
会計士講座の講師は「会計士は見た!」を見た!

こんにちはッ。
CPAで公認会計士講座の講師をしている登川@noborikawa_cpaです。
僕は受験生時代に勉強のかたわら面白そうな会計本を見つけては読んでいました。
受験時代に会計本を色々と読んでみるのはおすすめです。
勉強した内容が出てくるとこれ知ってる!と成長を実感できテンション上がりますし,講義では習わない多角的な視点を獲得することができるので純粋に理解が深まります。
興味あるけど何を読もう?という方は個別にお答えしますので聞いてください。
ところでつい先日に書店で気になる本を見つけました。
その名も「会計士は見た!」です。
著者は公認会計士の前川修満さんという方です。
タイトルそして表紙の挿絵からして某ドラマを髣髴とさせますがその中身はいたって真面目です。
ジャンルとしては財務諸表の読み方でしょうか。実際の財務諸表を元に様々な視点で財務諸表の読み方が書かれています。
とりあげられているのはソニー,大塚家具,スカイマーク,東芝などなど,有名かつ最近話題になっている会社が中心です。
例えばソニーという企業が実はエレクトロニクスの会社ではなく金融の会社に変貌しつつあること,大塚家具の親子の内紛劇は日本型経営か米国型経営かの違いが原因であること,東芝の粉飾は数年前からその兆候が現れていたことなどが財務諸表から読み取れるというものです。
なかなか目の付け所が面白いなあという内容です。
普段の簿記では財務諸表の作成を勉強しますが,その財務諸表の読み方を知ることは受験生からしても新鮮だと思います。
それに財務諸表の読み方がわかれば簿記でやっていることもより理解が増します。
おすすめの一冊なので興味ある方はぜひ読んでみましょう。CPA日吉校の受講生は声掛けてくれればお貸しします☆
最後に問題です。
税引き前利益+400億
法人税等 △900億
当期純損失 △500億
このような連結P/Lになるのはどういうケースかわかりますか?考えてみてください。
答えは本書に書いてあります。