「この試験は最後までやり続けた人が受かる」という講師の言葉のおかげで、最後まで諦めずに勉強を続けられました
吉田篤志さん

CPAを選んだ理由
公認会計士の勉強を始めることにした私はまず、全ての予備校のパンフレットを大学の生協で手に入れました。そこで、それぞれの予備校の講義の価格、受講期限、合格率を比較しました。私はどの予備校に通うにしても通信の予定だったので、自習室の充実度や校舎の近さなどは考慮に入れませんでした。そして、それぞれの予備校を比較した結果、価格に関しては通信の場合CPAは他社よりも比較的安く、受講期限も長く設定されていました。
また、合格率で見ても他社よりも高く、また近年合格率を伸ばしている予備校であることがわかり、CPAを選びました。CPAよりも格段に安く価格が設定されている予備校もありましたが、価格が安すぎるあまり不安になって調べたところ合格者をあまり輩出していない予備校であることがわかり、その予備校を選択することはありませんでした。
CPAの良かった点
CPAの良かった点としては第一には講義が良い点です。CPAに入る以前に簿記の勉強を少し自分でしていたり、監査論の講義を別の場所で受けた事もありましたが、その分かりやすさには圧倒的な違いがあると感じました。講義中の雑談では監査法人での仕事のお話など、勉強のモチベーションが上がるお話も多く、最後まで集中力を保つことができたと思います。
また私は途中で計算コンプリートトレーニングを追加で購入しました。この教材を使い始めた事によってそれまで6割程度しか取れなかった点数が9割くらい取れるようになるなどその効果は高く、このような教材のクオリティの高さもCPAの魅力だと感じました。
また通信制ではありますが、度々チューターの方に勉強の進捗などを相談できたこともよかったであると思います。
公認会計士を選んだ理由
会計士を知るきっかけとなったのは、当時所属していたサークルの先輩です。先輩はサークルと会計士の勉強を両立されていて、サークルでも好成績を残しつつ会計士に合格している姿を見ていて、公認会計士はかっこいいと思っていました。
当時はパンデミックで大学の講義や遊びが制限されており、また大学に入学して一人暮らしを始めた事もあって家で1人で過ごす事も多くなりました。そんな誰にも会わない状況のため必然的に自分と向き合い、自分を分析する事が増えた時期でした。そこで何か特別なものを持っているわけではない自分や、何かに本気になったことがなく本気で挑戦している人たちをただ眺めるだけの自分を変えたい、そう考えるようになり公認会計士試験に挑むことを決めました。
学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法
とにかく計算科目を毎日欠かさないことを意識していました。
学習で苦労した点や工夫した点
私は大学生だったので、論文の勉強で忙しくなる前までに単位を取り終えることを意識して大学生活を過ごしていました。そのため、大学の単位を3年生のうちに取り終えつつも短答式試験の勉強をするスケジュールでした。そのため1日の大半を大学の講義と会計士試験の勉強に当てようとしていたため、その他の予定を削ったり、大学の休みの期間に会計士試験の講義を見終えるように計画を立てたりしていました。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
私は勉強を始めてすぐにCPAの講師の方が仰っていた言葉が胸に残っていたため、勉強を続けることができました。その言葉というのは、「この試験は最後までやり続けた人が受かる」というものでした。当時はそんなことは当たり前じゃないかと思っていましたが、今ではその言葉の意味がわかります。この試験はいかに最後の最後まで諦めず、自分に負けずに努力を続けられるかで合否が決まる試験だと思います。辛い時期が訪れることもありますが、諦めずに納得するまで挑戦して欲しいなと思います。