
2017年目標の方へ。短答式試験の問題を解いてみよう!

先日,公認会計士試験の短答式試験が行われました。2017年目標の受講生にとっては短答式試験までちょうど1年ということを意味します。
まだ1年も先ですので自分が合格レベルに到達するイメージは湧かないと思います。しかし公認会計士講座の簿記の講義も終盤に近づきつつあります。ここまで勉強してくると本試験のレベル感も知っておきたいという気持ちも出てくると思います。
そこで今回は先日の短答式試験で出題された問題の内,今の段階でチャレンジできる問題を5題厳選してみました。
ぜひトライしてみてください!
※ 問題を掲載していますが見づらい場合もあると思います。その場合にはこちら(公認会計士・監査審査会)から問題を確認してください。
腕鳴らし問題
まずはテキストの例題レベルの基本的な問題から。本試験では難しい問題しか出題されないと思ってしまいますがそんなことはありません。基礎的な問題もちゃんと出題されます。
問題6 社債
問題15 リース会計
問題19 外貨建取引
いかがでしょうか?基礎的な知識がまっすぐ問われていますね。これらの問題は合格するためには絶対に正解すべき問題です。ちなみに目標時間はどれも5分以内といったところでしょうか。
さて肝心な正答はというと・・・
問題6(正答2) 問題15(正答3) 問題19(正答6)
となります。詳しい解説はこちらで確認してください。(リンク先中央に解説へのリンクがあります。)
チャレンジ問題
電卓も温まったところで続いてはチャレンジ問題をやってみましょう。個別問題と総合問題を1問ずつ用意しました。こちらの問題は先程の腕鳴らし問題に比べて難易度があがっています。レッツチャレンジ!
問題16 退職給付会計
数理計算上の差異がからんだ退職給付会計の問題です。普段の問題とは違う形式で出題されています。?の箇所を資料から1つずつ求めていけば正答ができます。
この問題は確かに難しいですが解けないことはありません。そのため難易度B(できれば正答したい)となっています。
正答は,
問題16(正答4)
問題23 連結会計の総合問題
連結の総合問題です。未実現利益と税効果会計がメイン論点の問題です。どちらも苦手意識を持ちやすい論点ですね。内容的には講義で扱っているものだけですが,集計力が必要であるため難易度は上がっています。4問ありますが,2問正解すれば十二分という問題です。
ちなみに今回CPAの受講生に色々聞いてみたところ,1問しか解けませんでしたという方も多くいました。
正答は,
問題23(正答4)問題24(正答6)問題25(正答3)問題26(正答6)
一言メッセージ
来年の短答式試験に合格する上でこの時期に大切なのは簿記の基礎力をしっかり高めておくことです。
具体的には以下の3点です。
① テキストで扱った内容を理解し知識をおさえること
② 問題集や基礎答練レベルの問題をしっかり解けるようにすること
③ 上記を網羅的に反復し知識も計算力も自分のものにすること
短答式試験まであと1年。1日1日をしっかり勉強すれば合格できます。頑張っていきましょう!
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CPA会計学院
財務会計論講師
登川雄太(Twitter)
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