登川講師

財務諸表どうしの関係!貸借対照表を中心に考えると財務諸表のつながりが見えてくる。

こんにちはッ。
東京CPAで公認会計士講座の講師をしている登川( @noborikawa_cpa)です。

財務諸表には,貸借対照表,損益計算書,キャッシュ・フロー計算書,株主資本等変動計算書の主に4種類があります。

簿記を理解する上で,財務諸表のつながりは非常に大切です。今回は財務諸表のつながりについて,普段の講義では説明しないような視点で説明します。

財務諸表には大きく2種類ある

まず最初に大切なのは財務諸表の分類です。4つの財務諸表は以下のように2種類にわけることができます。

ストックの財務諸表 貸借対照表
フローの財務諸表 損益計算書,キャッシュ・フロー計算書,株主資本等変動計算書

ストックとは,一定時点の状況を示す財務諸表で,フローは期間の情報を示す財務諸表です。

貸借対照表のみがストックに関する財務諸表で,その他の3つはすべてフローの財務諸表ということがわかります。

貸借対照表を中心として考える

現在は財務諸表が4つありますが,最も重視されるのが貸借対照表です。

現在どれだけの財産があり,どれだけ借金があるのかということが企業分析のスタート地点になるからです。

それでは具体的に貸借対照表をみてみましょう,

貸借対照表①

貸借対照表から現在の企業の情報がわかります。

さらに前期の貸借対照表も用意し2年分を並べてみます。

貸借対照表2期分

こうすると情報量が増えますね。「1年間で現金が30増えた」というように増減までわかりますので,企業分析にさらに役立てることができます。

貸借対照表の増減

他の財務諸表は貸借対照表を補完している

ストックの財務諸表である貸借対照表だけでもフローの額はわかります。ではフローの財務諸表は不必要なのでしょうか?当然そんなことはありません。

なぜなら貸借対照表のフローには限界があるからです。それは「現金がどういう活動で増えたのか?」というように増減理由がわからないということです。(上記の貸借対照表を見ても,何で現金が増えたかはわからないですよね。)

そこで,他の財務諸表の出番です。

損益計算書などフローの財務諸表はフローの理由を示すという役割があるのです。

損益計算書は利益剰余金の増減理由を,キャッシュ・フロー計算書は現金の増減理由を,そして,株主資本等変動計算書は純資産の増減理由を示しているのです。

これらをまとめると以下のようになります。

貸借対照表とその他の財務諸表の関係

どうでしょうか?

4つの財務諸表は,貸借対照表が中心でそれ以外の財務諸表はその情報を補完していると捉えることができるのです。

【簿記の細道】
ボブ「各財務諸表を完全にぶつ切りで捉えていたのでいまいち理解できていませんでした。各財務諸表は貸借対照表と結びついているんですね!」

ノボ「そうだな貸借対照表を中心に考えると,各財務諸表の理解もより明瞭になるんではないかな!このようにストックとフローが完璧に結びついているところが,簿記のすごいところだ。新しい知識をストックしたところでひとフロ浴びてくるか!」

⇒To Be Continued…!?

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東京CPA会計学院
財務会計論講師
登川雄太(Twitter

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