優秀な講師一人一人が大きな熱量を持って受験生に接していることは、講義や答練の解説動画などからよく伝わってきます
森下愛さん

CPAを選んだ理由
CPAを選んだ理由は、CPAの合格者が年々増加しているからです。令和6年度の公認会計士試験合格実績で60.7%がCPA生でした。これは、CPAのカリキュラムをこなすことが合格の近道になることを意味していると思います。CPAの答練で出題された問題を、本試験で解けないということは致命的なミスになりますし、これだけ多くの合格者を輩出しているということは、ちゃんとした理由があるはずです。
加えて優秀な講師陣が多いです。その講師一人一人が大きな熱量を持って受験生に接していることは、講義や答練の解説動画などでよく伝わってきます。
また分かりやすいテキスト、傾向を練って作られた答練がCPAにはあります。そして、切磋琢磨できる仲間の多さもCPAの大きな魅力です。
これらがCPA合格者が多い理由だと思います。
CPAの良かった点
CPAの最も大きな魅力は受講生の試験合格のために尽力してくださる沢山の講師やチューターがいることです。
CPAのテキストや講義、答練はどれも、受講生が効率良く合格する道標になってくれます。講師陣が考え抜いたスケジュール、カリキュラムを信じ、実践するだけで合格にだいぶ近づけます。
また、綺麗で快適な自習室があることもCPAの強みです。自習室の利用に事前予約は必要ないですし、ロッカーがあるので教材を必要以上に持ちかえる必要がありません。家を出て自習室にさえ向かってしまえば、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できます。
そして、講師と頻繁に学習相談ができることは嬉しかったです。自分の勉強の仕方が正しいか逐一確認でき、本試験まで着実に勉強できました。答練の解説を担当している有名な講師とも面談が可能なので、面談がモチベーションになっていました。
公認会計士を選んだ理由
兄が公認会計士なので、公認会計士という職業は身近なものでした。ですが、身近だからといって目指したわけではありません。
私は中学生や高校生の時に、「なんとなく上手くいくはず」や「いつかできるようになるはず」と何事にも思っていました。部活動も学業も、具体的に何か努力したことはありませんでしたが、時間が経てば一人前になれると思っていました。
しかし高校卒業を目前にして、なにも人に誇れるものが残っていないことに気が付きました。その時、私は努力をしなければ何も掴み取れないことを学びました。学業や部活動で目立った成績を残せなかったコンプレックスを解消するため、自分に自信を持ち、自分を好きになるため、なにか大きなものに挑戦しようと決意しました。公認会計士は三大国家資格であり、大学在学中に取得可能であることから、越えられる最大のハードルであると思い、公認会計士を目指しました。
学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法
学習を継続させるコツは3つあります。まず1つ目に、対面での講義がある場合は参加することです。私は毎週金曜日に財務会計論の対面講義に参加していました。それをルーティン化させることで、自然と学習が継続していました。
2つ目は対面の答練に参加することです。これも1つ目と同様、ペースメーカーになります。答練で良い評価をとることを短期目標に置き、学習を進めていました。
そして3つ目は、日々の学習時間をスケジュール帳に記録することです。そうすることで、今までこんなに膨大な時間を費やしたのだから、途中でやめるのはもったいないと思い、学習が継続していました。
苦手科目の克服は、とにかく時間を費やすことだ思います。苦手科目の講義を、別の講師の講義で見直すことや、短答対策講義や論文対策講義など、別の講義を見てみることで、別角度から苦手科目を見ることができ、新たな発見があるはずです。私の場合は、苦手科目を苦手と思えなくなるほど反復することで、自信をつけていました。反復することである程度の型が見えてくるので、その科目を深く理解するに至らなくても、試験で通じる実力を手に入れられると思います。苦手科目があるとどうしても、本試験の時や直前期に焦ってしまうので、苦手論点はあっても苦手科目は克服すべきだと思います。
学習で苦労した点や工夫した点
私は大学1年生の時に公認会計士試験を志しました。またアルバイトも論文式試験までしていたので、公認会計士試験と大学とアルバイトの両立に苦労しました。その中で私が工夫したことは、予定作りです。月初にその月の予定を調整していました。大学やアルバイトの予定を書き込み、空いている時間に取り組みたい勉強内容を書いていました。1日2時間の勉強になる日もありましたが、大切なことは立てた予定を守ること、毎日コツコツ勉強をすることだと思い、取り組んでいました。また、丸一日勉強に集中する日を週に1日以上作ることで、「昨日はあまり勉強できなかったけれど、今日は沢山勉強できた」という自信に繋がりました。そして、3つを並立させるため、移動時間を有効活用していました。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
CPAはあなたが正しい方向に努力すれば、間違いなく合格まで導いてくれます。私はCPAに所属していなかったら、公認会計士試験に合格していないどころか、途中で諦めていたかもしれません。
私の合格体験記を最後まで読んでくださったあなたが、どうか合格を掴みとることを心から願っています。