答練が多すぎないためにカリキュラムの自由度が高いので、苦手科目に集中して勉強することができました
川嶋瞭太さん

CPAを選んだ理由
私は元々他の予備校に在籍していましたが、その予備校の学習カリキュラムが自分には合わないと感じていました。
答練の数がかなり多く、早朝から始まる答練もあるため、自分の苦手科目を勉強するべきなのに直近の答練の勉強をせざるを得ないという点に不満を抱いていました。また元々の予備校は計算科目は強いと思うのですが、暗記が苦手な私には理論科目をその予備校の方針で学習するのはかなり大変でした。
このような状況で成績も思うように上がらなかったため、2回目の短答式試験に落ちた時点でCPAに移籍しました。
移籍先にCPAを選んだ理由は、CPAは答練の数が多過ぎないため自習時間をしっかり確保して苦手科目を集中的に勉強できると思ったから、そして理論科目のテキストや講義が充実していると思ったからです。元々の予備校で自分に合わないと思っていた部分をCPAでは解決できるのではないかと思い、CPAへの移籍を決めました。
公認会計士を選んだ理由
私が公認会計士を知ったきっかけとしては、学歴や数十分程度の面接などで全てが判断されてしまう一般就活や、企業に勤め上げることの意義などに疑問を抱いてしまい、専門的な能力を活かす仕事なら自分の能力を正当に評価してもらえるのではないかと感じたことが大きかったです。そうして調べていく中で公認会計士という職業を知りました。
公認会計士に興味を持ったポイントは、監査法人で務めるだけでなく様々なキャリアの選択肢や可能性がある点です。
自分自身が将来的に独立や起業などをしたいと考えているため、キャリアの幅が広いことはとても魅力的でした。 公認会計士を目指すと決めた時の心境としては、「部活動や交友関係を犠牲にすることなく勉強も頑張ろう」という気持ちが大きかったです。そのために睡眠時間を限界まで削っていたためかなり大変でしたし、短答式試験も4回受けることになりました。合格という観点から見ると専念した方が近道かも知れませんが、学生時代に誰よりも努力して楽しんだと胸を張って言える経験が出来たことは自分にとっては大きな収穫でした。
学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法
学習を継続させるコツは、我慢し過ぎずに遊ぶ時は遊んでしっかりとメリハリをつけることだと思います。
例えば毎日9時間勉強している人なら、仮に週に1日遊んだ日があったとしても、残りの6日間の1日あたりの勉強時間を1時間半ずつ増やせば、1週間の勉強時間の合計は同じになります。6日間だけ毎日の勉強時間を1時間半ずつ増やす程度なら少し頑張ればできますし、全く遊ばずにひたすら毎日9時間勉強だけをし続ける方が精神的には辛いと思います。こういったことを意識して適度に休むことも大事にしながら勉強をすれば、学習を継続させられると思います。
苦手科目の克服方法は、とにかく一旦講師のやり方を真似してみることだと思います。
私の場合は企業法と監査論について青木講師と松本講師のやり方を完全に真似することで成績が上がっていきました。特に企業法については1ヶ月〜2ヶ月ほどで劇的に成績が上がったので、私には青木講師の教え方や解き方がとても合っていたのだと思います。講師はそれぞれ1番効率よく成績を上げられる学習方針を分かった上で講義をされていると思うので、まずはそれに倣うことが大切です。その上でそのやり方が自分に合っていないと思ったなら他の講師の講義を見てみたり、自分なりに改良してみたりすれば良いと思います。 また、苦手科目が急に得意になることはほぼ無いと思うので、なかなか成績が上がらなくても気にし過ぎずに根気強く勉強し続けることが大事だと思います。私の場合は監査論については7月の2回目の模試でようやく少し成績が上がり、その後本試験まで少しずつ成績が上がり続けたので、苦手科目はすぐに成績が上がることは無いと思って諦めずにしつこく勉強し続けるのが良いと思います。
学習で苦労した点や工夫した点
大学に通いながら学習していた時期は、短い時間で集中して頭に入れられるように勉強の質を高くすることや時間の使い方などを工夫していました。
大学の学部が理系だったこともあり大学の講義や研究、卒業論文などで時間が取られてしまい、それに加えて軽音楽部にも所属していたため、他の受験生と比べて勉強時間が少ないことは自覚していました。そこで大学の空きコマや答練を受けに行くまでの時間などの隙間時間を全て勉強時間にあて、その時間は一切休憩せずにひたすら勉強だけに集中しました。これにプラスして睡眠時間を限界まで削って勉強時間もなるべく確保していました(これはかなりしんどいですし、寝ないとパフォーマンスが下がる人も多いと思うのであまりおすすめはしません、、、)。 大学を卒業して会計士試験の勉強に専念し始めてからは当たり前のことですが、勉強時間も大学生時代と比べて増やしました。大学生時代に勉強の質を高くすることや隙間時間をうまく使うことなどには慣れていたため、そもそもの勉強時間を増やせれば絶対に合格できると思って勉強していました。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
合格した時の喜びは本当に大きいです。
私は合格発表で自分の番号を見つけた時に冗談ではなく本当に大声で叫びましたし、これまで生きてきた中で最高に嬉しい瞬間でした。これから公認会計士を目指す方にはこの喜びや達成感を感じてほしいですし、ぜひそのために全力で努力して欲しいと思います。私自身が苦労したからこそ、本当に心の底から応援しています。頑張ってください。
また、挑戦する時点で落ちた時のことを考えるのはあまり良くないのでこれは補足ですが、途中で辞めた人の中で公認会計士試験に挑戦したことを後悔している人はおそらく1人もいません。自分の中で必死で努力したと言えるからだと思います。もちろん合格できるのが最高ですが、仮にダメだったとしても絶対に無駄にはならないし、むしろ挑戦してよかったと皆言っています。だからこそ、公認会計士試験に挑戦しようと決めた皆さんにはどんな形になっても絶対に後悔しないように全力で努力して欲しいです。