USCPA資格取得後のキャリア ロールモデル 02

USCPA資格取得後のキャリア ロールモデル 02
佐藤 実香 氏

佐藤 実香 氏

有限責任監査法人トーマツ

監査・保証事業本部 監査アドバイザリー事業部

スタッフ

U.S.CPA 資格取得を目指された理由

前職では同業他社でM&Aにかかるデータ分析の仕事をしていました。ここに会計知識を得てより専門性を高めステップアップしようと考え、USCPAの学習を始めました。

仕事を続けながら目指せそうだったことも後押しとなりました。

資格取得後、現在の職種を選択された理由

トーマツの監査アドバイザリー事業部は、会計アドバイザリーに加え監査にも関与できることに魅力を感じました。やはり会計の資格を取得したからには一度は監査に従事してみたいという気持ちがありました。

会計アドバイザリーでは、より幅広い分野で経験を積むことができるところに興味を持ちました。監査での経験は、会計アドバイザリーの仕事にも大変役に立っています。

現在の職種において、USCPA 資格がどう活きているか

会計アドバイザリーの仕事は、正解のないものだと感じています。クライアントとなる会社の実態を理解し、ありたい姿を一緒に描き、その会社が大切にする考え方を引き出しながら、最善策を導き出します。

しかしこの中でも、会計や内部統制などベースとなる知識や概念は必要であり、これらをUSCPAで体系的に学ぶことが出来たと思っています。

資格を取得して感じたUSCPA資格の強み、メリット

USCPAは労働市場におけるパスポートとしてとても優れていると思います。監査法人系列の会社のほとんどは、応募要件として公認会計士もしくはUSCPAをあげているのではないでしょうか。

在職中の学習で合格し異業種から監査法人へ転職してくる人もいることから、コストパフォーマンスとしても優れているはずです。

これからUSCPA資格にチャレンジする方へのメッセージ

何かを得ることは何かを捨てることだという覚悟を持ってください。周囲からの雑音が気になることもあるでしょう。これらを一切、切り捨てて合格という目標に邁進しなければならない時が、おそらくどこかの段階で来るはずです。

私も受験の最終局面では、色んな意味でもう後がないという状況まで追い込まれましたが、最後まで強い気持ちで全うすることで、停滞した現状を打ち壊し、合格後には新しい景色が見えてきました。

在職中に学習する上でのアドバイス

最初にUSCPAを目指そうと思ったきっかけや動機を忘れないでください。学習と受験は長期戦になることが予想されます。積み上げてきた時間と金額が膨らめば膨らむほど、プレッシャーも高まるかと思いますが、初心を忘れずにいることがモチベーションにつながると思います。

在職中での取り組みは、時間の捻出や気持ちの切り替えなどに苦労しますが、最初に思い描いた未来の自分の姿を強く持ち続けてください。