梅沢講師

短答式試験2か月前!管理会計論の出題傾向と勉強法!

 

 

こんにちは CPA管理会計論講師の梅澤です。@umechan_cpa

 

最近は,めっきり飲みにもいかず,麻雀もしていない梅澤です。

 

ついに短答式試験2か月前になりましたねー。

この時期の管理会計論の勉強法について,ちょっとだけ書いていこうと思います。

 

まずは,近年の管理会計論の短答式試験の出題傾向をおさらいしていきます。

 

出題範囲と問題数について

 

・原価計算論点+CVP分析で8問,その他の管理会計論点で8問出題されています。

・計算が65点分,理論が35点分出題されます。

・計算の内,原価計算論点+CVP分析で5問,管理会計論点で4問出題される。

・理論の内,原価計算論点が3問×5点,管理会計論点が4問×5点で出題される。

・原価計算論点の理論は,概ね原価計算基準から出題され,その他は標準原価計算の理論が考えられる(もちろん,それ以外の出題もありうるが可能性は低い)。

 

ここからは,上記傾向から導かれる対策を,前半の8問と後半の8問にわけて検討していきます。

 

問題1~問題8について

まず,理論対策(3問分)ですが,原価計算基準絡みで出題される問題を確実に押さえましょう。少なくとも2問は出題されると思います。原価計算基準の押さえ方は,内容の理解(各規程の内容を人に説明できる状態)があることを前提として,とにかくたくさん回していきましょう。一回理解しているのであれば,とにかく何回も基準を読み込むのがお勧めです。また,原価計算基準以外で考えれば,標準原価計算の理論(当座標準と基準標準,勘定記入法,差異の把握時期等)が出題される可能性が高いです。これで確実に10点~15点取れるようにします。

続いて計算対策(5問分)です。まずどのような論点があるのか整理しますと,以下の7項目となります。横にある数値は,過去16回の短答式試験での出題数になります。

①費目別計算 7問

②部門別計算(製造間接費会計) 15問

③個別原価計算 13問

④総合原価計算(単純,組別,等級別,追加材料,工程別計算) 28問

⑤連産品 7問

⑥標準原価計算 14問

⑦CVP分析 8問

 

上記の中からバランス良く出題されることになりますが,まず②③④⑥は,それぞれ1問ずつ出題される可能性が高いでしょう。場合によっては2問出題される可能性もあります。特に④総合原価計算は範囲も広いので2問の出題も可能性があります。この辺りは過去問を中心に重点的に復習しておいてください。また⑥標準原価計算は特に時間のかかる問題を作りにくいので,得点源にしやすいです。重点的に対策しておいてください。

なお,重点的に対策すべき論点を挙げましたが,これだけ論点が少なく,またこの中から5問出題されるわけですから,どれも出題される可能性は高いといえます。⑤⑦については論点がかなり少ないので必ず得意にしておいてください。ただし,①の費目別計算に関しては,やや出題可能性が劣るとともに,難しい(正答率が低い)問題として出題されることが多いので,多少手を抜いてしまって良いでしょう。

 

問題9~問題16について

管理会計論点からは,理論4問,計算4問が出題されています。出題範囲の要旨の変更にあわせて計算に関する出題論点を以下のようにまとめます。横の問題数は計算での出題実績です。

①予算管理(予算編成及び予算統制) 5問

②資金管理 6問

③財務諸表分析 10問

④原価企画(目標原価の設定,機能別部品別展開) 4問

⑤ABC 10問

⑥業務的意思決定 16問

⑦設備投資経済計算 10問

⑧事業部制の業績評価,内部振替価格,企業価値評価 13問

 

なお,理論が出題された論点は計算では出題されない可能性が高い(もちろんされることもあるが)点に注意してください。

①の予算管理については,理論もしくは計算のどちらかで出題されます。計算の場合には予算統制で出題される割合が多くなりますので,予算実績差異分析(利益増減分析)の対策を中心に行っておいてください。

②の資金管理も理論もしくは計算のどちらかで出題される傾向にあります。理論・計算ともに出題実績の多い運転資金の管理を中心に対策しておいてください。

③財務諸表分析も理論もしくは計算で出題されます。理論計算ともに出題される場合に難しいものも多いですから,基本的なものだけ対策しておいて,その他は出たとこ勝負で良いでしょう。

④原価企画に関しては,基本的に理論の対策がメインになります。計算での出題実績は目標原価の設定絡みになりますので,計算の対策は完璧にしておいてください。

⑤ABCはこれまで前半の8問で計算問題として多く出題されていましたが,出題範囲の要旨の変更に伴い,今後は後半の8問で出題される可能性があります。出題実績からすれば計算での出題となりそうです。内容は難しくないため,過去問中心に出題パターンを把握しておいてください。

⑥業務的意思決定も出題可能性は高いですが,過去問と同じように出題されるわけでもないため,比較的得点しにくい傾向にあります。経済的発注量分析を除き,費用対効果はさほど高くないと思います。

⑦設備投資意思決定については,キャッシュフローから算定していく問題は得点しにくい傾向にありますが,多くは所与のキャッシュフローを用いて正味現在価値や回収期間等を算定していく問題になります。キャッシュフローの把握はあまり練習しないで良いですから,投資案の評価法のみしっかりと対策しておいてください。

⑧分権組織の論点は,計算もしくは理論でどちらかは出題されるでしょう。計算理論ともに業績評価に偏って出題されているため,業績評価を中心に復習しておいてください。

 

上記では計算を中心に説明してきましたが,理論については全体的に万遍なく対策しておいてください。細かい理論対策をするよりは,各手法などの定義を,他の比較できる手法との違いを意識して押さえ,メリット(目的)デメリットをきっちり押さえておきましょう。

短答式試験2か月前の全体的な勉強方針について

また,全体的な勉強方針ですが,ある程度の下地の理解があることを前提に,計算理論ともに,高速で何回も回転させていくことがお勧めです。時期も時期ですから,計算の注意点や解答作業の下書き,覚えるべき理論を,とにかく覚えるという作業に入り始めるべき時期です。じっくり吟味することも重要ですが,結局覚えていなければ得点できません。覚えるためには軽くで良いので,とにかく何度もその論点に触れてください。本当に驚くほど覚えられます。

 

 

以上,ばーっと思いつくままに書いていきましたが,管理会計論に時間を使えない方は,直接相談して頂ければ,手を抜いて良い論点,力を入れるべき論点等,もっと細かく説明してあげられますので,是非相談に来てくださいね。@umechan_cpa

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