理論科目は暗記色が強いと思われていますが、論文対策講義は論文式試験で重要になってくる「理解」を促してくれます

飯田健太郎さん

飯田健太郎さん

CPAを選んだ理由

CPAを選んだのは、ある日大学で開催されていたセミナーがきっかけでした。そのセミナーには実際に監査法人で働かれている職員の方が登壇してくださり、公認会計士とは何たるか、そして公認会計士になるためにはどうすれば良いかについてお話ししてくださいました。そこで、登壇してくださった方がCPAのご出身者ということもあり、今から予備校を選ぶならCPAにするべきだとおっしゃっていたのです。

実際、当時からCPAは合格実績が伸びており、セミナーを担当した方が、取り扱っている教材や講師陣について太鼓判を押してらっしゃたので、迷う必要は全くありませんでした。また、相対試験という公認会計士試験の性質上、より多くの受講生が所属する予備校に身を置くことも戦略であると判断したのもCPAを選んだ理由の一つです。

CPAの良かった点

短答期と論文期に分けてお話しします。まず短答ですが、良かった点はレギュラー講義です。私はレギュラー講義とそれに付随する答練・模試のみで短答式に合格したので、これ以外に書きようがありません。

次に論文ですが、特に良かったと思うのは、青木講師(企業法)と松本講師(監査論)の論文対策講義です。論文合格に必要なエッセンスが詰まっており、短答特化型の勉強法を貫いている方は受講すべきだと思います。一般的に理論科目は暗記色が強いと思われていますが、論文式で非常に重要になってくる受講生の「理解」を促す構造になっているので、単なる暗記作業をする必要はなく、納得感を持って学習を進めることができるはずです。

公認会計士を選んだ理由

僕が公認会計士を目指したのは、端的に言えば「もっと勉強をしたかったから」です。元を辿れば、ゼミ活動や留学を経験しなかったことに起因するのですが、大学在学中は体系的に物事を学ぶことはなく、経済学や金融、マーケティングや貿易論などを通じて、浅く広く社会経済を見渡していたと言った感じでした。そうなると、社会経済という膨大なシステムの中で何だか自分のアイデンティティが消失していくような感触を覚え始め、このままでは自分の居場所が無くなってしまうと考えるようになりました。そんなよくある「私立文系大学生的」な悩みを抱えていた僕はすでに大学四年生で、残された現実的な選択肢と言ったら、大学院に進学するか、資格を習得するかぐらいしか残されていない状況でした。

そこで僕が選んだのは後者でした。なぜなら、始めるハードルが低かったし、体系的に物事を学ぶという目的により当てはまっていたからです。僕は商学部に在籍したこともあり、せっかく始めるなら最難関に挑戦するべきと考えたので公認会計士を目指すことにしました。

学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法

全科目で良い成績を取るスーパーマンになる必要はありません。ただ、足切り制度がありますから、その点は意識する必要があります。しかし、結局は科目全部の成績が合算・相殺された上で合否が決まるという試験の性質上、一つの科目に固執する必要はないです。苦手な科目に労力を割いた場合の成績の伸び幅と、得意な科目に労力を割いた場合の成績の伸び幅やその際の精神的負荷を比較衡量して、全体のバランスを取っていけばいい話です。一定水準以上の努力を正しい方向で積み重ねていけば、科目間の得意不得意は瑣末な問題に過ぎません。

学習で苦労した点や工夫した点

僕は1年間の休学をして、学習に専念していました。その間意識していたことは、2つあります。
一つ目は、タスクベースの進捗管理です。例えば「今日は◯時間勉強する」といった時間ベースで勉強の進捗を管理するのではなく、「今日は××のテキストを△△ページ理解する、そして、第××回の答練を受験して解説講義を見る」といったタスクベースで進捗を管理することで、より実効的な学習をすることができました。また、タスクを設定する際は、一日または一定期間でギリギリこなせる量を意識することで、学習の効用を最大化することを意識していました。

二つ目は、心身の健康を第一優先にすることです。例えば友達と遊びたい時は遊ぶし、毎日7.8時間は寝るようにしていましたし、可能な限り毎日日光を浴びて、雨や曇りの日はビタミンDを摂取し、健康的な食事を心がけ、定期的にジムや公園に行って運動をしていました。もちろん、短期的に考えた場合1日あたりの勉強時間は少なくなりますが、長期的に考えた場合、勉強に対するモチベーションを強く維持することができますし、それに伴い勉強のパフォーマンスが上がるはずです。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

僕が思うに1番大切なことは、自分の頭で考え続けるということです。色々な人の意見を取り入れたり、とりあえずやってみる的な突発的な行動力を持つことも重要ですが、最終的に判断して選択して決断するのは自分自身です。「考えて、努力する。努力して、考える」。これが大大大原則です。
努力は嘘をつきません。ただし、間違った努力は嘘をつきます。僕はこの言葉を受験生時代いつも胸に秘めていました。正しい努力をするには考えることが必要になってきます。
心が折れそうになった時、全てを投げ出したくなった時、それでも辞めず頑張ったという確かな事実が、きっとあなたを助けてくれるはずです。健闘を祈ります。

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