公認会計士の魅力

公認会計士の魅力

公認会計士とは、その高度な専門知識・スキルから幅広い業務フィールドで活躍できる、経済界最高峰の国家資格と言われています。また収入面や社会的地位、安定性、さらに性別や背景に関係なく働きやすいといった点も公認会計士の魅力です。高度な知識・スキルを持つ職種であり、多様な業務フィールドを持つ公認会計士ならではの魅力をご紹介します。

社会的地位が高い

医師や弁護士と並ぶ国家資格で、貴重な人材になれる!

公認会計士は、医師、弁護士と並ぶ3大国家資格といわれています。

特に、公認会計士の主要業務である監査業務は、医師の医療行為や弁護士の裁判行為と並ぶ、公認会計士にしかできない独占業務とされています。

監査業務とは、簡単に言うと「企業の不正会計を防ぐ」仕事です。公認会計士による監査がなされない場合、株主は安心して企業に投資することができず、銀行も安心して企業に対してお金を貸せなくなるため、国の経済がストップしてしまいます。

公認会計士の業務は、社会にとって必要不可欠なのです。

その専門性から経済界の中で最高峰の国家資格として位置づけられており、その社会的地位の高さも魅力の一つです。

景気や社会環境に左右されない、抜群の安定性

経済を守るために日本の資本市場に欠かせない公認会計士の仕事は、不況のあおりを受けにくく、安定性が高いのも魅力の一つです。社会や時代が大きく変わっても、監査業務や会計・財務・税金の知識は必要不可欠なので環境の変化にも左右されません。
また、会計士は全国に約4.3万人しかおらず、同等の知識や経験を持つ人材が希少なため、就職活動や転職活動においてライバルが少ない、という意味でも安定性があるといえます。

※2024年4月30日現在
※日本公認会計士協会会員数等調(https://jicpa.or.jp/about/outline/) 参照

高収入

生涯賃金は上場企業の2倍以上!

公認会計士の魅力として、高収入である点が挙げられます。公認会計士は、会計についての高度な専門知識を提供できるので、その対価として高い報酬が支払われるのです。

一般的な上場企業を大幅に超えた初任給

大手監査法人に勤務の場合、公認会計士の平均初任給は約550万円~650万円で、上場企業の平均初任給約300~350万円と比較して、大変高額であり、大学卒業後1年目で、約2倍の差となります。公認会計士は、会計の専門家として、高い報酬を得ることができます。

平均年収も上場企業の倍

公認会計士は、高度な専門知識・スキルを提供できるため、平均年収も高くなっています。上場企業の平均年収が600万円程度であるのに対して公認会計士は、僅か7年程度の勤務年数で1,200万円の年収を得ることができるという点が、魅力的です。

※2021年8月20日現在
※東京商工リサーチ 参照
※会社四季報 参照
※厚生労働省賃金構造基本統計調査 参照
※総務省地方公務員給与実態調査結果概要 参照

選択肢は無限大!

無限に広がる業務フィールド!社会からの高い期待!

公認会計士は、会計・経営・税務のプロフェッショナルとして、独占業務である監査業務はもちろん、税務業務、コンサルティング業務等の幅広い業務を行います。

近年では、経済のグローバル化やIT化により、公認会計士の求められるフィールドは一層拡大しています。公認会計士になると、自分次第で様々なフィールドで活躍できるのです。

例えば、

公認会計士×経営
公認会計士×暗号資産
公認会計士×福祉
公認会計×アート

etc…

といった多様なフィールドで活躍している公認会計士が実際にたくさん存在しています。

公認会計士の多様なキャリアをもっと知りたい方はこちら

性別や学歴に関係なく働きやすい

公認会計士は、性別や学歴に関係なく、能力に応じた評価を受けることができる職業です。残業が少なく、長期休暇も取りやすいため、誰もが働きやすい環境が整っています。また、出産や育児後も職場復帰がしやすく、柔軟に勤務形態を選択できるため、家庭との両立も可能であり、女性が活躍しやすいことも大きな魅力です。このように、多様な働き方を尊重する時代にふさわしい職業です。

監査法人だけじゃない!会計士の多様なキャリア

公認会計士の資格取得後、「税理士」「行政書士」の資格もあわせて取得できます。また、会計・税務・経営においてトップレベルの知識を有しているため、「コンサルティング業務・M&A業務(企業買収)・一般企業でのCFO(最高財務責任者)」等、監査法人で働く以外にも、キャリアが多様に広がります。また、キャリアアップや転職だけでなく、会計・税務面の専門知識を活かして独立がしやすいのも魅力の一つです。

好きなことへの関わり方が無限大!

