梅沢講師

管理会計論 講義復習ブログ① 材料費会計

 

 

最近、外がめっきり寒くなってきましたね。管理会計論CPA専任講師の梅澤です。@umechan_cpa

 

11月からCPAでは初学者向け公認会計士講座の管理会計論の講義がスタートしています。この講義復習ブログでは、主にCPAの受講生向けに、講義内容の復習ポイントについて説明していきたいと思います。

中級期第1回と第2回 材料費会計について

今回は、中級期第1回と第2回で学習した材料費会計についてです。

 

材料費の定義について

定義をしっかりと押さえましょう。物品を消費することによって発生する原価が材料費ですので、棚卸減耗費は材料勘定から出ますが、物品の消費ではないので経費に分類される点に注意です。

 

材料費の分類について

まず、各種分類の定義を押さえましょう。そのうえで、以下の3点に注意してください。

・形態別分類は財務会計との関係上必ず必要な分類である事

・機能別分類は原価管理のための分類である事

・製品との関連による分類は、“一定単位”を特定した上でなされる分類である事

 

購入原価に算入する材料副費について

まず、材料副費は購入原価に含めるものと含めないものに分類する点を意識しましょう。

このうち、原価計算基準における購入原価に含める範囲は、引取費用は必ず含め、内部副費は自由と押さえましょう。

購入原価に参入する内部副費は、原則として実際発生額で計算しますが、金額基準ないし数量基準での予定配賦も認められています。

 

購入原価に算入しない材料副費について

間接経費処理するか、材料費に配賦します。材料費への配賦については、計算はやらなくて良いでしょう。また、間接経費処理であって間接材料費でない点に注意です。費目の分類は必ずできるようにしておいてください。

 

値引割戻の処理について

原則1つ例外2つの、3パターンを必ず押さえてください。また、割引は原価計算外の収益になりますので、原価計算上は無視です。

予定受入価格について

購入原価は、原則は実際の購入原価だが、例外として予定価格での計算が認められています。材料副費との兼ね合いがありますので、特に指示の無い限り、予定受入価格は基本的に購入原価を予定していると考えてください。

また、予定価格を使うことで、受入時に得られるメリット2つ、消費時に得られるメリット2つを必ず覚えてください。消費時のメリットの内、製品原価の変動の排除について補足します。製品原価の変動要因は単価の変動と消費量の変動の2つがありますが、製造部門において管理不能な単価の変動を排除でき、製造部門において管理可能な消費量面の変動のみを反映させた製品原価が算定できる点がメリットになります。なぜメリットになるかというと、期間比較が意味のあるものになる(財務諸表上の比較性を確保できる)ためです。製造部門の能率が良かったか悪かったかを判断する際に、製造部門において管理不能な単価面の影響が含まれた製品原価で期間比較をしても意味がないですよね?単価面の影響は購買部門の責任ですから、これが混ざってくると比較しようがありません。

 

材料の消費額の算定

出入記録の有無で計算方法が変わります。

出入記録を行うもの → 原則として実際の消費数量×消費価格で算定

出入記録を行わないもの → 原則として当該原価計算期間における買入額

 

材料の実際消費数量

材料の消費数量は、原則として継続記録法、例外として棚卸計算法と押さえましょう。それぞれのメリットデメリットは対になっているので、片方を覚えてください。

 

材料の実際消費価格

材料の実際消費価格の計算は、仮定計算として先入先出法、総平均法、移動平均法があります。後入先出法は廃止されていますので無視でOKです。個別法は仮定計算をせずに、バーコード管理等で消費した材料の価格を厳密に使用します。これらはすべて選択適用になり、原則例外等の関係にありません。

 

材料の予定消費価格

材料の消費価格は原則実際ですが、例外として予定価格を用いることができます。消費額に予定価格を用いるメリットは、予定受入価格のメリットのうち、消費時のメリット2つと当然に同じになります。

 

棚卸減耗費の算定

材料の受入価格や消費価格をどのように計算するかで、棚卸減耗費の金額が変わります。テキストの3パターンにわけて押さえてください。特に、消費時のみに予定価格を用いた場合には棚卸減耗費は実際価格で計算される点に注意です。

 

材料元帳

返品と返還の処理がかなりややこしいですが、単価が分かる時はその単価で、分からない時は原価配分の仮定に従って計算するという基本方針のみ押さえ、後はゆっくり計算の練習をしてください。

 

最後に、管理会計論は理論も重要ですが、まずは計算です。計算を何回も何回も練習することで、考えなくても解けるレベルにまで仕上げる必要があります。試験中に考えている時間はあまりないですので、反射のレベルを目指して計算を解きまくってください。地道な努力のみが成果に繋がります。一緒に頑張っていきましょう!!!

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