先手必勝の苦手克服方法で企業法10位で在学中一発合格!—田島史都さん

 

――:田島さん、本日はよろしくお願いします。さて、田島さんは、早稲田大学商学部の3年生で、2016年の12月に短答式試験に合格されて、今年の2017年8月の論文式試験に合格されたということですね。おめでとうございます。

田島:ありがとうございます。

【公認会計士を目指すきっかけ】
学問を突き詰めて難関資格を1個取っておくと、後々自分のキャリアプランの選択肢も広がります

――:まず田島さんが会計士という仕事を知り、目指そうと思ったのはいつ頃ですか?

田島:大学に入学してからです。大学に入ってまず1つ決めていたのが、何か大学のうちに「これは1つやり遂げたぞ」と思えるものを見つけ、全力で取り組むことです。これは、中学時代に厳しい部活に入っていたことが影響しています。

――:部活動は何をやっていたのですか?

田島:陸上をやっていました。コーチも厳しく毎日部活でした。中学生だった当時は辛いと思うことが多かったですが、今になって思い返すといい思い出だったなと思えます。

――:なるほど、その経験もあって大学生活でも何かやり遂げたいなと思ったのですね。商学部に入学されたのは何か理由があるのですか?

田島:もともと数字を扱ったり、ビジネスニュースを見るのが好きでした。経済学部は結構理論的な感じだと思うのですが、商学部はより実務に即したイメージがあり、面白そうだなという興味で商学部に入りました。

――:具体的に会計士を目指そうと思ったきっかけはありますか?

田島:大学学内で簿記3級、2級講座が開催されていて、その3級の講義を受講しました。受講しているうちに、自分の得意な数字を通して企業活動を理解することができることに興味が沸きました。それが会計士を目指そうかなと思ったきっかけです。

――:大学で簿記3級を受講するまでは、簿記について全く知らなかったのですか?

田島:母親が税理士事務所のパートをしていて、会計という学問があるのは知っていたのですが、簿記が具体的に何をやるものなのかというのは全然知らなかったです。

――:学内での簿記講義を体験後、すぐに会計士の学校に入学されましたか?

田島:4月中は、大学時代にやり遂げるものを何にしようか?と悩んでいたので、バイトを始めてみたり、サークルを回ってみたりしました。しかしながら、やはり学問を突き詰めて難関資格を1個取っておくと、後々自分のキャリアプランの選択肢も広がりますし、学生時代に将来の自分に投資するために時間を使ったほうがいいと思いました。なので、4月中に学内の簿記の3級、2級講座を受け終え、資格試験を中心に大学生活を有意義なものにするために、1年生の5月の初めにCPAに入学しました。

【平準化したカリキュラムで大学との両立も可能】
スケジュールに沿ってやっていけば、大学の単位を落とすほど追い込まれるということはありません

――:大学ではサークル活動は全くされていなかったのですか?

田島:最初は少ししていたのですが、だんだん勉強で忙しくなってきてあまり行かなくなりました。

――:サークルとの両立で悩んだりしましたか?

田島:サークル活動自体も週1回程度の活動で忙しくはなかったので、勉強メインでたまに参加していました。だんだんCPAの勉強の方が楽しくなってきて、友達もCPAにいるし試験に向けて本腰を入れるためにサークルはやめました。

――:大学1年生から始めると、大学の勉強との両立は大変ではなかったですか?

田島:自分はサークルもバイトもしていなかったので、大学との勉強の両立はあまり苦に感じたことはありませんでした。CPAは大学の定期試験期間中、講義や答練のスケジュールが入っていないので、CPAの勉強をしているからといって大学で単位を落とすようなことはなかったです。

――:よく会計士の勉強をしていると、最初はゆっくり受講できていたけど途中から授業のコマ数が増え「やり切れない、大学も大変だ。」という話がありますが、田島さんはうまく両立できていたのですね?

田島:CPAができるだけ早めに、均等になるような授業の割り振りをしてくれていたおかげです。

――:CPAではカリキュラムが平準化されており、ある一定の時期に大きな負荷がかかる学習方法は取っていませんからね。

田島:スケジュールに沿ってやっていけば、大学の単位を落とすほど追い込まれるということはありませんでした。CPAに通っていることを理由に大学の単位を落とすというのは自分でも良くないなと思っていたので、そこは意識していました。

――:ちなみに大学の成績は良かったのですか?

