同じ科目の中でも複数の講師の講義を選べるので、講師それぞれの教え方から多角的な視点で論点に触れることができました

飯田昂平さん

飯田昂平さん

CPAを選んだ理由

CPAを選んだ理由は3つあります。
1つ目は自習室の環境が整っていることです。
CPAの自習室は仕切りで区切られている個別ブースがあり、他の人の目を気にせず勉強に取り組むことができます。また、ロッカーも決して高価ではなく、教材が多い公認会計士試験ではとても頼りになりました。

2つ目は同一科目内で複数の講師の講義を選べることです。
講義を多く視聴して理解を深める学習方針だったため、複数の講師の講義を受講できたことは大変なメリットでした。色んな講師の授業を聞くことで論点をあらゆる角度で見ることができ、包括的な理解ができると思います。

3つ目はCPAが公認会計士専門の予備校であったことです。
公認会計士の予備校は他にもありますが、公認会計士に特化した予備校はCPAだけでした。公認会計士試験に対する本気の姿勢に惹かれてCPAを選択しました。

CPAの良かった点

数えきれないほどありますが、その中でも特に自分のためになったものを2つ紹介します。
1つ目は校舎の設備です。
自習室もトイレも受付もとても綺麗に整備されていました。この環境で勉強に取り組めることは日々のモチベーション管理に貢献すると思います。

2つ目は同一科目内で複数の講師の講義を選べることです。
理解が十分でない時点でのアウトプットにとてもストレスを感じてしまうので、基本的にインプットを重視する勉強スタイルでした。そのため映像授業も1周だけでなく2・3周は見ていました。その際に色々な講師の講義を聴くと、講師それぞれ教え方が違うので多角的な視点で論点に触れることができました。その結果、レギュラーテキストへの解像度が人の何倍も上がったと思います。
アウトプットに強いストレスを感じてしまう人は少し時間のかかる勉強方法ですが、検討してみてもいいかもしれません。そのような柔軟な勉強方法ができることもCPAの強みだと思います。

公認会計士を選んだ理由

公認会計士の勉強を始めたきっかけは友人からの誘いでした。しかし、勉強を続けていくうちに公認会計士という資格に魅力を感じ、本気で目指そうと思うようになりました。そう思うに至った理由は2つあります。

1つ目は監査の業務を通じて色々な職種や業界に関わることです。
一般的な事業会社では1つの業界、さらに言えば1つの会社にしか携われないことが普通だと思います。一方で公認会計士は監査という業務を通じて多くの業界や会社に携わることができます。やりたいことが定まっていない自分にとっては、「生涯を通して携わりたい業界」を探せるという点で公認会計士は大変魅力に感じました。

2つ目は挑戦したときのリスクヘッジになることです。
転職や起業は自分を成長させるための挑戦の機会です。しかし、失敗のリスクが足枷になり、なかなか踏み出せないのが実状だと思います。この点、公認会計士は起業や転職で失敗しても監査という独占業務に戻ってくることができ、リスクヘッジとして機能します。自分が挑戦をしたいときに背中を押してくれる資格が公認会計士であり、そこに魅力を感じました。

学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法

学習を継続させるコツは、できる限りストレスを感じない勉強をすることです。誰でも勉強はストレスに感じるものですが、その中でも特にストレスを感じるものは避けることが学習継続のコツだと感じました。

しかし、これは短期合格を目指す場合は別です。短期合格を目指す場合はアウトプットを重視する勉強で、脳に高負荷をかける必要があります。

一方で長期学習で合格を見据えた勉強だとしたら高負荷をかける必要はないと感じました。実際、理解が十分でない時点でのアウトプットは避け、授業を何回も見るインプット重視の勉強法で合格することができました。もちろん理解が十分である時点でアウトプットはしましたが、感じるストレスは激減したと思います。高負荷で勉強した結果、学習が継続しないのであれば、低負荷で伸び伸びと学習を続けた方が合格確率は高まると思います。

学習で苦労した点や工夫した点

大学に通いながら公認会計士試験の勉強をしていました。その中で工夫したことは公認会計士試験と被る授業を多くとることです。商学部に在籍していたので会計分野の授業が多くあり、積極的に履修していました。

ゼミには入らず勉強時間を多く確保することも工夫した点です。ゼミに入らなかったのは勉強時間の確保の点ではメリットでしたが、受験仲間が欲しい人にはデメリットに感じるかもしれません。
受験仲間が欲しい人はCPA主催の交流会に積極的に参加することをおすすめします。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

これから公認会計士試験を目指す方の多くは大きい挫折を経験すると思います。
実際に私も12月短答前の第3回短答直前答練の時期に心が折れてしまい勉強から離れていた時期がありました。家でずっとスマホをいじって勉強できず、自分が情けないと感じた瞬間がたくさんありました。皆さんも同じような経験をするかもしれませんが、そこで心が折れてしまってもまた必ず立ち上がってください。意志に頼らず、勉強できる環境を作ることを意識しましょう。
皆さんと公認会計士として共に仕事ができることを楽しみにしています!

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