先行学習で在学中短期合格!総合順位52位!—田之倉 京子 さん

【私が会計士を選んだ理由】
数学が好きで理系を専攻していたので、将来も数字を扱う職業に就きたく、公認会計士試験の勉強をしようと決めました

――:田之倉さん、本日はよろしくお願いします。

田之倉:よろしくお願いします。

――:田之倉さんが公認会計士について知ったのはいつ頃でしたか?

田之倉:高校時代に簿記の勉強をしていたのもあって、会計士という職業は知っていました。

――:早稲田実業学校高等部出身でしたね。

田之倉:そうです。

――:早稲田実業学校は高校時代に簿記の勉強をしているのですか?

田之倉:そういう訳ではないです。文系専攻の人は3年生の時に選択科目で簿記の授業を取れるのですが、私は理系専攻でしたので自主的に勉強しました。

――:具体的に会計士を目指そうと思ったのはいつ頃ですか?

田之倉:大学2年生の夏休み頃に、自分の将来について考えた際、一般的な就職活動ではなく何か資格を取りたいなと思いました。高校生の時、数学が好きで理系を専攻していたので、将来も数字を扱う職業に就きたく、公認会計士試験の勉強をしようと決めました。

――:一般的な就職活動を選ばなかったのは、企業に勤めたとしてもやりたいことが見つからないと思っていたということですか?

田之倉:私は楽観的なので、説明会巡りとか、エントリーシートを書かなきゃいけないのが向いてないかな、と思いました(笑)。

――:大学ではゼミにも参加しましたか?

田之倉:管理会計にとらわれず、幅広いことをしていて、私の場合は、バランスド・スコアカードについてプレゼンをしたり、ビジネスゲームを春休みの間に、3、4日くらい皆で閉じこもってやって、その後自分たちの会社の財務諸表を分析したりしました。また、私は3年生になったときには、金沢の新幹線の開発について発表をするために、石川県に行ったりしました。

――:そのゼミでは、会計士の資格を受験することに対しての理解はありましたか?

田之倉:私と同じ学年では、昨年1人合格していましたし、今年の12月に短答試験を受ける人とか、社会人になってから会計士の勉強を始めようと思っている方もいました。後輩では、会計士試験を受験生仕様とする人が結構多いゼミに参加していたので、理解はあったと感じています。

【CPA入学と短期学習での短答試験】
先生に相談して、先行学習でカリキュラムを前倒しに進めるような日程を組んでもらいました

――:話が大学1年生の時に戻りますが、1年生の時は将来どのように考えていたのですか?

田之倉:その時は、ひたすらスーパーのレジ打ちのアルバイトをしていたので、特に将来については何も考えていませんでした(笑)。もう少し時給のいいバイトもできたと思うのですが、ずっとレジ打ちに憧れていて、ピッピピッピしたいなと思っていて始めました(笑)。

――:大学に入って、サークルはされていなかったのですか?

田之倉:サークルには入っていませんでした。バイトと仲のいい友達と遊んだりする生活を、1年半くらい続けていました。

――:最初にCPAを選んだ理由は何ですか?

田之倉:合格率が一番高かったからです。やはり合格率が魅力でした。他の学校は合格率を出してないですからね。親も、ここ合格率高いみたいだよ、とCPAを押してきたので決まりでした(笑)。

――:簿記の無料体験講座は受けましたか?高校時代に簿記の勉強をご自身である程度していたから、体験講座には行かなかったのかな?

田之倉:体験講座には行かなかったですね。

――:体験講義は行かず、CPAの講師から話を聞いて、その印象と合格率で入学を決意されたのですね?

田之倉:そうです。

――:CPAに入学されたのは、2年生の何月でしたか?

田之倉:9月から入りました。

――:短答を受験されたのは、いつですか?