田島:ほかの人と比べると、いいほうだと思います。

――:商学部で勉強する内容は会計士試験に役立つ科目が結構ありますよね。

田島:会計学や企業法、管理会計論などが役立ちました。

――:主に会計士の勉強はCPAの校舎で勉強していましたか?

田島:私はCPAの自習室はあまり使っていなくて、大学の図書館や自習室で勉強していました。CPAにはロッカーにあるテキストを取りに行くついでに先生に質問しに行ったり、ライブ講義を受けるために通っていました。そのほかの自習は大学を使っていました。

――:早稲田大学の自習室の居心地は良かったですか?

田島:政治経済学部の校舎が3年前ぐらいにできたのですが、そこの図書館がきれいで利用していました。また7号館には「おしゃべり禁止」と書かれた自習専用のスペースがあり、そこもきれいで環境もよかったので使っていました。

――:電卓使用禁止などのルールはなかったのですか?

田島:ありませんでした。

――:そうですか、便利でしたね。大学の授業は全部出ていましたか?

田島:基本的に出席していたのですが、短答前とか論文前は会計士の勉強をしたいというのがあったので、ノートとかレジュメは友達に回収をお願いして、CPAの勉強に集中していました。

――:大学の講義は1年生2年生で数は多かったと思うのですが、それもほぼ出席されていたのですか?

田島:していましたね。語学は出席しないと単位を落としますから。

――:そのほかの科目はどうしましたか?

田島:大学の授業は自主性に任されているので、出られる時は出席していました。会計士の勉強をしていましたし、関連する科目は、テスト前に頑張れば単位が取れるので、大学との両立という点ではあまり苦労はしていないです。

――:大学の成績はどうですか?会計士試験の総合合格順位ぐらいは取っていますか?

田島:もっと高いかもしれないです(笑)。

――:大学のゼミには会計士試験を受けている方はいらっしゃるのですか?

田島:ゼミ生が同期で17人いるのですが、会計士を目指しているのは3人なので、多いかと言われるとそれほど多くはないですね。もっとほかに会計士受験生が多く半分以上会計士受験生というゼミもあるので、そういうゼミに比べたら少ないかなと思います。

――:3人のうち、結果を聞いても大丈夫ですか?

田島:2人受かって1人落ちました。

――:田島さんの所属するゼミからも合格者が出ると、また来年会計士を受験したいという人が多く入ってくるのではないですか?

田島:来期の2年生は、半分ぐらいは会計士受験する学生が入ってきてくれるので、自分もできるアドバイスがあれば積極的にしていきたいなと思います。

【CPAのスケジュール管理】
3ヶ月に1回ガイダンスがあるので、目標設定にブレはなかったです

――:講義はライブとDVDどちらで受けることが多かったですか?

田島:基本的にはライブ講義を受けていました。用事があってライブ講義を受けられなくても、翌日にはDVDで同じ内容のもの見ることができるので、欠席してもすぐに追いつくことができました。できるだけ未受講のDVDを溜めることなく、ライブ講義の3日後までには受け切って、後々に首が締まってモチベーションが下がらないように意識していました。

――:しっかりとスケジュール管理がなされていたようですが、このような目標設定やスケジュール管理はご自分で工夫されていたのですか?

田島:CPAでは3ヶ月に1回ぐらい、講師による勉強ガイダンスがあります。入学してすぐのガイダンスで、「大目標、中目標、小目標という3つの目標を設定して、小目標から徐々に達成していけるように自分で計画を立てて勉強していくと、最終的に論文式試験合格という大きい目標が達成できます。」というお話を伺いました。自分は頭もよくないし、コツコツ地道にやっていくほうが自分の性格には似合っていると思い、ガイダンスのアドバイスを基にスケジュールを手帳に書き込んだりして勉強していました。

【先手必勝の苦手科目克服方法】
得意なんだと最初に思ってしまえば、勉強の手が遠のくことを防げると思っていました

――:勉強していく中で得意科目や苦手科目はありましたか?

田島:合格するためのポイントとして、できるだけ苦手科目をつくらないという意識がありました。苦手科目がなぜできるのかというと、テストで点が取れないから苦手意識を持ち、だんだん手も付けなくなって、更に点数も落ちていく、負のスパイラルに陥るからだと思います。だから、苦手科目をなくすために各科目の最初の答練である基礎答練の1回目に高得点を出して順位表に載ってしまえば、その科目に対していいイメージを持って苦手科目にならないと思っていました。

――:順位表に名前が貼り出されるぐらいになれば「得意だね」と周りからも言われるようになるし、先手必勝で苦手意識を持たないようにしていたのですね。

田島:そうですね。そのため苦手科目はあまりないです。

――:CPAの答練や模試の成績はいつも上位に位置できていましたか?

