模試は外部の会場を3日間使って行われるため、朝から本試験のときと同じ行動をする予行練習のような体験ができました

岡辰哉さん

岡辰哉さん

CPAを選んだ理由

CPAを知ったきっかけは初めての論文式試験でした。当時は地方で勉強していたため、CPAはそれほど身近でなく、全然知らなかったのですが、蓋を開ければCPAの合格者数が圧倒的であることを知りました。就職をきっかけに上京することが決まっていたため、CPAに転籍しようと考えました。

転籍を決めた1番のポイントは、受験する母集団の大半がCPAに流れていたことです。論文式試験は相対評価になるため、「大多数が知っている問題、書ける問題を知らないこと」を一番恐れていました。CPAでは、教材自体の情報が充実していたと感じます。逆に、どの講師の講義を受けるか、どの教材を使うのかという点は苦悩しました。

CPAの良かった点

最後のCPAの模試は現場で受けて良かったと思います。実際に外部の会場を3日間使って行われるため、朝から本試験のときと同じ行動をする、いわば予行練習のような体験ができました。実際に休憩時間をどう使うのか、試験を解き終えた後に回答が回収されて席を立つことが許されるまでに時間があることや、その時間をどう過ごすのかなど、本番をより鮮明に想定することができるので、とても良かったです。

他には、圧縮講義が良かったと思います。講義を聞く時間を極力削り、より多くの問題を解いたり、より多くの理論を覚えることにとても役立ちました。また、圧縮講義は、講義数が少なく講義時間が短いため、いざテキストに戻りたいとなった際にもすぐに辿り着くことができ、ストレスもありませんでした。

公認会計士を選んだ理由

留学に行った際にホストファミリーから勧められたことがきっかけで公認会計士を知りました。周りに勉強している人がいなかったのですが、コロナ禍ということもあり、勉強してみようと思いました。

興味を持ったポイントは、他の資格試験の中で、受験の条件がないことが大きかったです。公認会計士とは関係のない学部に在籍していたため、すぐに受けられる資格の中で、最もその意義が大きいのではないかと感じました。 目指すと決めたときは、前もってどれほど大変な勉強が必要なのかをよく考えずに始めてしまいました。今となってはこれが最大の失敗だったように思いますが、結果的に相当長い時間をかけてやっと合格することができました。

学習で苦労した点や工夫した点

試験範囲が全て網羅できて、分からない点がない状態を目指すことは諦めていました。毎日全論点を勉強することはできないため、一度入れた知識も、次やる頃には忘れていることが多々あり、それがモチベーションの低下やストレスになるからです。

そのような考え方から、全科目のA論点、B論点を中心に、必ず解ける問題を増やすことを意識していました。できるようになっても、計算が複雑で間違えやすい問題というのも重要性を落としました。CPAの答練や模試では偏差値50を目安に、また、予備校生の正答率も重視して復習するようにしました。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

CPAの受講生はとても優秀な方が多いと思います。校舎に行けば嫌でもやらなければならない環境になります。しかし、CPAの受験生だけが公認会計士試験の受験生ではありません。CPAの中でも優秀な人たちが当たり前のように毎日勉強している環境で、それについていくことが1番の合格への近道であると私は思います。試験に集中して、なるべく短期で受験時代を脱出できるように自分を律することが大切だと思います。

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