田之倉:3年生の5月です。大学の同級生が就職活動を始め出したころで、とても焦ったのを覚えています。私が入学したコースの学習カリキュラムでは、順調に会計士試験に合格したとしても、3年生の12月に短答試験に合格して、4年生の11月に最終合格して、同じ年の12月に監査法人の就職活動をすることになります。でも、大学の同級生は3年生から4年生の春にかけて就職活動が終わっています。大学の周りの子と同じ時期に就職活動が出来ないので、もし会計士試験に合格できなかったら、私はずっと就職出来ないのではないかと焦りを感じました。そこで、2年生の9月から勉強を始めたのですが、講師の方に相談をして、先行学習でカリキュラムを前倒しに進めるような日程を組んでもらい、3年生の5月に短答試験の1回目を受けられるように勉強することにしました。

――:勉強を始めて9か月後に短答式試験に合格することを目標に定めたのですね。

田之倉:はい。実際に本当にそれを決めたのは、2年生の12月頃でした。

――:なるほど。もっと短期間なのですね。アグレッシブですね。

田之倉:CPAには、カリキュラムに先行して学習を進められる先行学習という制度があるので、チャレンジすることができました。結局、3年の5月の短答試験までには企業法の勉強が追いつかなくて、結果は不合格でした。実際に短答試験に受かったのは、3年生の12月です。

――:それでも凄い事ですけどね。

【大学との両立と短答合格】
大学の講義をメインとして過ごしていて、夏休みなどの長期休暇の時に、詰め込んで会計士の勉強するようにしていました

――:田之倉は、どこで勉強されていたのですか?

田之倉:私はずっとCPAの自習室に通っていました。家だと全く集中出来ないので、無理やり通っていました(笑)。

――:2年生だと大学の授業も結構ありましたよね?

田之倉:けっこうな数の授業がありました。

――:大学の講義とCPAの学習のバランスは、どのように考えていたのですか?

田之倉:私は結構大学の講義をメインとして過ごしていて、夏休みなどの長期休暇の時に、詰め込んで会計士の勉強するようにしていました。

――:では学校がある期間は、あまり無理をしていなかったのですか?

田之倉:そうですね。それほど根を詰めて勉強したわけではありません。

――:大学生は夏休みや冬休みがあったりして休みが多いですからね。

田之倉:私は、授業をさぼることができないタイプなので。メリハリを付けて勉強していました。

――:大学時代は、真面目に大学に行かれたのですね。

田之倉:そうですね。休むことはあまりなかったと思います。

――:ペースは少し落としているものの、大学の授業がある日でも会計士の勉強はしていましたか?

田之倉:はい。していました。

――:ライブで講義を受講していたのか、それともDVDを借りて視聴していたのか、どのように講義の視聴を進めていたのでしょうか?

田之倉:財務諸表論に関しては、ずっとライブで受けていました。他はDVD視聴でした。

――:大学のある時期の具体的な過ごし方を教えてください。

田之倉:そうですね、平日の昼間は大学でしっかり大学の授業を受けてから、夕方暗くなる頃にCPAに来て、ライブの日は財務の理論を受けて、ライブのない日は他の科目のDVDを見て、という生活をしていました。大学が休みの期間に入ったら、朝からCPAに通ってしっかりDVDを見たり、財務諸表論以外のライブ講義に出てみたりというやり方をしていました。

――:学習は、順調に進みましたか?

田之倉:高校で簿記を学習したこともあって計算科目が得意だったため、最初のうちはスムーズに学習を進めることが出来ました。しかし、3年時の5月短答式試験が終わった時にひと休みしてしまい、6月は全然勉強が出来なくて、企業法に着手出来ていませんでした。その頃に大体講義のDVDがリリースされますが、大学のテストもありどんどん視聴しないといけないDVDがたまっていき、8月になってから企業法を毎日1本ずつ見るという、結構大変なスケジュールになってしまいましたね。

――:どのくらいその日々が続いたのですか?

田之倉:企業法の講義をすべて見終わったのは9月末くらいで、そこから12月短答式試験に向けて答練を受けていきました。

――:そのペースだと12月もギリギリじゃなかったですか(笑)?3年生の12月短答試験では、良い結果が出ましたか?

田之倉:奇跡が起きたんです(笑)。間に合わないのではないかと不安もありましたが、本番は点数がのびました。試験本番までに詰めた結果、4科目の中で企業法が一番良かったです。

――:だいぶ変則的な講義の受け方になっていたような気がしますね。講義はメインに個別DVDを視聴していたようですが、答練はどうされていましたか?ライブで答練を受けましたか?

