理論科目においては、十分すぎるほどに細かく記載されており、自信を持って試験に臨めました

篠崎遼太さん

篠崎遼太さん

CPAを選んだ理由

公認会計士試験への受験にあたって、予備校に入ることは最初から決めていました。高校受験や大学受験の際も塾や予備校に通っており、その重要性は身に染みて理解していたからです。予備校選びのポイントについては、シンプルに合格実績のみを基準にしていました。これまでの経験から、「結局は自分次第」ということが私のポリシーだったこともあり、予備校選びで悩むよりもいち早く学習を開始すべきだと考えていました。

コースに加入する前にCPAが無料で公開している簿記3級のテキストと問題集を使用しましたが、とても分かりやすく、スムーズに学習を進められそうだと感じました。私の自宅から最寄りの校舎までは片道1時間とやや距離がありましたが、あまり自習室は使わないと想定していたため問題はないと考えていました。

CPAの良かった点

学習を進める中で最も良かったと感じた点は、テキストの網羅性です。私は「捨て問を作らない」という方針で試験に向かっていたため、細かい論点まで網羅されていることは非常に重要でした。特に理論科目においては、十分すぎるほどに細かく記載されており、自信を持って試験に臨めました。その代償として、テキストは分厚く冊数も多く、最初は圧倒されていました。しかし今となっては、それを乗り越えたからこその自信なのだと感じています。

講義については、山本講師や植田講師、平木講師の講義が印象に残っています。山本講師は端的に分かりやすく、植田講師は分かりやすく面白く、毎回受講が楽しみでした。また平木講師が「CPAを信じてついてきてください」と仰っていたことは今でも記憶に残っており、それを聞いて私の一抹の不安は消えました。

公認会計士を選んだ理由

公認会計士を知ったきっかけは、先輩からの誘いです。大学入学時からずっと体育会の部活に所属していましたが、3年生の春頃に途中で退部することになりました。その時、1学年上の先輩から「暇になるなら一緒に公認会計士を目指さないか」と言われました。進路について真剣に考えなければならない時期だったこともあり、予備校を調べ、説明会や個別相談に行って公認会計士について知りました。

大学では心理学科に所属していたこともあり、簿記も公認会計士も全く知らない状態でしたが、簿記の論理性や公認会計士の自由な働き方に憧れて興味を持ちました。これといってやりたいこともなく、部活の代わりに打ち込めるものがあるならそれも良いと思いました。

また、私は人付き合いが活発な方ではなく、人に誘われるという経験は貴重なものでした。親も理解を示してくれたこともあり、一度人生を懸けてもいいかもしれないと思い踏み出しました。

学習を継続させるコツ/苦手科目の克服方法

生活習慣を整えることが重要だと思います。睡眠や食事はなるべく決まった時間に摂ることで、1日のリズムを作りやすく、勉強時間も確保しやすいと思います。

学習で苦労した点や工夫した点

私は計画を立てるのが苦手なため、ほとんどスケジュールは立てていませんでした。その日の体力と気力に任せて勉強を続ける日々でしたので、若さに助けられたと思います。

これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ

「やる気は行動の中で湧き上がる」という言説を聞いたことがあるでしょうか。CPAの講師も仰っていますが、とりあえず机に向かって手を動かしていると何とかなるということを私も実感しました。試験としては最難関の一つと言われていますが、立派な志や大きな覚悟を最初から備えている人は中々いません。日々苦心しながら勉強を続けていると、同時に意志が醸成され強固になっていきます。何とかなると思って、一歩踏み出してみてください。

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