(論文生向け)監査論の勉強方法

皆さん初めまして。
CPA水道橋校でチューターをさせていただいております福田雄介と申します。
まず、簡単に自己紹介をさせてください。
①学習経歴:2017年3月勉強開始→2017年12月短答式試験合格→2018年8月論文式試験合格
②得意科目:監査論・企業法・経営学・消費税
③趣味:ダーツ、スノーボード、漫画、YouTube
といった感じです。以後お見知りおきを!
論文式の監査論が苦手な人とは?
監査論の上級答練が2回開催されましたが、皆さんの手ごたえはいかがだったでしょうか?
模範解答を見れば分かるのに、試験時間中にうまく「引き出せなかった」と感じた人は多いのではないでしょうか。
そういった方の頭の中はこのような状態になっているのではないかと思います…
言わば、「引き出しの中身を手探りで」探している状態だと思います。
短答式試験を突破された皆さんには、監査論の大部分の知識は備えているはずです。
では何が問題かと言えば、それを時間内に引っ張り出すコツをつかめていない、あるいは引っ張り出せるような用意を出来ていないことが原因です。
あなたの頭の中に知識がある状況を、タンスの「引き出し」に知識が詰まっているイメージで考えてみましょう。
短答式試験では、探すべき「引き出し」は問題の肢がそれぞれ示してくれます。
問われるのは、「引き出しの中にちゃんと知識が入っているか」です。
一方で論文式試験では、引き出しの中に知識があることを前提とすれば、
問われるのは、「どの引き出しを探すべきか」になります。
必要な知識を試験中に取り出せるようになるには
では、どうしたら必要な引き出しにたどり着けるでしょうか。
闇雲に引き出しを色々引き出してみるというのは非効率で上手くいかないでしょう。
引き出しに名前を付けるべきです。
引き出しを引く前に、そこにどんな知識が詰まっているのかを明確にしておけばいいのです。
それが、必要な引き出しを引っ張り出せるような用意です。
何が、どこの引き出しに入っているのか明確な状態であれば、実際に試験中に記述する中で、闇雲に迷うことはありません。
このような引き出しの状態を作るために、普段の学習にはどう落とし込めばいいでしょうか。
ズバリ、テキスト・論対レジュメの見出しを意識した学習をしましょう。
各論点(~の必要性、~が監査人に求められている理由等)に要素が数個あった時に、最初の一つを読んでいるときはその論点を意識できていても、3つ目あたりを読んでいると、ふんふんなるほどねとは思いつつも、一体何の話をしていたのかが不明確になってしまいがちです。
論点の内容を一通り読んだら、必ずその上にある見出しを再確認する癖を付けましょう。
そして、更に上位概念(ex.原則試査の理由←精査・試査等項目の抽出の話←監査実施論の総論)に立ち戻る癖も付けましょう。
このように読むことで、引き出しに名前が付き、
試験時に上位概念から掘り下げて、目的地を明確にした探し物ができるはずです。
試験時は結局のところ、問題文を読み取り、必要な引き出しの中の情報を引っ張り出しに行くわけですが、いきなりそこにたどり着けるわけではありません。
財務諸表監査において原則として試査が求められる理由の記述が求められた場合を例に、イメージしてみると…
まず、①必要な部屋(監査実施論の総論)に入り、
次に、②必要なタンス(精査・試査等項目の抽出の話)を見つけ、
そして、③必要な引き出し(原則試査の理由)に辿り着く
ことで、必要な情報を入手することになります。
この用意を、普段の学習でしておくことで「関連論点を思い浮かべ、必要な知識を探し出す」という答案作成プロセスを実現することができます。
以上が、私の意識していた論文式の監査論の勉強法になります。
皆さんの勉強の指針にお役に立てたでしょうか。
今後も、監査論に限らず、反響があればこのような勉強方法を発信していく予定です。
また、具体的な質問や相談についてもチューター一同受け付けておりますので、どんなことでもお気軽にご相談ください!