働きながらでも可能!社会人から公認会計士になるには
この記事タイトルを見たあなたはこんな疑問を抱いたかもしれません。
- 公認会計士のキャリアは安定しているのか?
- そもそも公認会計士試験は働きながら合格できるのか?
- 社会人の合格率は何%なのか?
- 合格するための勉強法は? 勉強時間は?
本記事は、合格後のキャリアについての不安を第1〜2章で、合格する前の、主に学習についての不安を第3~5章で、解消していくことを目的にしています(第6章はまとめ)。
新しい人生を切り開こうとしているあなたにとって、最初の一歩を踏み出す一助になれば幸いです。
目次
1.公認会計士の可能性は無限大
1-1.専門業務の幅が広く・深い
まず、公認会計士試験に合格した後のことを想像してみましょう。あなたはどのようなキャリアを思い浮かべていますか。
監査法人、税理士登録による税務業務、コンサルティング業務、CFO(最高財務責任者)、IPO(新規公開株式)、M&A、ベンチャー支援業務。きっと一人ひとりがディテールの異なるキャリアをイメージしたのではないでしょうか。
このように公認会計士の業務は非常に幅が広く、その一つ一つが高い専門性を持っているのが特徴です。
トレンドや求められるスキルなど変化の激しい現代社会において、マルチな業務領域を持っているのは、公認会計士の強みの一つといえます。
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1-2.「会計×〇〇」の掛け算でオリジナルのキャリアを
公認会計士試験に合格したあかつきには、あなたは会計に関して非常に高い知識を有したスペシャリストになっていることでしょう。
ただでさえ難易度の高い資格を有しているだけでも、キャリア形成において非常に有力な武器となりますが、この「会計」というスキルに、あなたの個性や好きなことを掛け合わせることで、キャリアの選択肢や可能性を何倍にも広げることができます。
特に社会人であれば、今の仕事が公認会計士になった後に役立つこともあります。
例えば、銀行なら金融監査や資金調達、食品メーカーなら消費財関連の監査や原価計算など。社会人経験があるからこその経験が会計士としての価値をあげることになります。
「会計×税務×IT」、「会計×マネジメント×教育」、「会計×医療・介護」などと、「会計」を軸にして自分の興味関心やスキルを掛け合わせることで、さらにオリジナリティにあふれるキャリアを形成することが可能となります。
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2.公認会計士の就職・転職状況
2-1.合格後の就活状況について
前述のように、公認会計士のキャリアは多様で、スキルなどの掛け合わせ次第ではオリジナルのキャリアを形成することも可能です。
公認会計士の活躍の場を、大きく二つに分けると、プロフェッショナルファーム系とインハウス系に分類することができます。
プロフェッショナルファーム系
- 監査法人
- 税理士法人・会計事務所
- 各種コンサルティングファーム(アドバイザリー含む)
インハウス系
- 大手・上場企業(経理・財務・経営企画・内部監査等)
- ベンチャー企業(CFO・IPO担当者・管理部門スタッフ、経理等)
- 外資系企業(アカウンタント、コントローラー、CFO等)
このように、プロフェッショナルとして、高い専門性を売りにクライアントにサービス提供をする監査法人など以外にも、公認会計士には、一般企業の中でも高い専門性を発揮するポジションが多く存在していることが分かります。
現在、一般企業で働いていて公認会計士を目指そうとしている方にとって、慣れた一般企業にも活躍の場が存在するということは、一つの安心材料になるのではないでしょうか。
また、求人市場において、全体的に会計人材が不足している傾向があります。
そのため、会計・経理・税務・財務など複数のポジションで活躍できる公認会計士のニーズは高くなっています。
2-2.社会人でも監査法人に就職できるのか?
公認会計士に合格した方の多くは監査法人に就職します。
特にビック4と呼ばれる世界4大監査法人は毎年公認会計士の就活で人気です。
では社会人で公認会計士試験に合格した人はこれらの監査法人に就職することができるのでしょうか?
