林 学 講師 管理会計論

林 学 講師 管理会計論
林 学 講師
林 学 講師

管理会計に苦手意識を持っている受験生は多いです。しかし、所詮は受験科目です。難解な学問ではありませんから、理解して基本事項を蓄積していけば合格点は取れるようになります。基本の型を蓄積して、繰り返すことで情報処理のスピードを上げていきましょう。

技能の一つと捉えてください。講義では、できるだけ理解を目指します。あとは、繰り返しを行ってください。つまるところ技能の習得です。

「安定して合格点以上を取る」ことのできる講義

近年の本試験における管理会計論は、一部の難解な問題を除いて、理論問題については得点しやすい問題が多く出題されています。一方、計算問題については、問題文の読み取りが難しい問題や、ひらめきを要する出題方式によって、簡単には得点できない問題も一部出題される傾向にあります。

したがって、講義では、理論については各論点を網羅的に取り扱い、さらに計算例を用いて説明を行っていくため、理論と計算を一体として押さえることができるようになります。特に典型理論については、分からないことが無いというレベルまで実力を引き上げていきます。

これにより、理論で安定して高得点を獲得する実力を養成します。

問題に対し、多角的にアプローチできる実力を養成

また、計算についても、問題文の読み取りが難しい問題や、ひらめきを要する出題方式に対応できるように、「何故このような計算を行うのか」「関連する理論との繋がり」「計算プロセスと勘定との繋がり」「計算上、留意すべきポイント」を、図や具体例を用いながら一つひとつ丁寧に説明します。

これにより、各論点を視覚的に捉えることができるようになり、一つの問題に様々な角度からアプローチできる実力を養成します。

初見の問題に対応できる講義

もはや、問題集を繰り返し解くことや、問題量を増やすことだけでは、管理会計論で、安定して合格点以上の得点を取ることはできません。初見の問題に対応できるようになる講義を皆さんに提供していきます。

よくある質問

苦手な科目の場合どのように学習すればよいか?

管理会計は複数の論点が融合して一つの問題になっていることが多いため、一見解き方が見えないような印象を受けがちです。しかし、個々の論点は基本であり、その蓄積で問題が構成されている訳ですから、まずは個々の論点をしっかり身に付ける(計算の基本を繰り返す)ことが重要です。すると問題の構造がだんだんと見えてくるようになり、苦手意識を払拭できるようになります。

科目においての理解重視の学習とは

たとえば原価計算論点で、今解いている計算問題と「原価計算基準」を繋げてみることです。すると、単なる計算だったものが、実は多少なりとも理論的な背景や理由があることが分かるようになり、理解を求めながら計算を身に付けるといった良い癖がつくようになるでしょう。

科目において重要性をどのように意識して学習すればいいか?

他の受験生が得点できない問題を得点すれば、確かに差をつけることができますが、そのためには膨大な量の学習が必要となり、結果的に特定の科目に偏った学習になりがちです。他の多くの受験生が正解する問題さえ正解できれば合格できる試験ですから、他の受験生と同レベルの知識を身につけることが基本です。テキストに付された重要性がAおよびBランクの論点を中心に勉強しつつ、答案練習や模擬試験では多くの受験生が正答している問題を、自分も正解できているかどうかをチェックし、復習の方法を見通すことが大事になります。

短答式試験突破のための勉強法

短答式試験の個々の問題は、時間があれば正答可能な問題が多いですが、時間が足りない場面が多いです。そこでまず、事前の準備で得点可能な「原価計算基準」をしっかりマスターすることです。次に、計算は基本の型を身に付けて、素早く処理する能力を高める必要があります。そのためには、短答レベルの実践形式の問題を何度も解いて、型を身に付けつつ処理スピードの向上を目指して下さい。学問ではなく技能向上というイメージです。

論文式試験突破のための勉強法

論文のための勉強をさらに強化するに越したことはありませんが、実際多くの受験生が経営学や租税法に追われ、管理会計論にはなかなか時間を回せないのが現実です。そこで、論文式に軌道修正しつつ、短答式で付けた力を出来るだけ維持することに注力しましょう。そのためにはテキストベースの学習を中心に、各論点を網羅的に何回転もするという方針を最低限死守しましょう。そうすることで、管理会計論の実力が下がっていくことは避けられるはずです。