田島:全部平均かそれ以上の成績は取れるようには意識していました。論文模試が全2回ありましたが、それぞれ1位と2位でした。

――:常にランキング上位で、周りからも頼られることが多かった田島さんですが、意外と心配性だという話も聞きました。

田島:心配性ですね(笑) 心配性プラス負けず嫌いなので、順位表によく名前が載っている方を一方的に意識して「このテストはあいつに負けないぞ」と勝手にライバルを設定していました。逆に自分自身もいつも答練では順位表に載っているのに、模試の順位表に載っていなかったら「田島どうしたんだ?」と馬鹿にされるかなと身が引き締まりました。

――:よく先生には質問やアドバイスを受けましたか?

田島:CPAの講義とテキストをしっかりと抑えていれば解決できるようになっているので、勉強の内容を質問することは少なかったです。それよりも、先生にはモチベーションが下がっている時や、目標を設定に迷いがあった時、総括的な勉強の方法などを中心にアドバイスを頂いていました。

――:一番お世話になった先生は誰ですか?

田島:いつも齊藤慶三先生にアポを取って伺っていました。

【合格者チューターの存在】
会計士試験合格者チューターだからこそ、今僕が陥っている問題を理解してくださいました

――:CPAの特徴としてチューター制度というものがあります。これは大手予備校だとほとんど実施されていない制度なのですが、田島さんはチューターとは仲が良かったですか?

田島:チューターさんには先生には聞けないような初歩的な勉強の質問や直前期の悩みなど、ラインを交換して相談させていただいていました。たまにご飯にも連れて行ってもらったり、結構仲良くさせてもらっていました。

――:チューターに相談しやすかったですか?

田島:はい。勇士さんや磯田さんには、本当に良くしていただきました。チューターさんは全員試験に合格しているので、この時期に実際何を勉強していたか、試験までの気持ちの持ち方など実体験を基にアドバイスをくださいます。年齢も近いので、身近な存在として相談しやすかったです。

【企業法10位!上位合格の秘訣】
ひとつだけ得意科目を作るのではなく、「全科目で平均点を出すこと」が大切だと思います

――:田島さんは論文式本試験の成績開示を見ると、総合順位は119位で合格。特に企業法が10位ということで、大変立派な成績ですが、この順位は自分でどう思われますか?

田島:総合順位で2桁に入るというのを、短答試験が終わってから一番大きい目標としていたので、正直成績を見たときは全然嬉しくなくて、「やっちまったな、届かなかった。」という気持ちのほうが大きかったです。でも、冷静に企業法の順位だけを見ると十分満足できる結果は得られたかなと思います。

――:119位も十分素晴らしい成績だと思います。この成績は、どのようにしたら得られたる結果なのでしょうか?

田島:自分は、苦手科目がなかったので他の人に比べるとバランス型だったと思うのですが、各科目苦手科目をなくして、全科目バランスよく取れるようにしておけば119位くらいなら狙えるかなと思います。できない人は、1〜2科目足を引っ張る科目があって、1つだけ得意科目があっても、その苦手科目の失敗を得意科目で埋めていくみたいな感じで合格をつかんでいくと思うのですが、この方法では高い順位を狙うのは難しいです。確実に合格するには、穴をなくして1〜2科目得意科目をつくっておいて、できるだけ平均点を下に引き下げる科目を作らないようにしておくと、半分より上ぐらいでは受かるのではないかなと思います。

――:なるほど。総合順位や企業法の順位がすごいのですが、ほかの科目の順位はどうでしたか?

田島:経営学が19位、租税法が100位ぐらい、監査論は会心の手ごたえだと思っていた割に本番では700位でした(笑) それが一番低かったです。やはり本番は全て予定通りバランス良く高得点とはいかないものです。

――:監査論は得意だったのですか?

田島:監査論は、論文模試の2回目で1位を取っていたので、本番でも良い順位がとれるかなと思っていました。

――:ちなみに田島さんの性格はどのような性格だと思いますか?

