理論科目全般の網羅性が他予備校と比べて段違いに高く、当時はCPA生が他予備校生を知識量の差で圧倒していました
奥谷真基さん
CPAを選んだ理由
CPAの講師は他予備校よりもSNSを積極的に活用していることもあり、移籍前から存在は知っていました。移籍当時、私は短答式試験に落ち続け、なかなか合格することができない状態でした。予備校のサービスをしっかり活用した上での不合格だったため、これ以上同じ予備校にいても成績は上がらないだろうと判断し、移籍しました。その移籍先がCPAだったのですが、CPAを選んだ理由として受験生の間で講義やテキストの評価が高かった点があると思います。
特にテキストについては、理論科目全般の網羅性が他予備校と比べて段違いに高く、当時はCPA生が他予備校生を知識量の差で圧倒し短答式試験に合格していくような状況でした。実際にCPAのテキストが網羅する論点は膨大です。CPA生はテキストの内容をしっかり吸収すれば、間違いなく合格できるのではないかと思います。
CPAの良かった点
CPAの良かった点として、受験生間の交流会を他予備校より活発に開催しているところが挙げられます。交流会に参加できる環境にある方は、間違いなく参加したほうが良いのではないでしょうか。受験生の苦しみは結局のところ、同じ境遇の受験生しか理解できませんし、共有もできません。
また、受験生時代にできた交友関係は、同じ苦しみを共にした分とても強固なものです。この試験は長時間の勉強を長期間継続しないといけませんし、直前期に至っては既に知っている知識を何回も何回も頭に叩き込む作業が必要となります。そんなとき、足を止めずに進み続ける原動力が受験仲間の頑張っている姿だったりするのです。
公認会計士を選んだ理由
私が公認会計士を目指す理由は、人の生活を支える職業に就きたいと考えたためです。私は学生時代、性的マイノリティの方々の学生生活を支えるサークルに所属していました。活動自体は大変でしたが、自らの頑張りがマイノリティの学生が生活していく上での基盤を作っているという点にやりがいを感じていました。ちょうどその頃、ある予備校の資料で公認会計士という職業を知り、「資本市場の番人」として経済を支える公共性の高い職業に就くことで、社会の人々の生活を支えたいと考えるに至りました。
また、就職し社会人として活躍していくにあたって、何かしらの専門性を獲得しておきたいという気持ちも、公認会計士を目指した1つの理由でした。
学習で苦労した点や工夫した点
公認会計士試験の必要勉強量は膨大であり、少なくとも試験前の1年近くは他の活動を縮小せざるを得ないと考えます。私は一般的な大学生と同じく、アルバイトやサークル活動を行っていたのですが、短答式試験の受験にあたってアルバイトを辞め、サークルに費やす時間を削減しました。もちろん様々な活動を並行して頑張りながら合格される方もいらっしゃいますが、虻蜂取らずにはならないように一本に絞るのも悪くない戦略だと思います。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
私は当初、会計士試験を軽く考えていました。小学生時代からペーパーテストで失敗したことがなく、自信があったのです。私の周りの受験生もそうでした。結果、10人近くが受けて私だけが受かりました。よく言われることですが、会計士試験は全員ゼロからのスタートです。それまでのペーパーテストで培ってきた知識は特段役に立ちません。今までの受験で成功してきたという事実も、会計士試験の合格を保証してはくれません。これから受ける方には、「学習初期」から「本気」で合格を目指すことをおすすめします。