斉藤講師

「2015年5月公認会計士試験の短答式試験を踏まえての今後の勉強方法」齊藤講師(監査)ブログ 

こんにちは。

監査論の専任講師の齊藤です。

平成27年第Ⅱ回短答式試験の監査論の問題についてですが、

今回の短答式試験の監査論の問題は,平成27年度第Ⅰ回短答式試験の問題に比べ,1問~2問程度,易しくなったと思いますが,この水準が従来からの難易度であり,平成27年度第Ⅰ回短答式試験の問題の難易度が異常値だったのではないかと分析しております。

なお,各問の解答,難易度,詳細な解説については,CPAオンライン校短答式試験解答解説ページをご覧ください。

また,今回の試験においても,難易度Aの問題を8割,難易度Bの問題を5割,正答できれば,合格点である68点前後は取れた問題になっております。

そのため,68点を下回ってしまった方は,難易度Aや難易度Bの問題を取りこぼした原因を徹底的に考えてほしいと思います。

では,今回の問題で,難易度A・Bの問題を取りこぼした原因として,どのようなものが考えられるのか??

・ 根拠が希薄なのに,○肢または×肢と強引に思い込んでしまった

・ 確実に○肢と判断することができる肢が少なく,2択の問題が多くなってしまった

・ 規定の趣旨を正確に理解していないので,問題を解いている段階で,監査論の視点から分析することができなかった

・ 監査基準・不正リスク対応基準・四半期レビュー基準などの重要な基準や,その設定前文/改訂前文の読み込みが甘かった など

このようなことが代表的な原因になっているのではないかと思っています。

短答式試験を踏まえての今後の勉強方法について

では,次に,今後の監査論の学習方法はどのように変えるべきか??また,今後,試験を受けるに当たって,どのような心構えで受けるべきか??

・ どんなに焦っていても,根拠が希薄な場合には,○肢または×肢と強引に思い込まないこと

・ テキストを何となく読まないこと。どこの文言がひっかけられる可能性があるかなど,ひっかけのポイントを強く意識して読み込むこと

・ 規定の趣旨を正確に理解する。そして,問題を解く段階においても,規定の趣旨に基づき,監査論の視点から分析すること

・ 監査基準・不正リスク対応基準・四半期レビュー基準などの重要な基準や,その設定前文/改訂前文を読み込むこと。CPAの受講生においては,資料集の重要性Aの基準をしっかり読み込むこと など

このように,しっかり原因を分析し,対応策を明確にしてください

そして,一日でも早く,次の目標に向かって,学習を開始してほしいと思っています。応援しています!

齊藤 慶三

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