受けられる講義や教材に幅広い選択肢が用意されているため、自分の弱点を補うような選択ができました
松本知之さん
CPAを選んだ理由
各科目ごとに講義や講師の選択肢が幅広かったこと、答練が手厚いことの2つが魅力として大きかったです。
受けられる授業や教材に幅広い選択肢が用意されているため、自分の弱点を補ってくれる講師や問題集を選ぶ事ができました。千時間単位で時間を投じながら取り組む教材ですから、コースの序盤に自分との相性を確かめて、数ある選択肢の中から最も手に馴染むものを選べることは安心しました。
また、手厚い答練も魅力だと考えています。
私は大学受験でもテスト形式の学習をしないとなかなか成績が上がらなかったので、毎週何かしらの答練が複数回実施され、私の学習方法が正しい方針で進んでいるのか検討する機会が常に与えられる環境は有り難かったです。
CPAの良かった点
計算問題については答練が特に効果的で、質の高い問題が定期的に出題されるため、長い学習期間中に気が緩むこともありません。
教材に加えて教育的効果の高い答練を繰り返し解き直すことで単に地力が向上するだけでなく、本番に変わった問題が出た時でも拾える箇所と捨てて良い箇所を瞬時に見極める選球眼が身に付きました。
理論科目についても出題されがちな典型題を網羅的に集めた教材が存在するため、本番に誰も解けないような問題が出題された時であっても「あの教材を完璧にこなした自分ですら分からないのだから、安心して捨てて良い」と思えるくらいの地力が身につきました。
「これさえ回しておけば大丈夫」という教材が各科目にちゃんと備えられているため、安心して反復練習に取り組む事ができました。
公認会計士を選んだ理由
何ら専門性を持たないまま社会人として働くことに不安感を覚えていた当時、資本主義のインフラである会計のプロとなる事が魅力的な選択肢だと思えたからです。IT技術の更なる発達をはじめとして様々な変化が予想される中で、資本主義市場経済と、それを十全に機能させるために必要な情報開示システムは何らかの形で確実に発展を続けるだろうと考えました。
加えて、独占業務である会計監査のみならず、税務分野やアドバイザリー業務など幅広い分野へとキャリアを展開することが可能である事も魅力的に感じました。
専門性を高めた結果として進路が狭まるどころか、むしろ将来性を広げる事さえも可能であるという事がモチベーションとなりました。
学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法
私が1番苦手だったのは財務会計論の連結財務諸表を作成する問題でした。
まずは論文対策講義の教材で各論として幅広いケースの会計処理を学んだ上で、答練でこれらの各論が実際に出題される時の絡み方を学ぶ、というサイクルを回すのが良かったです。
特に、答練は全ての回を解き直すと上述の教材で問われた論点が殆ど網羅されるように作られているので、最終的には答練を繰り返し解く事で各論の復習と膨大な情報を適切に捌く練習を同時に行う事ができました。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
やはり普段の問題集や教材を周回する学習だけではなく、例え自分の学習ペースが遅れ気味でも必ず答練をタイムリーに受けていく事が重要です。
現状に対する危機感を醸成したり自分の学習方法が正しい方向に進んでいるのか見直したりできる最良の機会が答練であり、答練で出題される問題も教育的効果の高いものばかりです。
理解したつもりになっていた論点が正しく理解できていなかったことが判明したり、ルーティンとして周回するだけでは身に付かない対応力が身につくので、物怖じせずドシドシ受けていきましょう。