勉強方法は理解「最」重視—藤岡 佑将 さん

公認会計士を目指した理由

身近に会計士の先輩がおり、キャリアプランを設計する中で、会計士や弁護士などの難関資格を持つことが自分の助けになると言われたこと、また、国見先生の書籍『公認会計士のお仕事と正体がよ~くわかる本』を読んだことでCPA を知り、高い合格率に惹かれCPA を選択しました。

勉強方法

理論

理解「最」重視で勉強しました。2015 年12 月ごろに学習をはじめ、2017 年5 月短答に受かりましたが、特に2016 年12 月~翌5 月の期間は、企業法などそれまで暗記で対応していた部分も「なぜそういった条文があるのか?」など突き詰めて考えるようにしたところ、理論の成績が高いレベルで安定しました。

具体的には、友人と短答対策問題集の範囲(○ページ~○○ページ、など)を決め、それぞれ対応するテキストを読み、問題集をやってきた上で、間違えた問題、迷った問題、ひっかかった問題について自分がどう考えて間違えたのか、友人はどう考えたのか、どこにひっかかったのか、テキストには何と書いてあるか、どう考えるべきか、等を徹底的に議論しました。企業法はほぼ全範囲、監査論、財務会計理論は必要な部分を話し合いました。

このように短答対策で理解を深め、また議論したことが、論文式試験においても理解だけでなく、文章で表現する練習にもなったと考えています。最終的には一緒に勉強している友人を「なるほど、わかった」と納得させるまで説明し続けるので、的を射た論理的な表現力を鍛える良いトレーニングになったと感じています。

また、監査論については、某監査法人が開催した「監査体験」に参加した後、実施論のイメージがしやすくなり点数が安定したので、参加してよかったと思っています。

計算

僕は計算が非常に苦手だったので、講師やチューター、計算ができる友人にひっかけポイントやよくあるミスなどを聞いて回る「質問行脚」を行っていました。

よくできる人の考え方を聞くことで自分のものにすることができます。そのおかげで管理会計の計算は、図をしっかり描けるようになり成績が安定しました。

同じ目標に向かう友人達がモチベーション維持

ひとえに合格に必要な量を勉強することです。自分の勉強のやり方や、会計の予備知識がある人ない人によって、合格に必要な学習時間は違います。

人によっては様々な要因で精神的に参ってしまうことや、挫けそうになることもあると思います(僕はしょっちゅうありました)が、それに負けず自分に必要な勉強をすれば、必ず合格できます。

そんなことは言われなくてもわかっている。僕もそう思っていました。しかし、実際にうまくいかない時や、辛いときには忘れてしまいがちです。そんな時、それを思い出すきっかけも必要かと思います。僕自身にとっては、それは毎日自習室に来ることであり、同じ目標に向かう友人と話すこと、彼らの姿を見ることでした。CPA は人と人との距離が近く、それが大きな特徴だと思います。形はどうであれ、ぜひそれを活かしていただければと思います。

インタビューはこちら

https://cpa-net.jp/cpa-course/success-voices/fujioka

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