斉藤講師

「監査論の短答式試験対策と論文式試験対策の違いは??」齊藤講師(監査)

 

こんにちは。

監査論の専任講師の齊藤です。

 

監査論の論文式試験対策を始めて,短答式試験対策と何が違うのか??どのような点に気を付ければよいのか??戸惑っている方もいるのではないかと思います。また,5月の短答式試験を受ける方にとっては,8月の論文式試験を見据えた学習方法って,どうすればよいのだろう??と思っている方もいるかと思います。

 

そのため,今回は,監査論の短答式試験対策と論文式試験対策の違いについて,書いていきたいと思います。

 

監査論の短答式試験対策と論文式試験対策の違い

 

まず,短答式試験では,文章が書いてあって,その文章の内容について正誤判断することが求められます。その一方で,論文式試験においては,文章を記述することが求められます。このように,アウトプットだけ見ると,まったく異なる試験のように感じると思います。

 

 

では,次に,インプット面の相違点について考えていきましょう。

 

論文式試験においては,どのような知識・能力が必要なのでしょうか。論文式試験においては,基本的には,以下の3つの知識・能力が求められます。

 

(1) 各規定がなぜ必要なのか,似たような規定の相違点はなにか,その規定が適用されるのは監査のどの段階(監査計画の策定段階,監査の実施段階,監査証拠の評価段階,監査意見の表明段階)であるかなどについて,しっかりイメージし,理解していること(この各規定の結論に至る理由を理解できていないと,自分で文章を記述することなんてできません。)

(2) 「重要なキーワード」「論文式試験会場で配布される参考法令基準集に記載されていない典型論点」について,記述できるように暗記していること(重要なキーワードが入っていないと文章が幼稚になってしまいます。また,典型論点については,ある程度の精度で記述することが求められます。)

(3) 事例問題も出題されるため,何を記述するべきかという事例の読み取りができること(適切に事例を読み取れないと,論点を外した答案になってしまいます。)

 

 

その一方で,短答式試験においては,どのような知識・能力が必要なのでしょうか。短答式試験においては,基本的には,以下の3つの知識・能力が求められます。

 

(1) 各規定がなぜ必要なのか,似たような規定の相違点はなにか,その規定が適用されるのは監査のどの段階(監査計画の策定段階,監査の実施段階,監査証拠の評価段階,監査意見の表明段階)であるかなどについて,しっかりイメージし,理解していること(この各規定の結論に至る理由を理解できていないと,忘れやすくなってしまいますし,その場で考える問題にも対応できなくなってしまいます。)

(2) 「各規定の結論」「短答特有のひっかけポイント」について,暗記していること(どの文言をより注意して読むべきかが分かっているか否かによって,正答率が圧倒的に変わってきます。)

(3) 短答重視論点についても,上記2つの対応を行うこと(公認会計士法や会社法監査など,短答式試験においては毎回出題されますが,論文式試験では出題されにくい論点があります。)

 

 

このように考えると,インプットについては,(1)の「イメージして理解すること(各規定の結論に至る理由を理解すること)」については,短答式試験対策と論文式試験対策で共通していることに気付きます。その一方で,(2)の「暗記するポイント」と(3)の「特有の論点」については,短答式試験対策と論文式試験対策で異なることが分かります。

 

 

 

このように整理すると,監査論の論文式試験対策は,短答式試験対策の学習をベースとしたうえで,暗記するポイントを変える,事例問題に慣れることが重要であることが分かります。

 

また,5月の短答式試験と8月の論文式試験の両方に合格するために,どの知識・能力を優先して上げにいくべきかが分かってきます。つまり,「イメージして理解すること」を優先するのが効率的だと分かります。短答特有のひっかけポイントの暗記や,規定の字面/文言についての表面的な暗記に時間を取られすぎてしまうと,論文式試験対策のときに,勉強法を大幅に変えなければならなくなるので注意してください。

 

ただし,短答特有のひっかけポイントの暗記や,短答重視論点の学習を疎かにしてよいわけではないので,注意してください。これは,あくまで優先順位の話ですので。。。

 

 

また,「短答式試験対策と論文式試験対策は全く別物」と思っている方も注意してください。「イメージして理解すること」を疎かにしている可能性がありますので。

 

 

なお,当然ながら,私が担当している監査論の講義では,「イメージして理解すること」を重視しています。具体的には,出来る限り,具体例を挙げながら,根底にある基本的な考え(前提)から説明しています。そして,皆さんが監査人だったら,どのような対応を実施する必要があるかについても,講義中に考えてもらうこともあります。

 

私の講義については,サンプル動画をいくつか用意してありますので,よかったら是非,ご覧ください。

・監査論を基礎から学習したい方や,監査論に時間が取れる方向け ⇒ 上級講義

・学習経験者の方で,効率的に監査論を学習したい方向け ⇒ 圧縮講義

 

 

 

齊藤 慶三

 

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