公認会計士 簿記資格(日商簿記検定等)を取得することは公認会計士試験にどのくらい有利か?

公認会計士 簿記資格(日商簿記検定等)を取得することは公認会計士試験にどのくらい有利か?

以前、当サイトのお問い合わせページより下記のようなご質問をいただきました。

簿記講座を受講することによって、将来、税理士試験や会計士試験を受験する際に、計算科目で有利に立てるか?

公認会計士の学習を始めようとお考えの方の中には簿記の勉強をしたことがない方もいれば、すでに簿記の資格をお持ちの方もいるかと思います。

そこで、今回は簿記資格が会計士試験の学習において、どのようなメリットがあるかについて具体的にご説明したいと思います。

簿記資格は公認会計士試験を学習するに当たりどのようなメリットがあるのか?

簿記メリット

公認会計士試験の試験科目は財務会計論、管理会計論、企業法等多岐にわたります。

しかし、この中でも学習の中心となるのは「簿記」です。実際にCPAの公認会計士講座は「簿記3級の内容→2級の内容→公認会計士講座の簿記→順次他の科目」という順序で学習していくカリキュラムとなっています。

よって、簿記を正しく学習することが公認会計士試験に合格するための重要ということが言えます。

そこで、以下では簿記資格において一番メジャーな日商簿記検定と公認会計士試験の関係性について説明します。

日商簿記検定3級を取得することのメリット

日商簿記3級

簿記の基礎を習得することができる

日商簿記3級は簿記という学問の入り口という位置づけであるため、簿記の基礎から学習していきます。

よって、3級を取得することで簿記の基礎を身につけることができるというメリットがあります。

公認会計士試験のイメージがつく

上述した通り簿記は公認会計士試験の中心科目です。

そして、3級の学習の延長線上に公認会計士試験の学習があります。

そのため、簿記3級を学習することは公認会計士試験の学習のイメージにつながるというメリットがあります。

簿記3級の知識・理解は後々の公認会計士試験の学習に当たり非常に重要

メリットではなく注意点になりますが、簿記は理解や勉強法が非常に重要な学問です。

そのため、簿記3級の段階で誤った理解をしてしまったり、単なる暗記に走ってしまった場合には後々の公認会計士の学習で大きな弊害となります。

よって、公認会計士試験を検討されている場合には3級の内容を正しく学習することが非常に重要です。

日商簿記検定2級を取得することのメリット

日商簿記2級

公認会計士講座をスムーズにスタートできる

公認会計士講座は2級までの内容を前提に講義が進んでいきます。よって、2級を取得することは公認会計士講座をスムーズにスタートできるというメリットがあります。

管理会計論の基礎も習得できる

2級では簿記に加え、管理会計論(工業簿記・原価計算。試験によって名称が変わります。)が試験科目に加わります。管理会計論は公認会計士試験において重要な科目の1つです。よって、2級の取得によりその管理会計論の基礎を習得できるというメリットがあります。

日商簿記検定1級を取得することのメリット

日商簿記1級

公認会計士試験の学習の負担を大きく減らすことができる

1級はその試験範囲が公認会計士試験と大きく被っているため、1級を取得することは簿記と管理会計論について公認会計士講座の内容を先取りで学習することと同じ効果があります。

この2科目は公認会計士試験の科目の中でもとりわけ多くの学習時間が必要な科目であるため、1級を取得するということは公認会計士試験の学習の負担を大きく減らすことができるというメリットがあります。

