~監査法人のESの書き方講座~山田智博

眠れない日々を超えて

皆さんこんにちは!チューターの山田智博です。

この度は公認会計士試験の合格発表がございましたね。

合格された皆様本当におめでとうございました。

 

さて,ここで,一つ合格された皆様はある事件を再度確認したことだと思います。

そう!就活期間が異様に短いということです。笑

落ちたと思って何も準備してなかった,,,そんなあなた!慌てふためいていませんか?笑

約2週間しか就活の期間はないので,今からできることを全力でやっていきましょう。

 

そんな中で,監査法人の面接を考えてる皆さんはこれからESなるものと闘うことになりますよね。ESふざけんな書きたくない!書き方わかんない!そんな声が去年度僕の友人らに多かったことを踏まえ,今年は少しでも多くの人に僕のノウハウが足しになる程度でも良いので,参考になればなと思い,このブログを書いてます!

 

時間もないですし,雑談してる場合じゃないですね(笑)。

早速ESの書き方講座行ってみましょう☆


ES書き方講座


1.ESの基本

 (1)概要

基本的に聞かれる項目としては,“自己PR”,“法人選びで重視すること”,“弊監査法人への志望動機・将来のビジョン”や“希望の事業部とその理由”等です。

 

(2)文字数について

法人にもよりますが,質問される項目は約2~4つです。それぞれ文字数制限が設けられており,200~300文字であることが多いです。

○○文字以内という支持があった場合,何文字以上書けばいいの?と戸惑ってしまう方もいらっしゃると思います。実はこれには大体の目安が有りまして,だいたい〇〇字以内の数字の80%と言われています。

例:300字以内→300*0.8=240字以上

200字以内→200*0.8=160字以上 というような形です。

 

(3)語尾について

基本的にESは「です。ます。」調で書く方が多いです。文字数が200~300文字となってることが多いのですが,これって意外と実際に書いてみると一瞬でいきます。なので,「だ。である。」調で書くことになってもいいと思います。

実際に僕は,「です。ます。」調ver.と「だ。である。」調,双方作って出してみましたがどちらも通りました。ただし,必ずどちらかに統一しましょう。

 

2.基本構成

ESを書く上での一番重要なポイントは,冒頭に端的な結論を述べることです。

次に,結論の後に,詳細を述べていく形になります。ここで,自分の経験や能力を踏まえていたり,会社の分析等思考のプロセスを開示すると印象がより良くなります◎。

ESの答え方の基本:結論+詳細①+詳細②

(1)理由を問われる形式のパターン

例題:弊監査法人を志望した理由を300字以内お書きください。(2017年度あらた監査法人ES項目)

結論 私は貴社で働く上で自身の実力を遺憾なく発揮でき,且つ能力的にも人間的にも飛躍的に成長出来ると考えたため志望しました。
詳細① 私はコミュニケーション能力に自身があるので,チームの輪を作り出し,その仲を和ませることが出来ると考えています。そこで,明確なリーダーシップを発揮し,創造的なチームワークを創出することで経済の健全な発展に寄与出来ると考えています。
詳細② また,貴社は国際色が強いため,語学力を磨けるだけでなく,世界において最高水準の能力を持つ人材が集まっているので,その環境に身を置いて共に働く事で刺激を受け,自身の能力を高めることが出来ると考えています。(280字)

【解説】

・まず,300字以内ということで,240文字以上は書くことになるので,理由は2つ必要だということを考える。

・次に,結論の下線①②をもっと詳しく具体的に書いていくものが詳細①②となる。ここで,この表題の場合(2017年度のあらた監査法人のESには,自己PR項目がなかった。),他に自己PRをする項目がなかったため,ここに自己PRを組み込んでいくと非常に◎。この解答の場合は,コミュニケーション能力に自身がある→具体的に何が出来るかのアピールをするという流れ。

・また,詳細に何気なく御社を尊重するような表現があると○。この解答の場合は,国際色が強い→語学力を磨ける,優秀な人たちが集まる→自分も成長できるというような流れ。

