CPAの通信講座で公認会計士試験合格!通信でも気軽に質問できるところが良かった! —中島 祐樹 さん

公認会計士の仕事の幅、キャリアの選択肢に惹かれた

齊藤:

まず、中島くんが会計士を目指した理由とか、あとは、CPAに入る前までのお話を、ちょっと、聞きたいんだけれども。まず、いつ頃、会計士を知った、目指したいと思ったのかな。

中島くん:

大学4年の時、公認会計士の資格というのを知って、業務内容が監査であったりとか、株式上場に関わる業務であったりとか、公認会計士なら色々できそうだな、ぐらいなところから興味を持って、ちょっと勉強してみようかな、ってふうに思い、目指し始めました。

中島くん

齊藤:

公認会計士の仕事の幅が広い点に興味を持ったんだね。大学4年の時、ということは、就職活動はどうしたの?

中島くん:

就職活動はしてまして最終面接までは進んでたんですけれども、このまま自分が、この会社でずっと働くイメージが全然湧かなくて、最終面接を辞退したんです。それから今後どうしようかな、って考えている時に、資格とか調べて、ああ会計士って面白そうだな、っていうところから学習を始めてみました。

齊藤:

なるほど。就職活動して、自分が一般企業で働くイメージがちょっと湧かないし、もしかしたらサラリーマンは向かないかもしれないと思ったんだね。確かに公認会計士は仕事の幅も広いしキャリアの選択肢も豊富だから、色々ビジネスについて知りたいって人にもいいと思うし、もちろん社会人になってから目指し始める人もいるからね。

独学で簿記から学習開始

齊藤:

公認会計士の学習はどこの学校で始めたんですか?

中島くん:

初めは独学です。簿記の3級から市販の教材で始めました。

齊藤:

独学で3級とか2級まではやったという感じ?

中島くん:

1級まで独学ですね。

齊藤:

1級まで独学はすごいね!

中島くん:

簿記1級までは、結構すんなりいってたんですけど、公認会計士試験の短答式で、全然受からなくて、何回かチャレンジして2013年の12月短答で、一応独学で合格はできたというかたちですね。

齊藤:

独学だと、なかなか難しかったかなあという感覚はあったかな?

中島くん:

相当きつかったですね。

齊藤:

まず簿記3級の勉強を独学で始めて、公認会計士の短答式試験が2013年の12月合格だと学習始めて何年ぐらいかな?

中島くん:

簿記3級は1ヶ月くらいで合格して、1級はたぶん、1年ぐらいで合格だったかなって感じです。

齊藤:

短答式に受かるまでは、どれぐらいかかったの?

中島くん:

短答式合格は、3年ぐらいはかかりましたね。

CPAの講義は斬新!…経営学は学習後、偏差値が8も上がった!

齊藤:

なるほど。短答合格して論文式試験はどうだったの?

中島くん:

論文式試験も独学でやりました。1年くらいですね。でも、もう成績がなかなか伸びなくなってました。そこで以前に短答式試験の模擬試験をCPAで受けさせていただいてて、解説のDVDがすごく分かり易くて、特に印象的だったのが、財務諸表論の退職給付会計ですね。あれは、自分では正直、理解できないものだと思って、暗記するものかな、って思ってたんですけども、解説を見て、「ああ、これってこういうことなんだ」という理解が出来たことが自分の中では斬新で(笑)これはいけるんじゃないかと思いましてCPAでやらせていただくことになった、って感じですね。

齊藤:

CPAの解説を見て斬新だったと(笑)

中島くん:

はい(笑)あと奨学生試験ですね。金額が抑え目で受講ができるっていうのも、自分はすごく有り難かったかなと。

齊藤:

奨学生試験ね、受験者の半数は、2割引っていう感じだから、総合講座で例えば40万だと、まあ、8万安くなったりとかしますね。

中島くん:

経済的にすごい助かりましたね。

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齊藤:

なるほど。他にCPAの印象とかってありますか?

中島くん:

Youtubeとかでも講義の配信してましたよね。あとはTwitterとかで、講師陣が色々書いてくれてる、発信とかしてくれてるじゃないですか。自分は、講師陣のツイートが学習のモチベーションに繋がってるところもありましたね。ここなら受講しても熱心にいろいろフォローしてくれるのかなっていうのもすごい感じて、っていうのはあります。

齊藤:

本気で役立つことをツイートしようと思ってるからね。伝わってて良かった(笑)CPAで勉強し始めたのは、2014年の11月、論文合格発表後かな。

中島くん:

合格発表前から始めてはいました。合格は難しいと思っていたので9月の半ばぐらいから来年度の試験に向けてガッツリ始めてましたね。

CPA講師陣の熱いツイートが励みになった

齊藤:

実際CPAで勉強し始めて、中島くんは通信で受講してたと思うけど、その印象はどうだった?