公認会計士試験合格への見通しと自信がつく

1級を取得することで公認会計士試験の内容の多くを把握することが出来ます。

その結果、公認会計士試験の合格への見通し及び自信がつくというメリットがあります。

公認会計士を目指すうえで日商簿記検定のデメリット

簿記デメリット


上述したとおり簿記検定を取得することは公認会計士試験の学習に当たり様々なメリットがありますが、逆にデメリットもあります。

公認会計士試験の学習にとって遠回りになることがある

日商簿記検定の試験範囲・試験傾向の一部には簿記検定特有のものがあります。

そのため、そこに過度に時間を使うことによって、簿記検定の合格を目指すことが公認会計士試験の合格を目指す上で遠まわりになることがあるというデメリットがあります。

また、簿記2級では連結会計、税効果会計、リース会計など難しい論点を学習します。このような論点は2級で学習するよりも、公認会計士講座の中で基礎から丁寧に学ぶ方が、短い時間でしっかりおさえることができます。

2級や1級に合格するためには多大な時間が必要

2級や1級は試験範囲が広く、合格をするためにはかなり時間がかかります。

特に1級は、公認会計士試験の試験範囲と大きく被る分だけ、合格するために必要な時間は多大になります。

また、1級は公認会計士受験生が力試しとして受験してくることも多く、1級だけの対策だと合格が難しいということも言えます。

公認会計士講座から始めるべきか、まずは簿記講座から始めるべきか

最短ルート


公認会計士を目指すことを決めている場合は、簿記講座ではなく最初から公認会計士講座を申し込むことがおすすめです。

なぜなら、公認会計士講座の中には簿記検定3級・2級の内容も組み込まれており、かつ、簿記検定特有の論点も区別されるため公認会計士試験合格へ最短距離で学習することが出来るからです。

また「簿記初学者の方については3級の内容から」「簿記検定を取得されている方についてはその続きから」というような形で、受講生のレベルに合わせて学習のスタートを決めることができるため一切無駄なく学習することができます。

コース詳細、合格者の声、料金などをひとまとめに

  • 予備校に通うメリットって何?
  • CPA会計学院で合格した人ってどんな人?
  • 合格するまでの学費はどれくらい?

悩みや疑問が尽きない。でも予備校選びは後悔なく進めたい。そんな方も多いのではないでしょうか。

CPA会計学院では、毎日実施している受講相談やセミナーで皆さまからよくお寄せいただくご質問に基づき、これから公認会計士試験の学習を始める方に必要な情報を、一冊のパンフレットにまとめています。

【パンフレットの内容を一部抜粋でご紹介】

  • CPA会計学院の7つの強み(教材・講義・講師など)
  • 通学講座/通信講座/通学・通信併用講座の比較
  • 合格者インタビュー
  • お申込み方法
  • コースの詳細・価格表 ※別紙

などを豊富なイラストや写真とともにご紹介しています。


予備校選びは、公認会計士試験の合否を、つまりその後の人生のキャリアを左右する。そういっても過言ではありません。

  • 「ネットの情報だけで何となく予備校を選んで後悔しました」
  • 「一校の情報しか調べずに選んだらモチベーションが続かなかった」
  • 「”友達や先輩が通っている”で選んだら、講義や教材が自分に合わなかった」

他校からCPAに移籍してくる方からそういった声をお聞きすることもあります。

予備校選びに必要なのは正確かつ効率的な情報収集です。


このパンフレットを読めば「CPAの圧倒的な合格実績の秘訣」を理解できます。

同封の「合格者体験記」では、その年の合格者786人の中から、これから公認会計士を目指す方にとって参考となる体験記を厳選して掲載しています。

「在学中合格」「通信で合格」「社会人で合格」「移籍して合格」など、多様な先輩たちの合格者の声が「一歩を踏み出す勇気になった」という方も多くいらっしゃいます。

パンフレットは無料でお届けします。すぐに見たいときに便利なPDFデータも合わせてお送りします。

また、資料請求をしていただいた方は、無料体験講義をご覧いただけます。簿記3級相当の「公認会計士講座入門Ⅰ」のWeb講義動画、テキスト・問題集のPDFデータをお送りします。

下記のボタンから次のページに進んで、資料請求フォームを埋めて送信ボタンを押していただくと、資料請求のお手続きは完了です。
ぜひお気軽にご利用ください。

公認会計士を目指したい方は
こちらのページも参考にしてください

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