 

 

 (2)自己PR系のパターン

 ①ポイント

自己PRは自分にはどんな能力(長所)が合り,それを発揮すれば御社においてどの様な活躍ができるのか,どの様な貢献を出来るのかをアピールすることに主眼を置きます。

→PRってプロモーションって意味ですからね!この商品買ってくださいってお客様にお願いする時に,その商品の良さを語ると思うんです。

具体例 ドライヤーのPR

ドライヤーであれば,このドライヤーの出す風にはナノイーが含まれており,ナノイーが水分を供給することで,キューティクルを引き締め,うねりを無くし,まとまりのある美しい髪になりますし,皮脂をケアすることが出来ます。あなたの髪に優しく理想のスタイリングを約束します。

みたいな形になりますね。これを自分に当てはめていく。そんなイメージです。

 

 

 ②埋もれるな!

自己PRを書く上で一番重要となってくるのは,その人の経験等を踏まえた文章になっているかどうかです。ESを読む人からすると,ESは何百枚も提出され,それを呼んでいくわけですから抽象的なことしか書かないとその中で目立たずに埋もれてしまうんですね。そんな中で,自分の経験等をふまえて,自分の長所でどんな事を行い,又は,達成したのかを伝え,それを御社にてどのように活かすのかを伝えると印象に残りやすくその人の個性にもなるので非常に◎です。会いたいと思ってもらえれば勝ちです!

まとめ

結論(私にはこんな長所・能力がある)+詳細①(その能力をいかしてこんなことをした)

+詳細②(その能力を活かせば御社でこんな活躍・貢献ができる)

補足

 短所も同時に聞かれる場合がある。その際にも基本の結論+詳細①+詳細②を崩さないことが大事です。また,短所を述べる上では,自分の良くないところを相手に伝えなければなりません。しかし,長所と短所は紙一重とも言えます。

よく,あの人は本当に〇〇で素敵だね。でも,悪い言い方をすれば,☓☓だよね。とい

う様なフレーズをお聞きになると思います。

例えば,,,

①あの人は自分を持ってて,格好いい。でも,悪い言い方をすれば,凄くナルシスト。

②あの人はお話がとても好き。だけど,悪い言い方をすれば,話が長い。

③あの人はとっても明るい。しかし,悪い言い方をすれば,うるさい。

そう,つまり物は言いようなのです。ESで短所を述べる時は逆のプロセスを辿りましょう。要するに,短所を語る最後(詳細②)に視点を変えて長所に運べるよう話を持っていき,会社に対してその長所が良い作用を施すということをアピールするのです。

 ここで,どのように改善するか等をしっかり書かずに,短所に対して別言すればいい意味になります!と答えてしまうとただの楽観的(良く言えば,ポジティブシンキング。日常で紙一重な褒め言葉ってたくさんあるんですね 笑)な人と思われてしまうので要注意です。しっかり,どういう風に改善をして,そしたらその短所ってこういう長所になるよねっていうロジックを組むのです!

 

 

例題:自己PR(長所・短所)を300文字以内でしてください。(2017年度あずさ監査法人ES項目)

結論a 私の長所は、社交的で明るく皆と仲良くなれ、組織や集団の仲を深める事が出来る所だ。
詳細①

私自身人と人を繋げる事に喜びを感じる点がある。専門予備校においてもいち早く受講生達と仲良くなり、交流を図るため、飲み会や講師を招いた懇親会を行い、その後の同期の仲を深めることが出来た。

詳細② 貴社においても、同期をまとめ仲を深めて、盛り上げる自信がある。
結論b 短所は、一つの事に集中すると周りが見えなくなってしまう所だ。
詳細③

課題にはまってしまったり、好きなゲームや本が発売されると、何もかもを放ってそれのみをやってしまう、熱中癖がある。

詳細④

何かにはまりながらも、他の事にも気を使える視野を持てれば、この短所も集中力の高さという強みとして活きると思う。(300文字)

