答練の問題は非常にためになり、該当箇所のテキストに戻ることで科目全体の知識が洗練される瞬間を何度も味わいました
田中悠貴さん

CPAを選んだ理由
CPAを知ったきっかけは、インターネットで公認会計士の予備校を探していた時に最初にヒットしたことです。Webサイトを見てまず飛び込んできた情報は、何と言っても圧倒的な合格実績でした。この試験は相対評価での試験のため、受験生の大半が知っている内容をいかに自分の脳にインプットしていくかが重要になります。逆に大半の受験生が知らない論点は脳のメモリーから積極的に外していく必要があります。そのため、CPAの教材内で明記している論点の重要度順に網羅すれば、合格ラインに立つ準備が整います。
このように、最小限の労力で最大限合格の可能性を高めるためには、合格実績の高いCPAしかないと思い、選びました。
CPAの良かった点
良かったコンテンツは主に3つあります。
1つ目は答練です。CPAの答練は、頻度が低すぎず、高すぎず丁度良かったです。また、ほぼ等間隔で自主学習の予定に組み込みやすかったのも魅力的でした。問題自体も非常にためになり、気づきのある問題が多く、該当箇所のテキストに戻ることで科目全体の知識が洗練される瞬間を何度も味わいました。
2つ目は、Webテキストです。WebテキストはPDFでダウンロードすることができます。おかげで答練の模範解答の部分だけを印刷してまとめて、答練を回転させることができました。
3つ目は、コンパクトサマリーという名称のまとめ教材です。私は最小限の知識をいかに早く網羅できるかを重視していたので、答練で分からない所はコンパクトサマリーに戻り、それでも分からない場合はテキストまで戻るといったように無駄のない勉強ができました。
公認会計士を選んだ理由
コロナ禍で将来に対する漠然とした不安が大きくなり、まずはお金の勉強を始めて、その流れで公認会計士を知りました。難関資格と知った時は、挑戦するのに迷いましたが、科目等の内容を具体的に見ていくと、自分が体系的に勉強したいと思っていたことの全てが網羅されている点に運命を感じ、目指す決意をしました。自分の学びたい学問が網羅されていたので、仮に不合格が続き試験から撤退したとしても、勉強してきたことは無駄にならないと思えたことも私の決意を後押ししてくれました。
仕事に関しても、働き方が自分の理想とマッチしていました。例えば、私は公認会計士試験を知る前から、NISAで投資を行っていて、出来るだけ給料の全額を投資に回せる職業に就きたいと考えていました。
監査法人は地方ごとに採用し、転職も基本的にはないため、私の実家から一番近い法人に就職することで、私の理想の投資プランが実行できると思えたことも、目指すきっかけでした。
学習で苦労した点や工夫した点
私は短答式試験に合格するまでは大学に在学しており、卒業論文と勉強の両立に苦労しました。幸いなことに、大学の教授が講義の時間を卒業論文の執筆時間としてくれたため、講義中に卒業論文を進められるだけ進めて、それ以外の時間は勉強に専念できました。
大学を卒業してからは自由な時間が増えたので、どのように気分転換をするかで迷いました。最終的には、ノルマが早く終わったら余った時間はマンガを読んでいいというルールを決めました。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
年々受験者が増加しており、ただでさえ難関資格なのにも関わらず、さらに目指すハードルが上がっているように感じます。僕は今年合格することが出来たので、あの時目指して良かったと思っています。これから公認会計士を目指す方は、覚悟を持って試験勉強に挑んでほしいと思います。