大人気業種だからこそ、武器を持て「コンサルティングファーム」

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常に、キャリアを多角的に捉えること

コンサルティングファームの人事制度は、「Up or Out」と呼ばれます。直訳すると「昇進するか、退職するか」。つまりコンサルティングファームにおける退職は、必ずしもネガティブな意味を持つものではありません。当然、組織の中で成果を上げ続け、昇進を目指す人もいますが、コンサルティングファームで働く多くの人は、コンサルティングファームでの経験を踏まえ、他業種へのキャリアチェンジや年収アップの道を選択するという業界になります。

組織内で成果を上げ続け、昇進を目指すだけでなく、他業種へのキャリアチェンジという選択肢を持ちながら働く道や可能性も秘めています。もちろん、そうしたキャリアチェンジを経て、年収を向上させることも十分可能です。

事業会社

公認会計士としての経験を積み、さらにコンサルタントとしての知見と精神的な粘り強さを身につけた後は、成長著しいスタートアップ企業の中核メンバーとして参画することも有力な選択肢となります。

外資系PEファンド

ひとつの事業会社に留まるのではなく、より広い視点でビジネスに関わりたいと考える場合は、ファンドのメンバーとして投資先企業の成長支援に携わる道も有力な選択肢となります。

起業

コンサルティング業務を行う中で、新たなビジネスアイデアを思いつくケースも少なくありません。起業には、公認会計士ならではのメリットがいくつかあり、またコンサルティングファームでの経験も活きるため、起業も有力な選択肢となります。

人気急上昇中の職種

コンサルティングファーム業界の志望者は増加しています。様々な企業の課題を解決するためのアドバイスを行うという業務内容、業務のスケールの大きさ、充実した人材育成環境、そして魅力的な待遇など、華やかなイメージがある業界ですが、ここで一度、業界の構造を整理してみましょう。

一口にコンサルティングファームといっても、その種類は多岐にわたります。中でも「外資系戦略コンサル(いわゆる戦コン)」は、コンサル業界の花形とされる分野です。世界中の名だたる企業のトップ層が抱える経営課題に対し、スピーディに解決策を提案することが求められます。

そして、公認会計士のキャリアとして最も親和性が高いのが、総合系コンサルティングファームです。総合系コンサルティングファームは、BIG4監査法人と同じグループに属する企業が多く、出向や転職でキャリア移行しやすいのが特徴です。

また、一部のコンサルティングファームは、ITソリューションを提供することで価値を発揮してきました。会計領域において高度なIT化が進む現在、このようなコンサルティングファームに転職する公認会計士は増えています。

これらのコンサルティングファームは非常に人気が高く、選考過程では高度な課題をクリアする必要があるなど、就職のハードルは決して低くありません。一方で、多くのコンサルティングファームは、景気や案件需要によって採用数は変動しますが、中途採用を積極的に行っており、通年で募集を行うケースも少なくありません。コンサルティング領域へのキャリアチェンジを考える場合、公認会計士の資格を活かして転職を狙うことは、キャリア戦略として非常に合理的な選択肢といえます。

※本ページの内容は公開情報や一般的な転職事例をもとに記載しています。採用状況や報酬水準は、景気動向・企業の戦略・個人の経験により大きく変動します。

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