結論から申し上げますと、20代なら問題なく就職できる、30代なら何か強みをアピールできれば就職できるでしょう。
まず、前提として近年、監査法人業界では人手不足が続いています。
一般就職と異なり、監査法人の会計士採用に応募できるのは公認会計士試験合格者だけです。
監査法人は会計士合格者を多く採用したいが、応募者の母数が限られているため人が足りない状況なのです。
したがって20代であれば特別なスキルや経験がなくても問題なく希望の監査法人に就職できる可能性が高いでしょう。
一方で、30代以上である場合何かしらのスキルや経験を求められることもあるようです。
ただし、逆に言えば、これまでのビジネス経験を強みに出来れば監査法人に就職することは十分可能であると言えます。
特に公認会計士はクライアント企業との関係性が重要となるため、ビジネススキルや社会人力は強みとなります。
3.社会人の出願数と合格率
この章からは、社会人の合格者数や勉強方法など、合格前つまり学習中に抱くことの多い不安や疑問を解決していくことにします。
3-1.社会人の出願数や合格率
最初に社会人の出願状況を見てみましょう。
なお、ここでは、公認会計士・監査審査会『公認会計士試験合格者調』中の「職業別合格者調」に基づき、会計士補/会計事務所員/税理士/会社員/公務員/教員/教育・学習支援者を「社会人」として定義付けます。
まず、以下のグラフの通り、社会人の公認会計士試験の出願数は増加傾向にあることが分かります。
また、令和5年公認会計士試験において、社会人の願書提出者数の割合は24.2%と、学生の44.4%の次に位置しています。
令和5年公認会計士試験における属性別の合格率については以下の表をご参照ください。
最も願書提出者の多い学生の合格率が9.6%であることを踏まえると、社会人の合格率は4.5%とやや低い数値です。
しかし、令和4年公認会計士試験に比べると、社会人合格者は29名増加しており、合格率も4.0%から4.5%に上昇しています。
特に、会社員の属性では、昨年から23人増の117人が合格しています。
出典:公認会計士・監査審査会「令和5年公認会計士試験 合格者調」
3-2.合格に必要な勉強時間
一般的に、公認会計士試験合格のために必要な勉強時間は少なくとも3,000時間と言われています。
仮に、1年で合格するとした場合は3,000(時間)÷365(日)=8.2(時間/日)、2年の場合は半分の4.1(時間/日)。
平日の日中に働いている社会人が、学生と同じようにこの勉強量をこなすのは現実的とは言えません。
つまり、この膨大な勉強時間を確保するという点で、社会人は学生に比べると不利であることは否めません。
では、働きながら合格を勝ち取った社会人の方々は、どのようにこの勉強時間の壁を乗り越えていったのでしょうか。
次章では視点を改めて「少ない時間をどのように使うのか」ということを考えていきたいと思います。
【公認会計士になるには社会人からでも遅くない!】
公認会計士は医師、弁護士に並ぶ三大国家資格の一つでありながら、受験資格がなく、誰でも目指すことができるのが特徴です。最近では大学や仕事と両立して合格する方も多くいます。
合格される方の多くは予備校に通っており、予備校の質の高い講義やテキスト、質問体制、スケジュール管理を上手に活用しています。
中でもCPA会計学院は公認会計士試験に特化した予備校で、徹底した受講生サポートを掲げています。
2024年の公認会計士試験において、全体の合格者1,603名のうち973名がCPA会計学院の受講生で、合格者占有率60.7%と高い合格実績を誇っています。
- ※合格者占有率算定方法について
-
※ CPA会計学院公認会計士試験合格者数973名は、2024年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コースを受講した方のうち、論文式試験に合格された方を対象としております。
※ 全体合格者数は、公認会計士・監査審査会「令和6年公認会計士試験の合格発表の概要について」に記載の論文式試験合格者数をもとに記載しています。
※ 令和6年公認会計士試験合格者数に占めるCPA会計学院公認会計士講座本科生論文式試験合格者の割合で算出をしています。
CPA会計学院では、無料の説明会や個別相談を随時実施しており、一人ひとりのライフスタイルやご状況に合わせたコースのご提案や、公認会計士の魅力、具体的な目指し方のご説明などを行っています。
いずれもオンラインでも実施しておりますので、少しでも疑問やお悩みがございましたら、ぜひご利用ください。
4.社会人が公認会計士試験に合格するために必要な2つのこと
社会人が公認会計士試験に合格するために必要なのは「効率性」と「継続力」です。
まず「効率性」については、前章で社会人は学生よりも学習に費やせる時間が少ないということが分かりました。
社会人の場合、限られた時間の中で「合格」という目標を達成しなければなりません。
そのためには、効率的かつ計画的に時間を使うことが重要です。例えば、料理でいえば、忙しい朝にゼロから料理をするのではなく、電子レンジを使って時短で料理をするといったイメージです。
