「一部の優秀者だけしか合格出来ない難しい試験」と感じること無く、勉強を楽しめたのはCPAのおかげだったのかなと感じます。

澤可奈子さん

澤可奈子さん

CPAを選んだ理由

大事なのはどの予備校に行くかではなくどう勉強するかだな、という考えのもと予備校選びをしていた私がCPAを選んだ理由を2点述べさせていただきます。

1. 合格率の高さ

CPA生のうち、私の通う大学の在学中一発合格率は約50%と試験全体の合格率約10%に比べて非常に高い点が当時の私には魅力的に映りました。

その数値を裏付けるのは大学と両立しやすいよう工夫された講義・答練日程や、先輩・同期と大学の授業の情報共有ができることが考えられますが、これらは試験が終わった今となってありがたみを実感しています。

2. きめ細やかなフォロー体制

試験を突破している講師・チューターが常に気にかけてくれる体制は、自分から積極的に質問や相談に行くタイプではない私には非常にありがたいものに感じました。

適正規模のCPAだからこそ実現可能なものだと思い、自宅からのアクセスやスケールメリットが多少犠牲になってでもこのフォロー体制の恩恵にあずかりたいと考えたのです。

CPAの良かった点

「選んだ理由」に挙げた2点が期待通りだったのは言うまでもありません。

これらについて補足すると、CPAでは「会計士試験は正しく勉強すれば誰にでも合格可能性がある」とガイダンス等でたびたび伝えられ、また受講生同士「みんなで合格しよう」「みんな合格できる」という意識があったことが特に良かったです。

「一部の優秀者だけしか合格出来ない難しい試験」と思ったことが1度もなく、勉強を楽しめたのはCPAのおかげだったのかなと感じます。

この他に良かった点としては、テキストや問題集に細かく重要性が付されていたことが挙げられます。論点の内容と重要性を踏まえて押さえるレベル感が把握できるため効率よく学習することができました。

公認会計士を選んだ理由

私が公認会計士を目指したきっかけは、大学受験で第一志望に合格できなかったことです。

この失敗から得た様々な反省点を実践する機会を得たく、資格試験に挑戦しようと考えた時に公認会計士という職業を知りました。難関資格と言われていることから、試験を乗り越えた時の達成感や、資格を得て公認会計士として働いた時の充実感が大きいだろうと感じ、公認会計士を志すようになりました。

公認会計士の資格を有していれば様々なライフイベントを経ても第一線に復帰して活躍しやすい点や、この資格ひとつで監査業務のみならず税務、コンサルを始めとする様々な仕事に可能性が広がる点に魅力を覚えたことも、公認会計士を目指した理由のひとつです。

学習で苦労した点や工夫した点

学習開始から論文式本試験まで、大きくモチベーションが下がったり、長期的に勉強が手につかなくなったりすることはありませんでした。

私が工夫していたことのなかで、このような比較的順調な学習に役立ったと考えられるものは2点あります。

まず、答練の順位にこだわったことです。高校大学受験の経験上、「周りの誰も私が合格するなんて思っていない」と感じてしまうのが個人的に1番悲しい事態だとわかっていたので、そうならないように、そして周りに期待してもらい自分自身でも自分の合格を信じられるように、全ての答練でランキング掲載を目指してそれに見合う勉強をするように心掛けていました。

次に、一定の生活リズムを決め、それを守れている自分を毎日褒めることを忘れなかったことです。こうして自己肯定感を高めることは腐らずに勉強を継続するのに意外にも役立ちましたし、自己をコントロールできているとの実感は本試験前の自信にも繋がりました。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

受験勉強中に「会計士の資格はどこにでも自由に行ける切符なんだよ」という監査法人のパートナーの言葉を聞きました。これは会計士の資格を持つことで仕事の幅が広がるという意味です。

私はまだ働いていないので実体験を語ることはできませんが、就職活動中にお会いした会計士の方のキャリアを考えてみても様々で、この言葉は本当なんだろうと思っています。会計士の多様なキャリアを紹介するサイトもあるのでそれらもぜひ見てみてください。

その結果、会計士という職業に興味を持ったなら、目指す価値がある資格だと自信を持って言えます。苦しいこともあるかもしれませんが、日々の努力が合格に結びつくよう、陰ながら応援しています。

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