自分マネジメント(山田智博)

こんにちは!チューターの山田智博です。久しぶりのブログ更新となりました。
よろしくおねがいします。
Twitter事件
ところで,今回のブログはこのツイッターの1件について,,,
!!!!!
Σ(・ω・ノ)ノ!Σ(・ω・ノ)ノ!Σ(・ω・ノ)ノ!
いやいや,気にならない多すぎますよ(T_T)涙が出てきますね(笑)。
この結果をもとにどんな呟きをしようか試行錯誤してIKB大先生の的確なアドバイスのもと(指導的機能の発揮※二重責任の原則には抵触してません)藤原竜也を起用したのですが,後輩からこんな意見が届きました,,,。笑
確かに,,,“ぢき”しょ~”~”~”よりもこっちの方が秀逸でした。
ということで,この件については皆様の興味も引けず,ツイートのダメ出しをくらいとダメダメな1件だったみたいです(T_T)笑。
今後の糧にしたいと思います!!笑
そんな理由からブログ形式なら気になる方が読めて,且つ,気にならない方にとって邪魔にならないという結論に至った訳です!!んでもって,超特急でブログを書いてます(笑)。
自分マネジメントって何?
早速,本題に移っていきましょう!!
“自分マネジメントとは何か”
だいぶ胡散臭い名前をつけてしまって,正直恥ずかしい気持ちでいます。笑
本試験が近づけば近づくほど,時間が足りない気持ちになってきてちゃんと本試験の学習範囲を回し切れるのか不安になりますよね。僕も短答直前のこの時期そんな気持ちになってました。そこで,めちゃくちゃ大事にしていたのが,勉強計画です。この計画の作成や分析による修正,改善措置等を総称して“自分マネジメント”と名付けた感じです。
さて,ここからがTwitterの続き部分になるんですが,
“具体的には何をやっていたの?”という部分に迫っていきます。
今回は,ブログを読みながらも軽い復習につながったら良いなと言う気持ちも込めて,管理会計風に展開していきたいと思います。
経営者になろう
まず,自分は,公認会計士試験合格を目標とする会社の経営者だと思い込みます。
会社の定款(絶対的記載事項)は以下のとおりです。(会社法第27条)
① 短答式試験にごうかくすること(目的) ② 山田智博(称号) ③ CPA自習室(本店の所在地) ④~⑥ 省略 |
そして,我が社での必要なプロセスは以下の通り。
① 会社の目標を達成するための経営戦略・計画を打ち立てる →しっかり収益を出す(合格ボーダー+αの点数を取る)ため ② 業績管理(差異分析等) ③ 戦略・計画の修正 |
具体的な活動
1. 経営戦略・計画の打ち立て
ここでは漠然と自分に足りないものや癖,今までの成績や現状分析をします。
Ⅰ.経営戦略
まず各部門を以下のように設定しました。
① 財務会計 計算部門 ② 財務会計 理論部門 ③ 管理会計 計算部門 ④ 管理会計 理論部門 ⑤ 企業部門 ⑥ 監査部門 |
我が社の場合
ⅰ.特に今まで力を入れてきたのが,①と③の両計算部門。
この2部門についての収益性は非常に高く,これを維持していきたい。
そこで,高品質の維持を目指しつつも,開発リードタイムの短縮(回転時間の短縮)という原価低減を採用し,リードタイムの短縮により,若干の売価が下がることが予想されるが,その分,原価を低減させることで収益性の維持を図る方針である。
また,収益性は高いものの圧倒的に仕損(指示の読み忘れ等のケアレスミス)が多い部門でもあるため,この部門については仕損の処理を重点的に改善していく方針である。
ⅱ.圧倒的に弱いのは⑥の監査部門。ここを重点的に改善していきたい。
そもそも監査部門を設置したタイミングが遅く,時間をあまり割けていないことからこの市場でのシェアが小さいこと,また,この市場や業界のことをあまりイメージできていなかったため,監査部門の中でも,監査実施論や報告論と行った勘定科目までブレイクダウンして,それぞれにより多くの時間を割いて,付加価値をつけて収益性の向上を図る方針である。
ⅲ.次に,②④⑤の各々の理論部門であるが,これらは市場の競合他社にと比べて,利益は平均よりやや上回っている程度である。
より収益性の向上を図るために,開発リードタイムの短縮やラグビー方式を採用し,より一層原価低減を図り,尚且,ティアダウンを行い,付加価値の付与と原価の削減を図る方針である(成績の良い友人にどんな勉強してるかや苦手な論点についてどういうイメージや考え方を持ってるかを聞き,良いと思ったことをぱくる)。
さて,ある程度簡単なざっくりとした戦略を立てたところで,今度は,具体的な学習計画を立てていきます。
Ⅱ.経営計画
