「勉強があるから遊びに行けない」と我慢して、結局家でダラダラ過ごしてしまうくらいなら、思い切って遊びに行く。その代わり「遊んだ分、明日は絶対にこれだけやる」「飲み会に行くために朝3時間早く起きる」と決める。逆説的ですが、遊びの予定を入れることで自分を追い込み、勉強の密度を高めることができました。所属していたバドミントンサークルは、練習はもちろん合宿やイベントにもほぼ全て参加しました。

履修登録も戦略的に行いました。私が通う大学の学科は、授業の最終日にテストを行う形式が多く、レポートやPC課題も多いため、友人と情報交換しながら効率よく単位を取得できました。

もう一つ工夫したのが、移動時間を活用することです。自宅から大学まで片道1時間半の通学時間は、私にとって貴重な学習時間でした。電車ではスマホを見ず、必ずテキストを開くと決め、「家ではWeb講義を見る、電車ではその復習と暗記をする」と場所ごとにやることをルーティン化しました。

ただ、実は一度大きな挫折を経験しています。大学2年生の12月、初めて挑戦した短答式試験で、手応えは悪くなかったものの、結果は不合格。合格ボーダーの75%に0.4%、あと1問届きませんでした。同じ時期に始めた友人や後輩が受かっていく中で、初めて「辞めたい」と思いました。

そんな私を救ってくれたのは、母の言葉でした。「これだけ毎日頑張っている姿を私は見ている。これだけの努力が報われないわけがない。今日くらい休んで、また明日から頑張ろう」。その言葉で、覚悟が決まりました。悔しさをバネに、翌年5月の短答へ気持ちを切り替えることができました。

学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法

私が大切にしていたのは、「理解」に固執しすぎないことです。

CPAは「理解重視」を掲げていますが、私は深く掘り下げすぎると前に進めなくなるタイプでした。そのため「一旦そういうものとして受け入れる」という割り切りも大切にしました。まずは解き方を覚え、回転数を増やして何度も目に触れさせる。そうやって反復しているうちに、後から「これはこういう理屈だったのか」と理解が追いついてくる瞬間があります。最初から完璧な理解を求めすぎないことが、私には合っていました。

苦手科目は、複数の講師の解説を使い分けて克服しました。一人の説明で腑に落ちなくても、別の先生の切り口でスッと理解できることが多かったです。

そしてもう一つ、答練の判定に一喜一憂しないことです。私の答練成績はC判定やD判定、時にはE判定。短答直前の模試でもD判定でした。それでも本番では合格できました。「答練は答練、本番は本番」。この割り切りが、最後まで走り続ける支えになりました。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

合格体験記には、元々優秀でA判定ばかりの人の話が目につくかもしれません。でも私は違いました。C・D・E判定を取りながら、それでも最後まで諦めずに回転させ続けた結果、合格できました。ネット上の天才たちの話を聞いて自信をなくす必要はありません。「周りと比べて自分はできない」と落ち込むより、「できるようになるには、今日何をすべきか」だけに目を向けてください。

もう一つ、できるなら「早く始める」ことも重要な戦略です。私は大学入学前の2月、CPAの高校生専用コースでスタートしていたおかげで、大学生活が始まった時点で「勉強する生活」が当たり前になっていました。早く始めれば1日の勉強時間を抑えてサークルと両立しやすくなり、心の余裕も生まれます。

私はこれから監査法人でキャリアをスタートさせますが、将来は事業会社の経理や経営に近いポジションで活躍したいという夢があります。公認会計士は、そのための最強のパスポートだと思います。0.4%で落ちたとき、諦めなくて本当に良かった。サークルを辞めずに続けて本当に良かった。勉強も遊びも全力で打ち込む大学生活を、CPAならきっと実現できます。応援しています!

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