
【まとめ】論文式模擬試験に向けて経営学でやってほしいこと(永田講師)

経営学は論文対策期以外の講義が全て終了したため、これからは第1回論文模試に向けて復習を頑張っていただきたいと思います。よって、今回は、論文模試に向けて、経営学でやってほしいことをまとめていきます。
財務管理編
① 自分の苦手とする論点や理解があやふやな論点を徹底的に潰す!
他の科目でも同じですが、やはり自分が苦手な論点や理解があやふやな論点ほど、本試験で出題されます。一通り講義を受講し復習を経ている頃ですので、自分にとって苦手意識のある論点(多分、無裁定価格理論が難しいと考えている方が多いのでは??)が見えてきているはずなので、これらを論文模試までに必ず克服しておいてください。この時期に苦手な論点を克服しておくことで、4月以降の学習がかなりスムーズになります。
② テキストや問題集のみならず答練の復習も定期的に行う!
テキストや問題集の復習(計算問題を繰り返し解く作業)は当然のこと、意外と忘れがちなのは、既に実施された答練の復習。テキストや問題集では気付けない重要な視点などを多く盛り込んでいますので、答練の復習も定期的に行うようにしてください(既に実施された答練で出題した論点を、後々形を変えて再度出題することもあるので)。
③ 自分のよくする間違いを認識しておく!
計算問題を解いていると、端数処理の指示を見間違えたり、株価を算定する際の分子に企業価値を使ってしまったなど、自分なりのケアレスミスのパターンが見えてきていると思います。一度してしまったミスは絶対に繰り返さないよう、自分のよくする間違いは何なのかをまとめておくと良いと思います。ケアレスミスしやすい箇所は答練の解説の太字にも掲載されているので、そこに付箋でも貼って定期的に見直してみても良いと思います。
経営管理編
① キーワードを1個でも多く覚える!
問題集に掲載されているキーワード問題を利用することで、キーワードの暗記に漏れがないかどうかをしっかりチェックしてください(問題集を使わない方が毎年いますが、そういう方ほど本試験でド忘れしてしまい失点してしまっています)。
② キーワードを間違えて暗記していないか細心の注意を払う!
答練の採点をしていると、やはり、漢字の書き間違いやテキストとは違った表現で書いたりしている答案が散見されます。キーワード問題が取れなかったら合否に大きな影響を与えますので、間違えて暗記してしまっていないかどうか今一度見直してください。その際には、「特にこのキーワードは漢字の書き間違いをしそうだな」という感じで、自分なりにチェックしてみると良いと思います。
③ 典型の記述問題は問題集でおさえる!
問題集に掲載されている記述問題は典型論点が多いため、最低でもこれらはおさえておいてください(答練を採点していると、あやふやな答案が散見されたため)。
他の科目もあって大変だと思いますが、この時期は必死で乗り越えてください!!