Webテキストはいつでもどこでも気軽に1問1答ができて合格に大きく貢献してくれたと思います
渡部拓海さん

CPAを選んだ理由
各予備校の教材や講義の差異は、実際に全ての予備校を受講した人でないと分からないと思い、気にしませんでした。どこでも合格する人は合格すると思っていました。また働きながらであったため、予備校選びをする時間もなく、受講中も質問制度や自習室、ライブ答練といったサービスを利用していないので、CPAを選んだ理由をつけるとすれば、なんとなくの自然な流れだったと思います。
ただ、講師等がSNSで積極的に発信しているなどマーケティングが上手い印象がありました。より良くしようという姿勢が感じられ、公認会計士試験という業界の中で唯一と言って良いほど現代の潮流に合っている点や、多くの受験生に選ばれ合格実績も圧倒的である点から、CPAを選びました。また、講座の価格も安過ぎず高過ぎず中間なため人間の心理的に選びやすかったと思います。
CPAの良かった点
Web講義については、2倍速という丁度よく聞き取れる話のスピードに設定できること、編集で要らない言葉がカットされていて聞きやすい点が良かったです。
また、本試験問題を研究された上で作成された答練の質も高かったと思います。
Webテキストはいつでもどこでも気軽に1問1答ができて合格に大きく貢献してくれたと思います。また、Webテキストがあることで容易にGoodnotesで編集できるため、多くのテキストを持ち運ぶ必要がなく、本試験でも荷物が重いというストレスもなく快適に受験できたことは良かったと思います。
公認会計士を選んだ理由
大学が商学部であったため、公認会計士という資格は知っていました。新卒から勤めた会社でコロナ禍に入る直前、USCPAの資格を持った方が転職されてきました。その方から財務諸表を読み解く力はどんな仕事をしても絶対に役に立つと言われたため、公認会計士という資格を意識し始めました。
また、その方が語学の勉強をはじめ、努力をし続ける姿を見て、生涯学び続けることの大切さを実感しました。新卒から転職せずにずっと同じ会社にいるのが一般的と思っていたので新鮮でしたが、本来こうあるべきだと改めて感じさせてくれました。一生同じ会社にいるイメージが湧かず、何かを始めなければならないと感じながらも、ダラダラと過ごしていた自分に嫌気がさしていました。
数字と勉強が苦手ではなかったことや、将来独力で収入を得たいとも考えていたことも理由です。そして、働きながら目指すなら丁度良い難易度だと考えたため目指しました。
学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法
一番重要なことは「休みを作らない」ということです。ツールが揃っている時代なので、いつでもどこでも何かしらに触れることができます。とにかく休まず触れ続けることです。ある意味で休まず続けているのだから立派だと、自分のメンタルを保つことができるので継続のコツだと思います。
また、勉強する場所をたまに変えることもコツだと思います。自宅が拠点でしたが、電車の中やカフェ、職場の昼休み時間など様々な場所・タイミングで勉強しました。どうしても暗記の割合が多くなる試験なので、その時の光景や音、人物などが、ふとした瞬間に記憶を呼び戻すきっかけになったりします。
学習で苦労した点や工夫した点
仕事をしながらの受験でしたが、お金を稼ぎながら資格を取得するという最初の志を忘れないということです。その上で時間がかかるのは仕方ないと認めることです。専念したからといって早く合格できるものではないと思い込み、Youtubeなどを見たり、友達と飲みに行ったり、今いる友達との関係をセーブしたり、遊びや趣味を制限したからといって合格は保証されていないと思うことでメンタルを保ちましょう。全部取ろうと思って始めたのだから、会計士試験が全てではないということを忘れずに世間の流行や友人関係も保ち、全部取るという姿勢を貫くということをプライドとして守り抜きましょう。その上で、今が人生で努力する時の一つだと考えて無理をしましょう。睡眠時間を削って3時までやり、7時に起きましょう。意外と自分が考える無理は無理ではないです。いずれ終わりが来ると思えば出来ます。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
実戦的に心がけたことは一つです。「ケアレスミス」は存在しないと考えることです。昨今、いつも何であっても勝負を分けるのは「ケアレスミス」の差です。指示の読み飛ばし、問題文の読み間違い等、全てに原因があります。注意力不足であり実力不足であるということです。「あ〜ケアレスミス無ければ○○点取れてたわ〜」という何の実にもならない思考をやめましょう。そのせいで短答式試験は3回不合格でした。しっかりと実力不足と認識して対策を講じましょう。それでもミスは無くなりませんでしたが、ミス対策をしていなければ合格していなかったと言えます。ミスとはそういうものだと思います。
そして、この先仕事をする上でもこの意識が重要でベースに置くべきものだと思います。 そして、時間の差はあれど考え、勉強を続けていればいずれ合格できますので、公認会計士受験生のこの期間を頑張りましょう。