合格へ導いてくれたのは理解重視のCPAスタイルでした!
原田侑汰さん
CPAを選んだ理由
私が公認会計士の資格取得を目指したのは、通学中に配られていたティッシュの中のちらしを見てセミナーに参加したのがきっかけでした。
そのセミナーでは主に、簿記がいかに社会で重要か、その先の会計士はどんな仕事を行っていて、どんな魅力があるかについて教えていただきました。
当時は大学に入って3,4か月たったころで、サークルなども週2、3回ほど参加していましたが、大学で打ち込めるなにかを探していました。
自分が大学生活中に打ち込む価値のあるものは、これだと思い、セミナーに行った日の夜に両親に相談しました。相談した結果すぐに許可をもらい、私の会計士試験生活が始まることになりました。
申し込む際、父がタックなどの有名な予備校にすることを提案してくれましたが、当時の合格率が他の予備校と比べて高いことからCPAに申し込むことにしました。
CPAの良かった点
CPAの良い点は教材です。
教材を手に取って最初に感じたことは、CPAの教材は他の予備校と比べて圧倒的に多いということでした。
A,B論点のみならず、C論点やそれらの詳しい根拠などが書かれていました。
私は5月に短答に合格し、8月に論文を受けましたが、1年目の頃から詳細な理解を求めるCPAのスタイルにより、短答から論文に移った際に新たにインプットする知識が少なく済んだので、かなり助けられました。
また教材が多いことにはメリットの反面、デメリットがありました。無数の結論の暗記が求められる短答では、分厚いテキストをうまく回転させることができず、12月に一度落ちてしまいました。しかし5月短答まえに登場したコンサマにより、そのデメリットが完璧に解消されました。
公認会計士を選んだ理由
正直に書くと、私は公認会計士試験を目指した理由は、資格を取れればかっこいいし、たくさんお金をもらえて人生安泰になるのではないかと考えたからです。
私が公認会計士を目指すきっかけとなったセミナーでは、会計士の仕事内容についてそこまで詳細に説明しておらず、なんとなく何かをチェックする仕事などだと理解しただけでした。ですので、周りの友達になぜ公認会計士の勉強を始めたのか聞かれた際は返答に困っていました。
しかし、論文受験後に監査法人のイベントに参加し、その仕事内容について詳細に知ることによって、自分が公認会計士を目指した理由が見つかりました。
それは幅広い会社を見ることで、自分の可能性を広げたいからです。
会計士はプロフェッショナルとして、クライアントの財務諸表が適切であるかをチェックします。その際にクライアントのビジネスモデルや考えなどを監査人として理解しなくてはいけません。そのクライアントの理解が幅広い知識を持つことにつながり、自分の可能性を広げることにつながると考えています。
学習で苦労した点や工夫した点
模試やテストの結果を詳しく分析することが大事だと考えます。
本番の試験は相対評価なので他のCPA生と比べてどこができていないのかを認識し、できていないところを直すための勉強をすることが大切です。長所を伸ばすより短所をカバーするのが最優先です。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
長期間の勉強でモチベーションを維持するのが大変だと思います。
私も何度も答練などのスケジュールから外れ、あきらめかけました。
でも諦めなければ、チャンスがあります。後悔のないように頑張ってください。