なぜ、日本の大学生は勉強をしないのか?海外の大学生と比較して考えてみる  古作講師

kosaku

 

皆さん、はじめまして。CPA日吉校で学生チューターしている、古作祐真(こさくゆうま)と申します。これから定期的にブログによる情報発信をしていきますので、よろしくお願いします!

 

今回のテーマは、私が会計士受験勉強中に感じたことを取り上げます。

 

 

『なぜ、日本の大学生は勉強をしないのか?』

 

私の周りで、「大学入ってから全く勉強しなくなった」という声をよく聞きます。大学生は勉強よりもサークルやバイト!といった文化が強く根付いているんでしょうね。まさに、「大学は人生の夏休み」状態が続いているわけです。そこで今回は、海外の大学生と比較することで、大学生が本来あるべき姿について論じようと思います!少し堅苦しい内容ですが、どうぞお付き合いください。

 

―海外の大学生はどのくらい勉強しているのか?-

 

日本の大学生は勉強をしていないという実感はあるとは思いますが、実際にどの程度勉強していないのでしょうか。アメリカの大学生と比較すると、下図のようになります。

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このグラフは、日本とアメリカの大学生の、授業に関する学習時間を比較したものです。驚くべきことに、日本の大学生の80%以上が、週における勉強時間が10時間以下であるのに対し、アメリカの大学生は60%以上が11時間以上勉強に時間を費やしています。

 

これを見れば、いかに日本の大学生が勉強をしていないかが分かりますね。正直驚きました。知的能力が圧倒的に吸収できる20代前後の時期に、ここまで差をつけられてしまうのは今後の社会に出てからの競争において非常に不利であると思います。

 

―でも、大学で勉強しなくてもいいのでは?―

 

しかし、今まで多くの先輩たちが、大学ではほとんど勉強をせずに社会で活躍していると思います。「大学では勉強しないで、もっと別の事をした方がいいのでは?」そう考える人も多いと思います。

 

たしかに、今までであれば、それで良かったかもしれません。20世紀後半、日本人同士だけで競争していた時代は、全員が大学で勉強していなかったので、社会に出てからのスタートラインがほぼ一緒だったからです。海外に目を向ける必要がなかったのは、日本の市場が常に成長段階にあったためであり、企業側も市場に適した日本人を中心に採用していたからです。

 

ところが、現代においてはどうでしょうか。日本の人口は減少傾向にあり、日本全体の市場は確実に縮小しています。それに伴い、日本の大企業は市場を求め、こぞって海外進出を図り、外国人の新卒採用も着実に増加しています。例えば、パナソニックの国内350人に対して、外国人1,100。ファーストリテイリングは国内500人に対し、外国人950を採用しています。グローバル化が進んでいく中、自分たちの何倍もの勉強をしていた外国人と闘わなければならないのです。もちろん就職後も外国人と競い合っていかなければいけません。正直これでは日本人の勝ち目はほとんどありません。

 

では、自分たちが今できることは何なのでしょうか。自らが進んで「勉強」するしかないのです。

 

―現在の日本の大学システムの欠陥-

 

しかし、いくら大学の勉強を頑張ったとしても、就活で特別に有利になるかというとそうではありません。なぜなら、多くの日本の企業が、大学での成績をほとんど評価の対象にしていないからです。これは、日本の大学の成績が、企業にとって参考にできないものになっていることに起因しています。そのため、多くの採用担当者が、学生生活でしてきた、学業以外のことを中心に評価するのです。これでは、大学で勉強する意味が殆どありません。

 

一方の海外の企業では、当然のように採用選考で大学の成績を参考にしています。海外の大学はしっかりとした授業を行い、課題も大量に出しますから、大学の成績で算出されるGPA(※1)を用いることで、企業の採用選抜を行っています。海外ではあと0.1点足りないせいで希望の会社の面接にすらいけないということが日常茶飯事なのです。そのため、海外では、大学の勉強を頑張って成績を上げることが、学生にとってとてもメリットのあることなのです。

※1 GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。 欧米の大学や高校などで一般的に使われており、留学の際など学力を測る指標となる。

 

こういったシステムの違いから、日本の大学生は勉強で成果を挙げても企業には相応の評価をされず、結果として真面目であればあるほど損をしてしまっているのです。この状況は改善しつつはあるものの、まだまだ時間はかかりそうです。少なくとも、自分たちが大学生の間は、この状況は継続していると思います。

 

 

―公認会計士という選択―

 

大学で勉強するメリットもないのに、大学生に「勉強」しろというのは酷ではないか!と思う人も多いと思います。もちろん、自分もそう思います。将来何らかの形で活きることはあるにしても、目に見える恩恵を受けられなければ、行動に移しにくいものです。

 

では、海外の大学生のように将来に役に立つ勉強が出来て、かつ企業に評価されるものはないのでしょうか。そこで、私は資格試験をおススメします。資格であれば、ある程度勉強は必要ですし、もちろん就活にも役立ちます。さらに、「試験合格」という目的意識を持って日々勉強できるので、メリハリのある学生生活を過ごすことができます。

 

その中でも公認会計士という資格は非常に魅力的なものであると思います。経済界でも最高峰の資格であり、専門性に関しても群を抜いています。さらに会計の知識・スキルはどの業界でも重宝されますので、キャリアの選択肢も豊富な点は魅力のひとつです。また、資格の難易度も、頑張って手を伸ばせば確実に手が届く絶妙な所にあるので、大学生活の中で目指していく目標としては非常におススメです。勉強嫌いの自分でも受かることができた資格ですので、そこに関しては保証できます!

 

人生一度きりしかありませんから、将来自分のためになることを、この大学生活中にした方が、今後間違いなく豊かに暮らしていけると思います。「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。」という福澤先生の言葉にもあるように、大学生活では、退くことなく、一歩前へ進んで、勉強に励んでみてはどうでしょうか。

 

 

参考文献:東洋経済ONLINE 「なぜ日本の大学生は、世界で一番勉強しないのか?」(辻 太一郎)http://toyokeizai.net/articles/-/13540

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