田島:自分は陸上の長距離をやっていたこともあって、粘り強いというか我慢強い性格だと思います。長距離走の時もそうですが、苦しいことがあっても諦めずに前に進み続ける、物事を継続していける力は、ほかの人に比べてもあると思います。その点で公認会計士試験の勉強は2年間という長期間の勉強でしたが、苦しいことがあってもストレス発散しながら勉強を進めていけたので、自分の粘り強く我慢強い性格に会計士試験は向いていたかなと感じています。

【CPAのテキストが分厚い理由】
CPAのテキストはボリュームがある分、説明もしっかり載っていてわかりやすかったです

――:CPAのテキスト教材は分厚いとよく言われるのですが、実際使ってみていかがでしたか?

田島:CPAのテキストは分厚い分、網羅性があります。ただ全ての論点を記載しているだけでは分厚く重いテキストですが、全科目それぞれの論点にしっかりと重要度が付されていて、重要性A、Bの論点から回していけば必然とテストでも高得点が取れるようになっているので、そこまで厚さは気にならなかったです。

――:なるほど。重要性が付されているので、重要性を意識して出やすいところから中心にやっていこうということを意識されていたのですね。

田島:そこはかなり意識してやっていました。

――:また網羅性があるということは、細かな枝葉の論点まで丁寧に説明されているということですね?

田島:そうですね。他校のテキストを友達に見せてもらったことがありますが、CPAのテキストはその4、5倍ボリュームがありました。他校の監査論のテキストはとても薄くて、友達から「うらやましい」と言われたこともあります。CPAのテキストはボリュームがある分、説明もしっかり載っていてわかりやすかったです。

――:他校のテキストは概要しか書いてないことも多いので、自分で解釈して理解する必要がありますが、CPAのテキストだと理解の仕方や背景まで書いてあるので、「こういうことか」という意味まで分かるのですね?

田島:図表も全科目のテキストにたくさん書かれているので、もしテスト中にすぐ細かい内容が思い出せなくても、テキストに載っていた図をパッと思い浮かべて「ここら辺かな」考えていくと答えにたどり着くことができます。

――:なるほど。図も含めて理解できているので、分からない問題でも「あそこを書けばいいな」ということが推測できたのですね。

田島:CPAのテキストで勉強して本当に良かったと思います。

――:理想的な勉強ができたわけですね。それでも最後は暗記が必要になることもあるかと思うのですが、暗記は得意だったのですか?

田島:暗記は比較的得意だったので、そこは特に苦にならず、ひたすら教材を回していましたね。

――:田島さんの教材の回し方は、ほかの人と比べて何か特徴はありましたか?

田島:ライブ答練を受ける前の日までに、絶対にその答練の範囲は一周しようと思っていました。復習のタイミングとしては1回講義を見終わった後、翌日までに内容を復習する、そして答練を受ける前までに同じ範囲をもう1回転か2回転させていました。いつこの論点を勉強するかを手帳に全部書き込んで、チェックを付けて進捗度を確かめながら勉強していましたね。

【私のテキスト活用方法】
目標から逆算して細かい日割の計画を立てて、勉強していました

――:教材に関していろいろ質問させてください。今日は科目順位10位の企業法の教材を持ってきていただきました。どのような使い方をされていたのでしょうか?

田島:短答式試験の企業法は間違いポイントや引っかけポイントをある程度暗記していれば高得点が取れる科目ですが、論文式試験だとそれがガラッと変わって自分で文章を記述しないといけなくなります。論文式試験を勉強する上でのポイントは、論文対策集を見てキーワードに線をき、この論点に対してキーワードが何個あるかを見極めることから始めて、自分で理解しやすいように文章を構造的につくり直し回していくようにしていました。

――:短答式試験の勉強とはやり方を変えていたということですか?

田島:短答式試験には趣旨の記述がないので、文章を覚えること自体はあまりしていませんでした。ですが、論文式試験は短答式試験に比べ、長い文章を記述しないといけないので、論点に対して文章内にポイントが何個あるかをメモして、そのポイントを覚えていきました。

――:さらに細かく記入してある手帳も見せていただいているのですが、この手帳はどのように使っていたのですか?

田島:まず左ページに1カ月ごとの目標を立てました。CPAでは毎月スケジュールが配布されます。そのスケジュールの講義と答練の日程を全て手帳の左側に赤ペンで書き、この日までに絶対その範囲は1周しようとしていました。目標から逆算して計画を立てていくという方法です。

――:月単位で予定を入れていたのですか?

田島:大きく月単位で予定を入れて、週ごとの細かい予定は1週間ぐらい前から書き始めていきました。

――:「そこまでに復習を必ずやるぞ」と決めて、右側のほうは何が書かいたのですか?

