梅沢講師

管理会計論 講義復習ブログ⑨ 組別総合原価計算,等級別総合原価計算,連産品  (梅澤講師)

 

 

管理会計論CPA専任講師の梅澤です。@umechan_cpa

 

11月からCPAでは初学者向け公認会計士講座の管理会計論の講義がスタートしています。この講義復習ブログでは,主にCPAの受講生向けに,講義内容の復習ポイントについて説明していきたいと思います。

 

今回は,中級期第13回~第15回で学習した組別,等級別,連産品についてです。

 

組別,等級別,連産品について

 

組別総合原価計算の計算処理について

組別の計算問題では,単純総合原価計算の処理に,組間接費を按分する手間が増えるだけなので実質的に新規に学習しなければならないものは無いに等しいです。ただし,個別原価計算から組別総合原価計算への移行に関しては,月初仕掛品原価の算定が必要となり,前月の指図書別原価データの原価配分が必要となる点は気を付けておいてください。

 

工程別組別総合原価計算について

組直接費の賦課,組間接費項目の部門別計算,組間接費の配賦,それぞれの手続きを勘定の流れで理解しておいてください。かなり複雑なので,じっくりと流れを確認しておいてください。

 

 

等級別総合原価計算について

等価係数の種類と関連付けて,3つの計算方法をマスターしてください。このうち,簡便法と組別に近い方法は,難しい話はまったく出てこないので,確実に得点できるようにしてください。

単純総合原価計算に近い方法については,仕損の処理と関連付けてパターンわけしておいてください。

・度外視法で仕損が終点発生→仕損分も等級製品別に分けて,完成品原価の按分の際に含める。

・非度外視法→仕損費を等級製品別に分けて算定し,区別したままそれぞれの等級製品に負担させる。

 

また,等級別計算が組別の簡便法であり,単純総合原価計算よりも厳密な方法である点を理解してください。つまり,組別と単純の中間形態が等級別総合原価計算となります。

 

連産品の定義について

連産品の定義をしっかりと押さえましょう。以下の2つの特徴を押さえましょう。

連産品は同時必然的に生産され,すべてが主産物である点。

副産物との違いは,すべてが主産物であり,経済的重要性が高い点。

 

連産品原価の計算について

①結合原価の計算

②結合原価の按分

③按分後の最終完成品原価の算定

この3ステップで計算をしていきます。②の部分だけが問われることが多いですが,①③についても問われる可能性はありますので,流れで押さえておいてください。

なお,①③では実際データを用いて計算しますが,②では見積もりデータを使用して等価係数を算定します。

 

②について,多くの場合,分離点における正常市価を算定して,これを等価係数にしますが,この計算は,結合原価を含まない見積利益の比率で結合原価を按分するイメージで理解してください。負担能力基準のイメージに合致すると思います。

 

②について,利益率を一致させる方法もあります。この場合にはテキストの表が作れれば解答できますので,機械的に解き方を押さえてしまって大丈夫です。

 

連産品の結合原価を按分する理由について

財務諸表作成のために結合原価を按分します。原価管理や意思決定に役立つ情報は得られません。この点は,連産品は同時必然的に生産され個別の生産が出来ない事を思考の出発点にして理解するようにしてください。

 

 

 

最後に,この範囲はそれ自体の論点はさほど難しくありませんので,完璧にしておいてください。しかし,仕損減損の処理も合せて出題されますので,単純総合原価計算の章の論点をしっかり理解していなければ得点源にできません。過去の内容もあわせてしっかりと復習するようにしてください。

 

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