中島くん:

印象通りでしたね。個人的に良かった点は、通信生なので、あまり公認会計士試験のお勉強仲間とかもいない環境で、やっぱり講師陣のTwitterが良かったですね。ツイートが励ましじゃないですけどモチベーションにつながってるところがあったので、すごくよかったなと。あとは、教材ですね。独学時代の成績は全然良くなかったんですけれども、今年はすごく伸びたのはすごく実感としてありますね。その理由がCPAで体系的に学習したからなのかなって思いますね。

齊藤:

教材ね。特に、印象に残ってる科目とか、論点とかあったりはする?

中島くん:

1番自分が伸びたのが経営学なんですけど、去年まで経営学が苦手だったというのもあったんですけど、CPAの経営学で勉強してからは模試とか本試験でも偏差値で8ぐらい平均で伸びましたね。すごく助かったなというか。CPAの経営学のレベルの高さが印象的です。

齊藤:

偏差値が8上がるのはすごいよね(笑)

中島くん:

まあ、去年がすごいひどすぎた、ってのもあるんですけれども(笑)

齊藤:

経営学は計算の方?

中島くん:

どっちかというと理論ですね。

齊藤:

理論の方か。なるほど。通信で講義の方は見たんだよね?。

中島くん:

講義はほとんど見ました。簿記とかでは見てないのもあるんですけど、ほとんど見てます。

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CAPと独学との学習の違いは”各論点の繋がりの理解度”

齊藤:

CPAでの勉強と独学の時とのギャップはあったかな?

中島くん:

1番のギャップは、各論点の繋がりを、逐一話していただけた点ですね。「ああ、そうなんだ」っていう思うことが多く論点に対する理解が深まりましたね。やっぱり、独学って暗記に頼ることが多かったんで、暗記はしても、なんでこの論点とこの論点が繋がるのかまで分かってなかったですね。繋がりが理解できたことは、この1年間で成績が伸びた理由としては、すごく大きかったのかな、とはいま思いますね。

齊藤:

まあ、CPAは、あんまり暗記より、どちらかというと理解をしなさいと指導方針としてもとってるからね。理解して、自分の言葉で説明できるようなところまでやりなさい、っていうのが、基本の指導理念で、そこから各科目の講師が、その理念に沿って、テキスト作って、講義してっていう感じで、それがまあ、中島くんにとっては、すごく合った、っていうとこかな。

中島くん:

すごく良かったです。

齊藤:

あとは、論文生だと、答練っていうのも重要にはなっていくと思うんだけれども、答練の方はどうだった?

中島くん:

答練もすごく良かったですね。重要性をすごく言ってくれるじゃないですか。最近の本試験傾向から、あまり出題されていない重要性の低い点はできなくてもいいけども、出題されている重要性の高い点は絶対に押さえておいたほうが良いよ、みたいなことも言っていただけたりとか。無駄な勉強をしなくて済んだなってすごく思ってます。

齊藤:

答練は通信生だけれども、提出はしてたかな?

中島くん:

ほとんど提出してました。返却も早かったので、問題を解いて記憶があるうちフィードバックできましたね。

CPAの通信は気軽に質問できる

齊藤:

通信生だと、質問できるのか?とか、そういうところはやっぱ、不安な受講生というか通信生もいるとは思うんだけれども、中島くんの中で、わかんないなあとか、ここ、何すればいいんだろう、とかっていうところは、どういうふうに解決してたの?

中島くん:

わからないな、っていう箇所は講義とか解説とかで話してくれてたりするんで、そこまでわからないってのはなかったんですけれども、齊藤先生への質問とかはTwitterとかでも答えていただいたりとかもしたので、電話で質問するのは少し緊張するので、Twitterとかで答えてくれるのは助かりました。そういった面では、全然通学に引けは取らないのかな、とは強く思うんですけど。

齊藤:

確かにCPAはTwitterをしてる講師は質問対応してるね。そういう意味ではTwitterは通信生のフォローにも貢献できてるんだね。

中島くん:

Twitterとかでも全然質問に答えていただけるので、個人的には通信だからといって、不安というのは全然なかったです。

苦手科目は暗記に頼らず理解・イメージすることが大事

齊藤:

あとは、苦手な科目の克服方法とかってある?