【解説】

・まず,300字以内ということで240字以上は書くことになることを把握する。

・次に,長所と短所となると比率は基本長所多めになるようにフローを立てる。

→短所ばかり語る人はマイナスなイメージを持たれる。

・下線①の長所を生かしてどんな事を行ったのかの経験を述べる。

この回答の場合は,(繋げる事に喜び→長所の原点),仲良く慣れる→颯爽と友人を増やし自らが主体となって飲み会等の開催→同期の仲を深めたという流れ。

・下線②の短所を生かしてどんな事をしてしまいがちかの経験を述べる。

この回答の場合は,今まで学校の課題やゲームにはまる→何もせずにそれをやり続けてしまうことが多い→熱中癖

・上記の短所をどう改善して御社に貢献できるかをアピールしていく!

 

 (3)キャリア目標系のパターン

 ◆ポイント

しつこいくらいに口を酸っぱくして述べますが,ESの基本となる結論+詳細①+詳細②をベースに書いていきます。

結論:キャリア目標

 詳細①:具体的な目標

 詳細②:目標達成のために必要な事の分析

 

キャリア目標を聞かれる項目では,

・当人の向上心
・目標の具体的な計画力
・それに付随するロジカルシンキング
・その目標に向けて必要なものを考えられる分析力

以上4点がメインで問われているといえます。

 

では,例題ベースにやっていきましょう。

 

例題:将来のビジョン(⑩年程度先の将来でやりたい事)について200文字以内で記入してください。(2017年度あずさES項目改題,2017年度マッキンゼーES項目)

結論 商社を継ぎ、その会社を上場させ軌道に乗せる事が私の長期的な目標である。
詳細① 10年後の段階で上場を成功させたい。その後は、現在二か国である交易相手国を増やしたいと考えており、その為の経営や戦略のノウハウを身に着け、数世代後には自社の支店が世界の経済主要国全てに置かれている規模にする事が理想である。
詳細② 上述した目標達成の為に自身の飛躍的な成長、持つべき専門性の決断、幅広い交友関係の3点が必要であると考えている。

【解答】

・長期目標の結論を端的に述べる。

・この解答の例であれば,どんな風な会社にすることが目標なのかを具体的に述べている。

ついでに,その目標達成に向けての必要なものをジャブ程度に挟んでいる。

・最後にその状態にするために何が自分に必要なのか基本的には約3個であげていけると綺麗に収まるように思います。

 


これから就活に臨む皆さんへ


就活の期間は2週間しかありませんが,その短期間で決めるキャリアに今後何十年間が左右されることになると言えます。これってものすごい事件だと思いませんか?

だからこそ,自分のなりたい像だったり,本当はどんな自分がいるんだろうっていう自己分析等は非常に重要になってきます。僕自身も,自己分析をめちゃくちゃ行いました。その中で自分の本質に気づき,やりたいことを見つけ,将来これになるんだ!!そのためにどういうことを行ってどんな能力を身に着けることが大事だ!だから一歩目はここに行くんだ!という明確な道が見えた気がしました。

このように自己分析をしっかり行うことでESで書くような項目の内容って自然と浮かんでくる,書ける様になっていけると思います。

会計士の資格を取るために約3年~4年掛けてきたのに,肝心の第一キャリアを決める段階で手抜きをしては本当に勿体無いです!
3~4年間キャリアのために勉強を頑張ってきた。なのに,今後何十年のキャリアが本当に決まるその瞬間に手抜きをしちゃう。本末転倒というか考え直してみたら詰めの甘さに笑ってしまうほどですよね。

だからこそ,今からでも遅くありませんから,自分を見つめ直して,沢山悩んで,やりたいこと,一歩目でやるべきことをみつけて,是非ESでそれを大いに語ってやってください!

皆様のお力に少しでも慣れることを願ってこの投稿とさせていただきます。

本当にお疲れさまでした!そして合格おめでとうございます。

チューター 山田智博


資料を取寄せる(無料)  無料説明会を予約する