永田講師

「公認会計士試験 経営学 ~ここからが本番!財務管理で点数が取れれば、経営学で負けることはありません~」永田講師(経営学)


「これからが本番」

6月に入ったので、そろそろ経営学の直前答練が始まります。直前答練は、5月に学習した試験委員対策テキストからも出題しますので、この復習も怠らずに!

・・・過去問、解き終わってる。・・・よね?(怖)

5月の短答式試験に合格した方は、租税法と経営学の学習が一番大変かと思います。

学習方針をお配りしたように、経営学では少なからず、財務管理(計算問題)をしっかりと復習してください。財務管理で点数が取れれば、経営学で負けることはありません。経営管理(理論問題)は、最低でも、テキストと問題集さえおさえられれば大丈夫でしょう。とにかく、いち早く講義DVDを観て、復習をしましょう!!

この残り3ヶ月で勝負が決まります。過年度組も5月短答組も、お互いに切磋琢磨し合いながら、残りの期間頑張っていきましょう!!

「慣れ」のメリットとデメリット

私が監査法人に入社したのは2007年の11月頃で、2008年の1月に初めて現場に出ました。現場初めての頃は、何をして良いのか、自分が行っている作業は何の意味があるのか、監査の全体像の中でどのような位置付けになっているのかなど、全く分かりませんでした。しかも、放置プレイが結構多かったり、会社から資料がなかなか出てこなかったりと、手待ち時間も多かった記憶があります。

今となっては、特に指示を受けなくても何をすれば良いかが分かるくらいまで慣れました。「御社ではこういった資料を作っているはずです」と、逆に会社の経理の方(新人さん)に説明したりすることも・・・(苦笑)。

慣れると、自分で判断して何でも仕事ができるようになるのですが、逆に、機械的になりがちというデメリットもあります。「こうすれば良いんでしょ」というように機械的に作業を行ってしまうと、その背後にある理由や根拠を考えずに突き進んでしまうおそれがあるため、本来やらなくちゃいけないことをないがしろにしてしまうおそれがあります(今まで「A」をやってきたが、状況が変わったので「B」をやらなくてはいけないのに、今までどおりに「A」をやり続けてしまう、といった感じです)。

もちろん、状況の変化をうまく捉えて、適切に軌道修正できる人もいますが、なかなか難しいことだと思います(これは、経験が必要なのかと思います)。

勉強も同じで、計算問題にしろ理論問題にしろ、慣れてくると機械的に解いてしまう人も多いと思います。常に意識するのは時間的な制約があるため難しいかもしれませんが、ふと、「これって、なんでこうやって解いているんだろう」といった感じで、理由、根拠等を考えてみてください。いつもと違った角度で問われるとなかなかうまく解答できない方は、この訓練を心がけてみてください。


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