合格のアプローチは各々異なると思いますが、CPAには1人1人に寄り添ってくださる講師やチューターがいます
天野雄介さん

CPAを選んだ理由
CPAは、高校時代の友人がすでに通っていたことをきっかけに知りました。ここ数年で急激に合格者を増やしており、駅の広告にも多数の合格実績が掲載されていたことから、入校前の段階で「合格に最も近い予備校」だと感じていました。
その後、会計士を目指すかどうかを考え、実際に校舎に足を運んでカリキュラムの説明を受けた際、スタッフが丁寧に対応してくださいました。また、十分な座席を備えた自習室があることを知り、学習環境も整っていると感じました。しかし、その場ですぐに入校を決めず、一度体験講座を受講してみることにしました。
CPAでは、公認会計士講座を担当している講師の授業を簿記3級でも体験できたため、入校後の講義のイメージを具体的につかむことができました。講義はユーモアを交えながらも非常にわかりやすく、さらにWeb講義で何度も見直せるため、復習にも困らないと感じました。この環境であれば効率的に学習を継続できると確信し、入校を決めました。
CPAの良かった点
CPAの良かった点は複数ありますが、ここでは「講義」と「サポート体制」を挙げます。
まず、講義の質についてです。
初学者がテキストを読むだけでは理解が難しい論点を、講師が噛み砕いて丁寧に説明してくれます。その際には、既習の考え方や用語をうまく織り交ぜながら解説してくれるため、復習しながら視聴することができました。また、解く必要のない問題については無理に取り組まないよう促してくれるため、最初から完璧を目指さない意識を持つことができました。
さらに、各科目の講師の人数が多すぎず少なすぎないため、自分に合う講師を短期間で見つけることができました。周囲の多くが特定の講師を受講していても、自分に合うとは限らないので、適度な選択肢の中から選べる点は非常に助かりました。
次に、サポート体制についてです。
これは、講師やチューターへ相談できる仕組みを指します。チューターは、学習初期には合格までのイメージをつかむために、講義消化後には演習中に生じた疑問を解消するために活用していました。チューターにはさまざまなタイプの方がいて、自分にはない学習法や取り組み方を教えてもらうことができました。演習時には長時間にわたって質問対応をしてもらったこともありましたが、どのチューターも常に親身で、安心して質問できました。途中からは「わからないことを相手にうまく伝えることも勉強の一部」だと考えるようになり、毎日1回はチューターに質問をして言語化の練習にも活用していました。
講師には、短答・論文試験の直前期に学習計画やモチベーション管理の面で大変お世話になりました。一人で作ると過大になりがちなスケジュールも、講師から現実的なアドバイスをもらうことで達成可能な計画へと修正することができました。また、その計画を報告できる場ができたことで、孤独になりがちな受験生活を乗り越える支えにもなりました。短答式試験の2週間前に行われた最後の答練でE判定を取ってしまった際には、大澤講師に相談し、これまでの努力と成果を認めてもらったことで、つらい状況でもめげずに本番に臨むことができました。
結果として、無事に合格を勝ち取ることができました。論文模試の後には全科目の講師に相談予約を入れ、自分の学習方針を壁打ちしてもらいました。どの講師も今の自分に合わせた的確なアドバイスをくださり、最後の2週間は迷わず学習に集中することができました。
公認会計士を選んだ理由
就職活動で感じた強烈な劣等感がきっかけで、世界で通用するスキルや汎用的なスキルを身につけたいと思ったことが、公認会計士を目指した理由です。
大学3年生になる前に参加したサマーインターンシップで、それまで関わることのなかった理系の大学院生と接した際、自分が大学生活の中で何も強みを得るための行動をしてこなかったことを痛感しました。同時に、2年間を無駄にしてしまったという強い後悔と、他者と比較した際の劣等感に襲われました。
そこで、残りの学生生活の時間を使って自分の強みとなる何かを身につけたいと考え、数ある資格の中から公認会計士を意識するようになりました。なぜなら、公認会計士になれば監査だけでなく、企業の存続に欠かせない財務の側面から物事を捉えられるようになり、結果として世の中を理解し、将来を予測する力を養えると考えたからです。また、会計基準には違いがあっても、日本の会計基準を学ぶことで外国の基準への理解力・対応力が格段に高まり、海外企業の財務諸表まで理解できるようになると思ったからです。
これらの理由から、資格を取るなら公認会計士と決めていました。
始める前から、今まで経験したどんなことよりも困難であると覚悟しており、親や友人から反対も受けました。しかしその一方で、ここでやり切ることができれば、人生において一生揺らぐことのない自信につながると確信していました。
学習で苦労した点や工夫した点
大学の講義への出席と単位の取得には苦労しました。両立とは言えないかもしれませんが、「一点集中」で乗り切りました。大学の講義に出席している間は絶対に会計士の勉強はせず、講義に集中する。そして、終わったらすぐに会計士の勉強へ意識を切り替える——その繰り返しでした。
単位取得のための期末試験前の学習では、丸2日ほど会計士の勉強を中断し、大学の勉強に専念しました。その結果、会計士の勉強をしていない学生と同じ数の単位を取得することができました。これが実現できたのは、CPAのWeb講義のおかげです。自分のスケジュールに合わせて講義を視聴できたことが、学業と会計士学習の両立を可能にしたと思います。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
この試験は、求められていることを正しく理解すれば合格できる試験です。求められることへのアプローチは人それぞれ異なると思いますが、CPAには一人ひとりに寄り添ってくださる講師やチューターがいます。
その環境をどれだけ活用できるかは自分次第です。「やり切った」と胸を張って言えるのであれば、間違いなく合格に近づいていると思います。
私自身もまだ公認会計士になったわけではなく、これからも努力を続けるつもりです。皆さんと一緒に頑張っていけたら幸いです。