すべての経済活動の裏にはお金の流れがあるので、自分の好きなことに関わる幅があることも公認会計士の魅力です。例えば、「スポーツが好きだから何らかの形で関わりたい」と思った時に、公認会計士という専門性があれば、経営戦略や資金調達・税金面などをサポートすることができます。さらに、一度その世界に飛び込んだとしても、イメージと違えば方向転換がしやすく、自分に合った仕事や職場を選べることもメリットになります。

海外でキャリアを築ける

もちろん、公認会計士という資格は海外でキャリアを築くことにも向いています。例えば、BIG4と呼ばれる日本の大手監査法人は、世界の大手監査法人と提携しているので希望者は海外で働くことができたり、中小監査法人にも海外駐在などグローバルに活躍できる体制があります。将来は海外でキャリアを築きたい日本に戻ってくることも視野に入れた海外暮らしをしてみたい等、海外志向のある方にもおすすめの資格です。

監査法人の多くがリモートOK!

監査法人では、遠方のクライアントは短期間の出張で対応するため、強制的な転勤がなく、希望が通りやすいため、ライフプランとの両立がしやすいのも魅力の一つです。もちろん、近年では他の業界と同じようにリモートワーク化も進んでおり、わざわざ出社しなくても仕事ができるため、場所に捉われず活躍することができます。

会計はビジネスに不可欠な世界共通言語!
公認会計士試験は、合格しなくても勉強するだけで市場価値が高まる!

ここまで公認会計士になることの魅力をお伝えしてきましたが、公認会計士試験にチャレンジするだけでも様々な魅力があります。

難関資格のため、合格できず撤退する場合でも、市場価値が高まり貴重な人材になることができるのです。

不合格でも会計の専門知識が身についている

公認会計士試験に向けて学習した会計、税務などすべての専門知識はさまざまな仕事で役に立ちます。合格を断念したからといって、それらの知識がすべて無駄になるというわけではありません。

不合格であっても、独占業務である監査業務と税務業務が行えないだけで、きちんと勉強をしていればその努力が役に立つときはきっと訪れます。

例えば、企業の経理や財務業務はもちろん、経営企画やIR、営業やマーケティングなど、様々な業務で会計や税務の知識を活かすことができます。

専門知識以外にも、目標を設定して実現していくスキルが身についている

公認会計士試験には3,000~5,000時間の勉強が必要なため、目標を設定し、それを実現していくための計画立案力、課題分析力、思考力、修正力、忍耐力などのスキルが必要不可欠です。これらの力は目標に向かって、本気でチャレンジをしてこそ養える力だともいえます。たとえ結果が出なかったとしても、本気で何かを目指した経験が大きな財産になります。

試験勉強をする中で身についたスキルは、あらゆる仕事で成果を出したり人生において困難な課題に向かってチャレンジをしたりする際には必ず役に立ちます。

公認会計士受験をやめた場合のキャリアも魅力的!

公認会計士試験の受験を断念した場合でも、監査業務や税務業務などの独占業務以外の分野で活躍できる可能性は高いです。試験勉強で身についた知識を活かして、コンサルティングファームや大企業など、活躍する道がたくさんあります。
また、公認会計士試験の学習経験があるというだけで、高い会計の知識を持つ人材であることは企業側も理解しているため、即戦力としての採用を獲得しやすくなることも魅力の一つです。

CPA会計学院では、受講生のキャリアサポートも行っております。

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CPA受講生のための充実の就職サポート

他の資格にチャレンジしやすい

公認会計士試験から、別の資格試験に挑戦する方もいます。前述のとおり、資格がなくても活躍する道はたくさんあります。しかし、「資格があれば安心」という気持ちや「履歴書に取得資格を記入したい」などのニーズがあることも事実です。また、資格があれば、はじめて会った人に専門家として信頼してもらいやすいというメリットもあるでしょう。そうした意味で、資格取得は一つの魅力といえます。