「継続力」については、どんなに効率的な勉強も続かなければ意味がありません。
いかにしてモチベーションを維持しながら効率的な勉強を続けるのかついて考える必要があります。
4-1.効率的に学習するために重要なこと
意外にも社会人にはスキマ時間というものがあります。
朝と夜の通勤時間、お昼休憩の時間など、仕事が終わってから寝るまでの時間など。これを有効に使わない手はありません。
スマホ一台で何でもできる時代です。
WEB講義やデジタルテキストを活用し、スキマ時間や移動時間を学習時間に変えることが、効率的な学習の一つです。
【社会人合格者の声】
- 「CPAの教材は昼休みや通勤時間といった隙間時間に利用することができたので、社会人学習者の悩みである勉強時間の確保に役立ちました」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・子育てしながら合格・一発合格)
- 「食事や家事の時間、移動時間などに、倍速再生の講義音声をずっと流していました。繰り返し、繰り返し何度も同じ講義を聴いていました」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・子育てしながら合格)
- 「Web教材が充実しており、iPadと電卓があれば通勤前後や昼休みにも学習できたので社会人受験生にとっては大変助かりました」(男性合格者・通学講座で合格・働きながら合格・一発合格)
また、学習できる時間が少ないということは、学習範囲の中でも重要度や優先度をつけていき、限られた時間の中で効率的かつ計画的に学習を進めていく必要があります。
仕事の忙しさや確保できる勉強時間を考慮しながら、自分の生活や状況にあった学習プランを作成し、これを着実にこなしていくことが大切です。
また、答練や模試を目標に勉強することでモチベーションを維持することができます。
4-2.継続的に学習するために重要なこと
社会人で働きながら勉強する場合、忙しさからどうしても勉強を続けることが難しくなります。
さらに勉強が長期間になればモチベーションが下がってやる気にならないこともあるかと思います。そこで、社会人が勉強を続けるためのコツをご紹介します。
- 勉強をする時間や場所を決めてそこでは集中する習慣をつける
- 1日1本は講義を見るなど自分でルールを決める
- 公認会計士合格後に得られるものをモチベーションにする
- 勉強仲間を作る
社会人が公認会計士を目指すにあたって継続力は非常に重要です。
特に働きながらであれば日中は学生に比べ勉強時間が少なくなってしまうため、その分効率がいい勉強を継続しましょう。継続が出来れば社会人でも公認会計士になることは可能です。
【社会人合格者の声】
- 「平日は仕事が終わった夜に勉強し、早起きして朝に復習するようにしていました」(男性合格者・通学講座で合格・働きながら合格)
- 「学習するにあたって無理だけはしないでください。 合格までに数年間は要する試験です。ですから学習を数年間継続する事を一番に意識してください」(男性合格者・通学講座で合格・働きながら合格)
- 「学習を継続させるコツは、モチベーションややる気に左右されない事です。1日のスケジュールを遅くとも前日までに確定させ、当日はそれをこなすように学習するようにします」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・一発合格)
5.効率的な学習の継続をサポートするCPAの公認会計士講座
5-1.いつでもどこでも何度でも学べるデジタルコンテンツ
働きながら合格された方々は、スキマ時間や移動時間での学習を重視していたことが共通していました。
それを可能にするのがスマホやタブレットから利用可能なデジタルコンテンツです。
ここでいうデジタルコンテンツとは、デジタルテキストとWEB講義を指します。倍速再生機能やチャプター機能などを活用することで、限られた時間の中でも、効率的に知識の定着を図ることができます。
【CPA会計学院のデジタルコンテンツの特徴】
- 高画質・高音質なライブ講義を収録の翌日からWeb配信
- 音声ダウンロード標準装備、倍速視聴可能
- PC、スマートフォン、タブレットとあらゆる端末からの受講に対応
もっと詳しく知りたい方へ:「いつでもどこでも学習可能 デジタルコンテンツ」
【社会人合格者の声】
- 「デジタル教材が充実しており、働きながらでも合格する事ができました」(男性合格者・通学講座で合格・働きながら合格・子育てしながら合格・他校からの移籍で合格)
- 「Web講義は聞き逃してしまった点や気になった点を巻き戻したり一時停止したりして何度でも見る事ができ、本当にありがたかったです」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格)
- 「いつでもどこでもWebテキストを確認できるので、働きながらでもとても学習しやすい環境でした」(女性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・他校からの移籍で合格)
5-2.効率の良いテキスト
