
「ポジティブの方がいいんだけど,ネガティブも捨てがたい」佐藤講師(財務諸表論)

よく生徒から「先生って,毎日楽しそうですね!」と言われます。確かに毎日楽しく過ごしてはいますが・・。よし,今回は僕が思う,ネガティブなことが起こった時の対処法をご紹介しましょ~(@^^)
1.うれしいことと嫌なことは半々起こる!
僕の経験から思うんですが,「人間の一生って,うれしいことと嫌なことが同じ数だけ訪れて,±0で死んでいく」って思うんですよ。どーですか?ずっと嫌なことだけが起こり続けたってこと,経験ないと思うんですよね。
何か悪いことが起こるとするじゃないですか,「好きな人に振られる」とか「仕事で大失敗するとか」。でも,こういう発想を持ってると,嫌なことがあったら「次はうれしいことあるハズ」って,気持ちをプラスにもっていけるんですよ!
2.うれしいことと嫌なことは見方の問題
「1」を前提としても,人間の中には「いつも楽しそうだなぁ~」っていう人と「いつもつまんなそうだなぁ~」っていう人がどうしても存在してしまうんですよ。これってなんでか?
これは結局,見方の問題なんですよ,ネガティブが起こった時の。ここで,有名なセールスに関する話を。
アフリカに2人のセールスマンが靴を売りに行ったものの,現地に着いて2人は驚きました。なんとアフリカでは誰も靴を履いていなかったそうな。
それを見て2人のセールスマンはこう言ったとさ。
A「これは絶対に売れない。だって誰も靴を履いていないし・・・」
B「これは絶対に売れる!だって誰も靴を履いていないから!」
ポイントは2人に訪れた状況はまったく同じということ。
いつも楽しそうと思われている人って,半々に起こる一見,嫌なことさえうれしいことに変換してしまっているんです。
上記の例はなかなか日常には出てこないですが,毎日たくさんの出来事が一人の人間の下に訪れると考えると,ポジティブなのかネガティブなのかでかなり1日の感じ方も変わってきますよね!
3.ポジティブは自分で製造
ポジティブは自分で作り出せばいいんですよ!僕の例で言えば,4月から簿記の入門講義を担当したんですが,これ,準備がかな~り大変で正直,結構疲弊していたんです(>_<)
そこで「入門講義の回数が一つ進んだら,好きな居酒屋で飲んでOK!」っていうルールを作ったんです笑。そうすると一気に講義やるの楽しくなったんですよね,「これが終われば,飲みに行けるぞぉ!」って。
一応,このルールがなくても別のモチベーションで楽しんで講義をやっておりますので,ご安心を笑
よく「仕事がつまらない」「勉強するモチベーションが上がらない」とか聞くけど,「そんな状況は,自分で変えちゃえばいいじゃん」って僕は思いますね,マジで。
っということで,ポジティブシンキングについてツラツラ書いてきたわけですが,ポジティブは「楽観的」とか「訪れているマイナスを無視する」ってことではないです。
答練で100点中,20点だった時に,「いつか上がるから大丈夫!」とかっていうはポジティブではなく,単なる問題の先送り。
ポジティブな感覚は「あと80点上がるチャンスがある,そのためにはどうするべきなんだろう」と積極的に考えることです。ポジティブの捉え方は要注意ですね!
あと,難しい問題が1つ。常にポジティブがいいのか?
おそらくネガティブとのハイブリットがちょうどいいんだと思います。
実際に僕も良いことが連続して起こると「ゾッ」とするんです,「今後,何か悪いことがこれから起こるんじゃ・・・」って。そこで落ち着きとか冷静さを取り戻すんですよ。
皆さんも,答練で点数が取れてきた時にポジティブに自分の努力を受け止める反面,「たまたま自分の得意な論点が答練で出ているだけなんじゃ・・」っていういい意味でのネガティブさを持つことは必要かもしれないですね!
ってことで,今回は「ポジティブもネガティブも使い様!」というよくわからない結論にしておきます笑
5月短答本試験を受ける皆さん,とにかく今の時期はポジティブに行きましょ!