中島くん:

講義中、なんで先生方はこのことを話してくれてるんだろう、って意識しながら勉強することが大切なのかな。やっぱり会計士試験って、受験勉強と全然違うじゃないですか。受験勉強って、知ってるか知らないかみたいなところが、あるのかなと自分では思ってたんですけど。でも、会計士試験の場合は、色々な切り口で出題されたりするので、暗記一辺倒だとダメじゃないですか。だから、なんで先生が今これを話したんだろうとか、どうしてこのツイートをしたんだろう、みたいなことを、けっこう意識しながら聞いたり読んでおくと、知識の幅が広がるというか応用力が身に付くと思いますね。そこを意識することで答練を受けていくと、やっぱり、成績が伸びてくるのかなと思うことがあったりはします。

齊藤:

苦手科目は?

中島くん:

経営学と、監査論はちょっと苦手でしたね。

齊藤:

苦手な科目をどう克服していったの?

中島くん:

経営学については、具体的な事例に置き換えてイメージしてましたね。例えばバイト先に照らし合わせて考えたことが実はあって、店長がお客さんや店員さんに対してどんな風に接してるんだろうみたいなこととかをちょっと考えながら、これって、マズローが言ったことなんじゃないのかな?みたいな風に考えながらイメージしておくと、理解しやすかったですね。

齊藤:

それって本当に大事で、やっぱこう、イメージができないと、なかなか、文章がすんなり入ってこない。イメージできないと記述もできないっていう話で、そういう具体例が身近な例で考えられたことは、苦手なものを克服していくためには、必要な視点なのかな、とは思うね。じゃあ、監査論の方は?

中島くん:

監査論は、まず、CPAに入るまではかなり暗記に頼ってるところがあったので苦手だったのかなと思います。CPAで講義を見たら、すんなり理解できたので、特段何かをしたという訳ではないんですけれども、やっぱり、他の論点のつながり、っていうのを講義中すごい話してくれたので、そこで理解が深まったし、成績も一気に伸びたかなっていうのはあるんですよね。

齊藤:

なるほど。まあ、あの量をなかなか暗記で対応するのは…

中島くん:

できないです(笑)かなり難しい。

齊藤:

暗記だと、短答式は合格できても、論文はっていうところもあるよね。

中島くん:

そうですね。

将来の自分をイメージしてモチベーションUP

齊藤:

あとは、通信生だとモチベーションの継続、というところ心配な受講生も多いとは思うんだよね。こういう時に、中島くんが、意識してた点とか実行してた点とかはあるかな?

中島くん:

そうですね。遊びたくなる時とかもあったりはしたんですけど、そのまま遊んでたら、もう後がないな、って思い直したというだけですけどね。あとは、やっぱり、公認会計士の仕事の幅やキャリア選択の豊富さとか自分の将来の選択肢の幅が広げるために今勉強してるんだと、合格後をイメージして、将来やりたい仕事をするんだとモチベーションを上げてましたね。

齊藤:

将来を意識してモチベーションあげるのは大事だよね。あとは、実行してたこととかはある?

中島くん:

とりあえず、何も考えないで、とりあえず勉強場所である図書館まで行ってましたね(笑)何か考えちゃったりすると遊びたくなるじゃないですか。だから、もう、何も考えないで図書館まで行ったら、なんだかんだで勉強するかなっていう意識でやってましたね。機械的にいつも図書館に行くクセをつけてたっていうのがあったのかもしれません。

齊藤:

なるほど。ルーティンじゃないけど勉強を習慣化することも大事だよね。他だと、勉強仲間がいるとモチベーション維持しやすいかなと思うけど、勉強仲間欲しくなったりはしなかったの?

中島くん:

地元に1人、やってる人はいたっていうか、たまに話してたんですけども、逆に誰かと一緒にいたりすると喋っちゃうってのがありましたね(笑)まあ、通信を選んだっていうのもあったので、欲しくなかったわけではないですけども、そんなに欲しいかって言われたら、

齊藤:

その点は大丈夫だったと。

中島くん:

それは大丈夫ではあったんですよね。でも、Twitterが本当にモチベーションにつながった、ってのがあるんです。例えば「今、サボっていませんか?」みたいツイートを読んで、自分はサボってるかもしれない、頑張らないとっていうのは、本当に大きくて。

短期的な目標を設定して勉強することで集中力もUP

齊藤:

なるほど。あとは具体的な勉強方法とかではあるかな?スケジュールを立てて、それを守るようにしたとか継続するための方法論っていうのがたくさんあると思うんだけれども。

中島くん:

短期的な目標を設定してましたね。特に答練の点数は目標設定して、意識しながら勉強してましたね。他だと、今日はここのページまでは、だいたい理解しようっていうふうには、やって、終わった後に、まあ、問題集を、何も見ずに1回解くってのがあって、それでどこまでできたかっていうので、ああ、これだけ集中してたんだなっていうのを、後で確認する、それをこまめにやってましたね。時間で区切ってみたりもして、3時間単位ぐらいでやってる時もありました。範囲とか時間を決めて、こまめに理解度をチェックしてました。そうすると、集中力高く学習できました。

合格のコツは、めげずに、素直に

齊藤:

あとは、通信で勉強していく上での合格のコツ、みたいな。

中島くん:

合格のコツは、めげないことですよね。続けることです。

自分の場合は、去年から1年で今年の論文式はすごく点数が伸びて、答練や模試でも点数が伸びてることが実感できたので、めげずに続けて点数が上がっていくことでモチベーションもさらに上がっていきましたね。

齊藤:

なるほど。モチベーションが点数をあげる要因でもあれば、点数がモチベーションをあげる要因でもある。相互的な関係性があるのかもしれないね。

中島くん:

去年の論文式は全然ダメだったのが、今年は答練・模試で合格圏内ぐらいにはいたっていうのが嬉しくて、そうなってくると、じゃあ、次も次も、っていうふうに、正の連鎖のような好循環が良かったのかなと思います。

齊藤:

他に合格のコツはある?

中島くん:

合格のコツですか。先生の言ってくれたことを着実にこなしていけば、まあ受かると思うので、そこはもう素直にというか。

齊藤:

講師の指導通りに1つずつ学習していく。まあこれは、独学でやって自分だけでは限界があるっていうのが、たぶん中島くんの場合だとクリアになってるからこそ素直に学習することができたのかもしれないね。

中島くん:

そうですね。学校ではじめて教わる人だと、なかには反抗心というか素直に学習できなくて、結果的に独自の理解になってしまう方もいるかもしれないですね。素直に指導通り学習した方が絶対成績は伸びますね。

齊藤:

1日どれくらい勉強してたの?

中島くん:

勉強時間は、週3くらいフルタイムで働いていたので、けっこう、日によってバラバラだったんですけども、多い日は10時間以上やってましたね。それでも毎日は少しでも勉強してました。あと、仕事の休憩中とか手の空いた時間はなるべく勉強するように意識はしてました。ちょっと空いた時間には、昨日やったことをなるべく自分は思い出すようにしてましたね。

齊藤:

それは、本当に大事だよね。あとは、自分の知識を整理するっていうか、テキストを見てインプットするんじゃなくて、アウトプットできるかどうかを整理するっていう視点で勉強してほしいかな。これは本当に論文の勉強の仕方のすごく大事な視点だとは思う。

中島くん:

答練とかで、点数が低かった箇所を翌日の仕事の休憩中とかに、そういえばなんで低かったんだろう、とか見ながら、ってのはすごくやってました。

齊藤:

逆を言えば、これだけ守ってれば受かるんじゃないか、みたいなものでもいいと思うし、逆に、これをやっちゃうと、まあ、受からないよねとか。気をつけなきゃいけないことはあるかな?

中島くん:

気をつけなきゃいけないところは、「なんとなくにしない」という点が大切かもしれないですね。分からなかったりしたら、なんとなくにしておくよりも、自分なりに納得するまでやるべきですね。あとよくやってたのが、アルバイト中でも空いてる時間とかに、口に出して、説明するのはやってましたよね。常に意識をする、ってのが大切なのかもしれないですね。

齊藤:

確かに、常に意識してれば、さっき言ってた、整理する、ちょっとした時間で整理するとかってこともできるようになるってことだよね。その辺を意識してれば、スキマ時間をうまく使えるぞと。本当に通信生だけじゃなくて、通学生でも、すごく重要な点だと。参考にはなると思いますね。

わかりました。最後に、後輩、ってまあ、CPAで通信でやろうと、CPAだけじゃなくてもいいんだけれども、通信でやっていこうっていうときの人たちに、まあ、こういうこと気を付けろと。

中島くん:

そうですね。とりあえず素直に、っていうのは、大事かなと思っていますね。あとは、真面目にちゃんとやれば、誰でも受かる試験なのかなと。あきらめずに。

齊藤:

ありがとうございました。

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