田之倉:2年生の3月くらいまではライブで全科目の答練を受けていました。しかし、監査論は先行で5月の短答式試験を受けるために、4月以降もDVDを見ていたので、答練はライブでは受けていなかったです。企業法も、短答対策の時は全然ライブでは受けませんでした。他の科目に関しては、全部リアルタイムで受けるようにしていました。

【理解重視の学習で総合52位合格】
ちゃんと理解して、思い出せるようにする理解中心の勉強をすることがとても大切です

――:CPAでは、重要性と網羅性を意識しながら、理解中心の勉強を勧めています。田之倉さんの場合、先行学習で短期間のうちに短答試験を受験しようとされていたので、短答の勉強方法が暗記中心になってしまったということはありませんでしたか?

田之倉:それはありませんでした。私は暗記がとても苦手なので、とにかく理解しようと頑張っていました。

――:なるほど。短期合格を目指して先行学習を進めるとしても、やはり理解しながら進めないといけないということですね?

田之倉:はい、そのとおりです。どの科目でも記憶した方がいいことをたくさん学習します。焦って暗記中心の勉強になると、途中で覚えきれなくなりパニックになります。ちゃんと理解して、覚えていなくても思い出せるようにする理解中心の勉強をすることがとても大切です。

――:さて、ちょっと話は飛びますが、今年の論文式試験合格の総合順位は52位と、とても良い成績で合格されましたよね。どのような勉強方法をされたのですか?

田之倉:まず12月の短答式試験が終わってからは、新しく加わった経営学と租税法をみっちり取組み基礎固めして、他の教科は答練に向けて勉強しました。

――:短答式試験と論文式試験では勉強方法が違いますよね。短答受験の時から理解することを重視して勉強していたということでしたが、短答式試験合格後も勉強の仕方は変わらなかったでしょうか?

田之倉:そうですね。アウトプットには工夫をしました。短答式試験のときは、ひたすらテキストを読み込む、回転数が大切だと思いました。だから、テキストをひたすら読んでいました。でも、論文式試験は、マークシートで選択するのではなく、自分で全部答えを書かなくてはいけません。私は、アウトプットが苦手だと感じていたので、自分の言葉で表現できるように、階段などでテキストをブツブツ読んでみたりしていました。やはりアウトプットをしないと、本当に分かっているかどうかが分かりません。例えば、ある項目を見て、自分でスラスラと説明出来るレベルまで理解できているか?そのレベルまでテキストを回転できているのかどうか、という事を確認していました

――:論文受験期になっても、答練はライブで全て受けていましたか?

田之倉:はい。特に論文受験の時は、きちんと全部受けていました。

――:答練をペースメーカーにして、受けられる勉強の仕方でしたか?

田之倉:はい。短答式試験のときは自分でどんどん進んで学習していましたが、論文式試験に関しては、試験までの時間はみんな同じなのでカリキュラムに沿って勉強しました。

――:論文受験時代には得意な科目、苦手な科目はありましたか?

田之倉:数学が好きなので、管理会計が一番理解できたし好きでした。逆に、苦手だったのは企業法ですかね。

――:短答受験のときの苦手意識は、最後まで続いてしまったのですね。

田之倉:そうです。残念ながら続いていました。

【CPAの重要性】
とにかく毎日CPAに来て、頑張ったことだけは誰にも誇れます

――:重要性を大切に効率よく勉強しよう、とCPAでは進めていますが、田之倉さんの中で、重要性はどのような事を意識しながら勉強しましたか?

田之倉:テキストにA、B、Cと重要性が振られているので、重要性がAのところは、毎回テキストを回転する時に見ようとしました。

――:A、B論点を中心にまわそうとしていたのですね。

田之倉:そうです。私の周りは上級生で優秀な方が多く、皆さんは網羅的に勉強していました。それを見ていて不安で仕方なかったので、結局私もC論点まで勉強しました(笑)。

――:だから、高得点が取れたのでしょうか?

田之倉:そうですね。重要性を意識しながらも幅広く勉強しました。上級生に負けないように幅広く勉強したので、結果として得点が取れたのだと思います。

――:講師の先生に、よく相談したり質問したりしましたか?