田島:右側はその日に勉強した内容や結果を書きました。

――:すごいですね。

これは全科目やられてきたのですか?

田島:全科目やりましたね。この間隔でスケジュールを進めていくと「この科目が足りていないな」ということが起きないので、全科目網羅的に勉強していくことができたと思います。

――:計画通りにいかなかったことはなかったですか?

田島:たくさんありましたね。

――:その場合はどのようにしていましたか?

田島:監査計画ではないですけど、適時計画を修正してまた成果達成できるようにつくり替えていきます。

――:計画を立てるのにどのくらい時間をかけましたか?

田島:1週間の中で1時間ぐらい時間を取って大きな計画を立て、それを毎日見直していきました。

――:1日終わったら手帳を書きながら計画通りにいったな、いかなかったなというのを確認していたのですか?

田島:その教科が1個達成するごとに赤ペンでチェックを入れて、「これをやった後、今日はこれだけやれば終わりだ」という感じで管理していました。

――:スケジュールを拝見するかぎり、朝方に勉強されていたのですね。

田島:朝方でしたね。大学の自習室が8時から開くので、朝から勉強して夜はできるだけ早く寝ていました。たくさん寝ないと具合が悪くなる体質なので、睡眠時間と早寝早起きは意識して生活していました。

――:寝る前に今日やったことを反省しながらスケジュールを書いて、という勉強の仕方をしたのですね。それがずっとできれば計画的にいけますね。

田島:安定的にいけたかなと思います。

――:勉強になりました。現役一発合格は、外から見ると難なくスムーズに勉強されたように見えるのですが、スランプなどはあったのですか?

田島:CPAに仲のいい勉強仲間がいました。一緒に短答式試験を一発合格したのですが、試験が終わった12月から3月ぐらいまで友達がCPAに顔を出さなくなった時期があり、その間孤独に1人で勉強していました。「一緒に勉強を頑張ろう」と張り合える友達と刺激し合えなくなったその期間は結構苦しかったですね。

【これからの大学生活】
最初会計士を始めるきっかけになった早稲田大学の簿記講座講師を任されたので、今度は教える身として頑張ります

――:大学3年生での合格なのでまだ学生生活が1年間ありますね。どのように過ごされるご予定ですか?

田島:この2年半あまり大学生らしい大学生活を送っていなかったので、この2年半分を取り返す充実した1年間にしたいなと思います。

――:具体的に何か取り組んでみたいことはありますか?

田島:語学や海外の文化を学ぶために、留学に行きたいなと思っています。大学時代に海外に行って生活してみるというのは、後々自分にとってもいい経験になるかなと思うからです。また最初会計士を始めるきっかけになった早稲田大学の簿記講座の講師をやらせていただくことになり、アドバイザーのような経験もできるので、そちらにも力を入れたいです。

――:ちなみに、理解してわかっていることと教えることは違いますか?

田島:全然違います。今までは講義ではわからなくても後からテキストを見返して理解すればよかったのですが、いざ自分が講師になって思うことは教える側が戸惑ってしまったら、そこで全てが止まってしまうということです。教える立場を経験してみて、CPAの先生方は本当に教えるのがうまいなと改めて実感しました。

【将来の会計士像】
地元貢献のために地方会計のアドバイザリーの知識を高めていきたいです

――:大学卒業後、監査法人に就職されると思うのですが、田島さんが就職される監査法人を選んだ理由はなんですか?

田島:私は、監査法人トーマツに入所します。長野県出身のため、地方公会計のアドバイザリーという分野に興味がありまして、その分野に最も強いというところが監査法人を選択する決め手となりました。

――:地方公会計の魅力はなんですか?

田島:まだ地方公共団体は複式簿記ではなくて単式簿記で会計をしていて、これから複式簿記を導入してどう活用していくかを現在企業で行われている例を後追いするという、今はすごく発展分野です。なので、自分も発展の段階から参画して早く専門家になっていければいいかなと思っています。

――:どのような会計士を目指したいですか?地方公会計に興味があって、そちらにいかれるのですか?

田島:地元貢献をしたいと思っているので、東京で専門的なパブリックの分野を学んで、それを将来的に長野に持ち帰り、長野県で周りから信頼されるような会計士になりたいとと思っています。

――:かっこいいですね。活躍されるのを楽しみにしています。

田島:ありがとうございます。

――インタビュアー:福岡

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