U.S.CPA(米国公認会計士)

外資系企業でのキャリアアップを考えている方なら、U.S.CPA(米国公認会計士)の資格を取得するのも魅力的な選択肢です。

学習時間は、日本の公認会計士試験の半分程度といわれており、学業や仕事と両立しながらでも学習がしやすい資格です。

U.S.CPAを取得し、アメリカに移住すればアメリカでは監査業務ができるようになり、グローバルに活躍することができます。(ただし、U.S.CPAの資格を取得しても、日本の公認会計士としての仕事はできません。)

また、取得するだけで、英語力と会計の能力があることを証明できるので、就職活動や転職活動を有利に進めやすくなることも魅力の一つです。

CPA会計学院ではU.S.CPA講座も開講しているのでご確認ください。

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日商簿記1級

日本商工会議所主催の日商簿記1級は、簿記検定の最高峰であり、その合格率は10%前後。「経営管理のプロ」になる第一歩です。簿記1級の知識は大企業の経理に対応できるレベルであるといわれ、就職や転職に有利な資格といえます。

もちろん難関資格ですが、公認会計士の試験勉強で学んだ財務会計などの知識をそのまま活かすことができるため、ゼロからスタートするよりも圧倒的に有利です。なお、簿記1級については、会計学院の「CPAラーニング」で完全無料で学習することができます。

完全無料で簿記を学びたい方はこちら

まとめ

公認会計士の魅力をご紹介しました。

  • 社会的地位が高い
  • 景気や社会環境に左右されない、抜群の安定性
  • 高収入
  • 選択肢は無限大!
  • 性別や学歴に関係なく働きやすい
  • 公認会計士試験は、合格しなくても勉強するだけで市場価値が高まる!

もっと公認会計士のキャリアについて知りたい方はこちら

コース詳細、合格者の声、料金などをひとまとめに

  • 予備校に通うメリットって何?
  • CPA会計学院で合格した人ってどんな人?
  • 合格するまでの学費はどれくらい?

悩みや疑問が尽きない。でも予備校選びは後悔なく進めたい。そんな方も多いのではないでしょうか。

CPA会計学院では、毎日実施している受講相談やセミナーで皆さまからよくお寄せいただくご質問に基づき、これから公認会計士試験の学習を始める方に必要な情報を、一冊のパンフレットにまとめています。

【パンフレットの内容を一部抜粋でご紹介】

  • CPA会計学院の7つの強み(教材・講義・講師など)
  • 通学講座/通信講座/通学・通信併用講座の比較
  • 合格者インタビュー
  • お申込み方法
  • コースの詳細・価格表 ※別紙

などを豊富なイラストや写真とともにご紹介しています。


予備校選びは、公認会計士試験の合否を、つまりその後の人生のキャリアを左右する。そういっても過言ではありません。

  • 「ネットの情報だけで何となく予備校を選んで後悔しました」
  • 「一校の情報しか調べずに選んだらモチベーションが続かなかった」
  • 「”友達や先輩が通っている”で選んだら、講義や教材が自分に合わなかった」

他校からCPAに移籍してくる方からそういった声をお聞きすることもあります。

予備校選びに必要なのは正確かつ効率的な情報収集です。


このパンフレットを読めば「CPAの圧倒的な合格実績の秘訣」を理解できます。

同封の「合格者体験記」では、その年の合格者786人の中から、これから公認会計士を目指す方にとって参考となる体験記を厳選して掲載しています。

「在学中合格」「通信で合格」「社会人で合格」「移籍して合格」など、多様な先輩たちの合格者の声が「一歩を踏み出す勇気になった」という方も多くいらっしゃいます。

パンフレットは無料でお届けします。すぐに見たいときに便利なPDFデータも合わせてお送りします。

また、資料請求をしていただいた方は、無料体験講義をご覧いただけます。簿記3級相当の「公認会計士講座入門Ⅰ」のWeb講義動画、テキスト・問題集のPDFデータをお送りします。

下記のボタンから次のページに進んで、資料請求フォームを埋めて送信ボタンを押していただくと、資料請求のお手続きは完了です。
ぜひお気軽にご利用ください。

公認会計士を目指したい方は
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