前章で述べた「自身の状況に合わせた学習プラン」を作成するにあたって、合格者の声では、「限られた時間でいかに知識をインプットするか」、「必要最小限の範囲のみの学習に絞る」ことなどが重要視されていました。
そのために必要になってくるのが効率の良いテキストです。
効率の良いとは、例えば、重要度が明確に示されているといったことです。
試験に出題される可能性(重要度)が明記されていることで、どの範囲を必ず学ばなくてはならないのかなど、自身の忙しさに応じて学習範囲を選択できるようになります。
【CPA会計学院のテキストの特徴】
- 全ての論点に対して重要性の高い順(試験に出題される可能性が高いと思われる順)にA~Cのランク付け
- 本試験傾向・改正論点を分析・反映
- 図や表を豊富に掲載
もっと詳しく知りたい方へ:「重要性と理解を重視した」教材
【社会人合格者の声】
- 「働きながら限られた時間で学習を進める中で、CPAの理解重視・網羅性抜群の教材で理解の質を高められました」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・一発合格)
- 「教材の要所要所にまとめの図やグラフが掲載されており、視覚的に理解できるとともに直前期の暗記にも役立ちました」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格)
- 「CPAのテキストは重要性のランク付けがあり優先順位をつけて学習できます」(男性合格者・通信講座で合格・働きながら合格・一発合格)
5-3.ライフスタイルに合わせやすい「通信講座」
一般的に公認会計士試験のためのスクールでは、主に通学講座・通信講座が用意されています(※場合によっては通学・通信併用講座が設置されていることもあります)。
よって、働きながら自分が通学できるのか、どんなサポートを希望しているのか、自習室を利用したいのかなどの条件を考慮しながら、どの学習スタイルにするのか選択しましょう。
特に、通信講座は、校舎に通う必要がないため、平日働いている社会人の方にとって比較的学習しやすい講座であると言えます。自分のライフスタイルに合った学習スタイルを適切に選択することで、無理なく学習する環境が整えられるとともに、学習のモチベーションも維持しやすくなります。
【CPA会計学院の通信講座の特徴】
- 無料で講師へ電話相談できるなど、通学生と変わらない、質の高いフォローをご提供
- ライブ講義翌日にはWeb配信を実施
- 学習効率を高めるデジタル学習コンテンツ
- 受講期間中、一定の回数、教室で講義/答案練習を受講できるスクーリング
- お申込みいただいたコースの視聴期間を初学者限定で1年間無料で延長
【通信講座を利用していた社会人合格者の声】
5-4.いつでもどこでもそこが自習室に「CPAバーチャル校」
忙しい社会人の方は校舎や自習室に通うのが難しいこともあるでしょう。
そんな方におすすめなのがCPAバーチャル校です。
CPAバーチャル校は全国の受講生がバーチャル空間で繋がり、切磋琢磨できる勉強仲間を見つけ、ともに公認会計士試験合格を目指すことのできる、デジタル時代の新たな校舎です。
実際の校舎のように、一人ひとりの自習空間や、答練を受けられる空間、受講生同士が相談したりコミュニケーションをとることが可能なテーブルがあります。
講師やチューターもCPAバーチャル校に来校するため、校舎での対面相談ができなくてもバーチャル空間で直接相談をすることができます。
また、学習に役立つイベントが、バーチャル空間で定期的に開催されます。
5-5.社会人に役立つ各種イベント・交流会を開催
CPAでは定期的に受講生イベントや交流会を校舎・オンラインで行っています。
社会人向けのイベントや社会人受験生交流会も行われているため、同じような境遇の受験仲間を見つけたり、情報交換をすることができます。
普段勉強していると忘れがちですが、同じ境遇の受講生がいることを実感するとモチベーションにつなげることができます。
6.まとめ
ここまで、働きながら公認会計士を目指す方が、合格前と合格後に抱きがちな不安を、一つひとつ解消してきました。
最後にそれぞれの章から得られた結論を箇条書きでまとめます。
- 公認会計士は専門業務の幅が広く、監査法人から一般企業まで活躍の場が広く、スキルや興味関心の掛け合わせ次第では、オリジナルのキャリアも形成可能
- 働きながら公認会計士を目指すためには、限られた時間で効率的に学習することが必要
- 効率的な学習には、デジタルコンテンツや重要度の明記されたテキストなどの活用が重要
この記事を読む前と読んだ後で、あなたの気持ちに少しでも変化が起き、公認会計士への一歩を踏み出すきっかけとなることを、強く願っています。
もし、記事をお読みになって、CPA会計学院での学習に興味を持たれましたら、お気軽にご相談ください。
私たちは、一人ひとりの受講生の皆さまに向き合い、学習前から合格後まで徹底した個別サポートで、あなたの人生が豊かになるよう応援いたします。
コース詳細、合格者の声、料金などをひとまとめに
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