通学生なら校舎で、通信生ならオンラインなどでCPA主催の交流会があり、互いに論点を教えあえる知人を見つけることができます
笹川創平さん
CPAを選んだ理由
私は他校と比較した受講生の数の優位からCPAを選ぶことにしました。受講生の数は強さです。他の受講生と知己を結べるに留まらず、答練からのフィードバックについても取るべき問題、捨てるべき問題を母数の多さを味方につけて的確に抽出できます。
どんなに良い教材を使っても個人での学習には限界があり、多くの人が必ずどこかで躓きます。また試験本番で問題を取捨選択する嗅覚も一人では身に付きにくいでしょう。そんなとき、CPAの受講生の多さは私達の強い味方になってくれます。
通学生なら校舎で、通信生ならオンライン懇親会などの機会を利用して、互いに論点を教えあえる知人を見つけ、また他の受講生全体からも感覚的な恩恵を受けられます。
CPAの良かった点
CPAは答案練習の制度が特筆して優れていたように思います。短答式試験、論文式試験それぞれにおいて進捗度に対応した模擬試験が用意され、短いスパンで繰り返し試験を受けることができるため、しっかりと予習復習を行えば確実に知識が定着します。また時間の限られた試験という形態に耐性が付くため、短答式試験、論文式試験の本番においても緊張せず、十分に力が発揮できるようになります。
あらゆる学習でインプットとアウトプットは重要ですが、公認会計士の勉強についても同じことが言えます。講義を受講し、答案練習で得た知識をアウトプットすることで知識の定着、理解の深化が図れます。また自身では気付けないような、「どこが分からない」「どこを忘れている」といったことを細かに把握できる良い制度です。
公認会計士を選んだ理由
私が公認会計士を志した理由は「手に職をつけたい」という思いからです。
2020年、コロナ禍の最盛期に私の大学生活は始まりました。政府の緊急事態宣言を受け、大学ではe-ラーニング、オンライン講義など、主として遠隔での学習機会が提供されることとなり、幾許非常に淡白な大学生活を送ったものと記憶しています。そのように淡々と大学生活が過ぎるうちに、私は「目下の学習が社会において有用なスキルを育むのか?」と疑問に思うようになりました。
公認会計士は三大国家資格にも数えられる難関資格です。携わることのできる業務の専門性は社会において替えの利かない、社会において確かな希少性を有するものと言えるでしょう。
公認会計士試験を通して真に実学的なスキルを身に着けたい。大学生活の最中、そのように思い至って会計士を志した次第です。
学習で苦労した点や工夫した点
大学と両立して学習を進めていたので、年次の低いうちにできるだけ単位を取り、会計士試験の直前期に十分な時間を確保するということを心掛けました。
大学に在籍しておられる方は単位を取りつつ会計士の勉強も並行して進める、ということになるでしょうが、体感として、短答式や論文式試験では直前期において如何に時間を取れるかで点数が大きく変わってきます。大学の課題やテスト勉強に縛られながら試験本番に臨むのは避けた方がよいと考えます。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
会計士試験は短答式と論文式があるという点でも合格可能性が決して高くはないという点でも複数回の受験を要する骨のある試験です。加えて相対試験でもあり、当年度の受験者の水準によってボーダーが動くというシビアな試験形態が取られています。
合格するのは大変です。何度短答式試験を受けても論文式試験に行き着けず、自棄になることもあるやもしれません。しかしCPAのチューターの方々や受講生仲間に尋ね、自身の弱点を一つ一つ克服していけば着実に合格は近づいていきます。どうか途中で諦めることなく、合格まで走り続けてください。