田之倉:あまりしませんでした。基本的に、テキストがすごく分かりやすいので、テキストで完結してしまうことが多かったです。どうしても分からなかった時は、周りにいる友達に聞いて解決させていました。

――:なるほど。繰り返しになりますが、52位になられた秘訣って自分では何だと思いますか?

田之倉:私自身、なぜこのような順位がとれたのかよく分からないです(笑)。でも、周りの人から色々吸収できたのが大きかったかな、と思います。

――:吸収とは、例えばどういうことですか?

田之倉:休憩室で先輩方が難しい話をしている時に、その会話に参加して、自分の理解を深めたりしていました。過年度に短答式試験を合格されている方は、答練で必ず良い点を取るので、私は初受験だけど負けないように頑張ろうという向上心で頑張りました。

――:普段の答練の成績はどうだったのですか?

田之倉:教科にもよりますが、経営学は安定して良くて、管理会計論も得意だったので良かったです。逆に、やはり企業法に関してはあまり良くなく、最後の答練もひどかったです(笑)。財務諸表論も苦手だったので、答練も点数が半分取れたことが確か1回もありませんでした(笑)。だから、どうして私の総合点が高かったのか自分でもよく分かりません。でも、とにかく毎日CPAに来て、頑張ったことだけは誰にも誇れます。

――:勉強をしているときに、全然成績が上がらなくて嫌になったり、スランプを感じたりすることはありましたか?

田之倉:スタートの成績が低めだったので、ずっと上がり調子を維持することができたので、いつも楽しかったです。あとは、答練で悪かった科目を重点的に勉強し、そういう意味で勝手に重要性をつけて勉強していたかもしれません。

【私のテキスト活用方法】
重点的に勉強しなければならないところだなっていうことを、目で分かるようにしていました

――:次は、教材についてお話を伺いたいと思います。

田之倉:一番加工したのが財務諸表論のテキストです。まず行っていたのは、論文式試験に出そうな論点をとにかく付箋でマークしていました。そしてそこしか見ないようにしていました。あとは、答練で出たところや、答練の解説に入っていたところは、こういう感じで緑のペンで書いて、これは重点的に勉強しなければならないところだなっていうことを、目で分かるようにしていました。

――:優秀な先輩たちの影響もあって網羅性も含めてやっていたと言われましたが、A、B論点だけですまなくなってしまったのではないですか?

田之倉:はい。重要性Cのところも貼っていましたね。

――:付箋は、わかったら外すとかの工夫はしていたのですか?

田之倉:いいえ、出そうなところに全部に貼っています。分かっていても分かっていなくても必要だと感じたところに印をつけました。

――:テキストを回していくうちに付箋は増えていきましたか?

田之倉:変わらなかったですね。

――:何回転くらいしましたか?

田之倉:答練のたびに必ず1回転はしていました。財務諸表論には時間を割いていたので、最終的には10回転以上はしていたと思います。

【将来の会計士像】
開催された監査法人の説明会がきっかけで担当したい業界を見つけました

――:大学の授業で残っているのは、もうゼミくらいですか?試験が終わって、今はどんな大学生活を送っていますか?

田之倉:ずっとゼミの卒論を進めていなかったので、卒論を進めるために、本を読んだり書いたりしています。あとはCPAの同期のみんなで、打ち上げみたいな感じで旅行に行ったりしています。

――:これから田之倉さんは、どのような会計士になりたいですか?

田之倉:この事だったら田之倉さんに任せたい、って思ってもらえるような、しっかりした会計士になりたいです。

――:専門性を持っているような会計士ですか?

田之倉:はい。

――:次にチャレンジすることを決めていますか?

田之倉:監査法人に就職してからは、不動産会社の監査を担当することが決まっているので、不動産関係の資格を取ってみたいと思っています。

――:どうして不動産会社の監査をすることを選ばれたのですか?不動産に興味があったのですか?

田之倉:CPAで秋に開催された監査法人の説明会があって、その時に話した方がたまたま不動産関係の方で、その方の話を聞いて、不動産会社のって楽しそうだな、と思ったのがきっかけです。意外と希望する女性が多いですよ。

――:色々な縁で新たな道が拓けそうですね。監査法人に行っても頑張って下さい。本日はありがとうございました。

 

――インタビュアー:福岡

合格者の声


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