Ⅰの戦略のもと,各部門の標準を設定していきます。
つまり,①~⑥の部門について各々に会社の決算まで(短答式試験当日まで)の操業度と業績指標を設定(必要であろう学習時間や目標点数を設定)し,それを日毎に分割します。
また,各部門は勘定ごとに見ると多様な勘定から成り立っているため(財務の計算であれば,連結会計,税効果会計,退職給付会計等々)その勘定ごとにブレイクダウンした計画にします。さらに,勘定の中でも詳しく見ると,更に細かい場合がある(連結会計であれば,資本連結や未実現利益の相殺,成果連結等々)ので,会社の中でも売上額が大きいもの(重要性の高いもの)についてはその細かい項目ごとに計画を立てます。
◎ ポイントは,自分の中である程度,完璧な体制が整っている場合(ある程度得意な論点等)には,そこまで時間を割かない等の工夫が大事です。
加えて,上記とは別に,部門を度外視した,全体の操業度(何時間ぐらいは勉強しよう)等も設定します。
2.業績管理
ⅰ.実際に毎日の操業度と実際操業度を比較し,不利差異等を算定していきます。
※通常の操業度差異は,実際操業度と基準操業度のズレから生じる,単なる固定製造間接費の配布漏れという意味合いが強い。
(=勉強時間の指標はあくまで,これぐらいやろうというものにすぎないので,この科目今日は何時間多くやったぞとかの勉強時間の多寡についてはそんなに意味がない,要するに,勉強時間の云々ではなく質が大事だよってことです 笑)
ⅱ.ライブの答練を受けて,業績指標と実際のズレから生じる,不利差異等を算定し,それらの分析と対策を講じていきます。(なぜこんなに監査論に不利差異が!!こんなに時間を割いたのに,,,が多かったです)
①重要性の高い問題を間違えていないかどうか →重要性の高い問題を全て正解していても不利差異の可能性がある →普通に激ムズ答練でみんなできてないテスト →この場合会計士試験は相対試験となるのでそこまで気にしなくてよいという結論になることもある。 ②間違えてしまったとしたらそれはケアレスミス(指示の読み落とし等)なのか,理解が足らないのか,ど忘れしていたのか ③-1ケアレスミス→どういう場面でケアレスミスしやすいのかを分析したり,メモ書きして,次の答練の前に軽く読む等の対策へ ③-2理解が足りない→テキストのその論点に戻り,文章を読み,自分がどんなミスをしたのかをテキストに書き込む(本試験前にテキストの回転だけでどんな論点化を把握でき,効率化につながるので)→計算なら例題クラスを解けるようにする(それでも不安なら短答対策問題集の問題を1,2問解く) ③-3ど忘れしていた→なぜ,ど忘れしていたのかを分析。2週間触れていなかったことが原因だったりしたら,本試験中にど忘れしないために,全ての論点にちゃんと触れて,戦える状態にするための計画を立ててみる等をする。 ④特に間違えがちな苦手な論点を重点的に出来るような計画に修正する |
※あくまで我が社が行っている分析の一例であり,個々人によって差はあります。
3.戦略・計画の修正
上記の分析をもとに,1の経営計画に若干の修正を加えていく。
今後に向けて
自分マネジメントは,以上の様なイメージです(笑)。
勉強に集中出来ていない時などに僕はこれをやって楽しんでいました!勉強でもなんでも楽しんだもん勝ちですからね!
また,上記はざっくりと思いつくことを書いてしまったので,若干足りないこととかも多いと思うのですが,大事なことは上記のとおりにやることではありません。僕自身には合うやり方だったわけですが,それがそのまま皆さんに合う確率ってめっちゃ低いです。そこで,自分に合う分析や対策を見つけ出すことが,いわゆる,社会に出た後に“出来る人”と言われる人たちになると思うのです。
出来る人たちは,自分の中にこれなら成功するっていうルールや分析,マネジメント等があるなと最近感じます。また,そういう人たちは試行錯誤が得意なので,自ずと効果的かつ効率的な行動をしてるようにみえます。
会計士の勉強一つをとっても,この“出来る人”になった人が合格していくイメージがありますし,逆を返せば,会計士勉強ってただ辛いだけじゃなくて,合格をするときには,そういう社会に出た後に通用するノウハウを身につけられる勉強なのじゃないかなと思います。
自分を会社のトップに見立てて,どこを直すべきか,どんなふうにやると改善できるか,どこがポイントなのか
2~3年会計士の勉強に拘束される=社会に出た上で必須の上記のノウハウを身につけられる。ということになりますね。
辛いこともあると思いますが,あと2ヶ月弱一緒に頑張っていきましょう。
山田智博