専門学校講師だからこそ感じる公認会計士試験のモチベーション管理方法!
公認会計士の学習をしていると、とても重要な要素に、モチベーションの管理があります。
長年、専門学校で教えて、多くの学生を観てきて感じる、モチベーションの管理方法について説明していきたいと思います。
1.学習するメリットを一つでも多く感じること
人は、メリットを感じることは喜んでやりますが、メリットを感じていないことはやらない傾向があります。もちろん、相手のためになるという損得勘定抜きの行動もとりますが、多くの場合には、メリットを感じている。そのメリットが大きい時ほど、やる気が湧いてきます。
そのため、公認会計士試験のモチベーションの維持でも、学習して、合格するメリットを強く感じることがとても重要になります。
その際に、『合格するメリット』と『成長するメリット』の双方を強く意識してほしいと思います。
『合格するメリット』は、
・収入が稼げる
・キャリアの選択肢が広い
・高度な専門知識を活かしてやりがいのある仕事ができる
・異性にもてる
・かっこいい
・安定した生活がしたい
etc
など、一般的に公認会計士を取得するメリットを強く感じることが大切だと思います。
そのうえで、もう一つ大切にしてほしいのが、『成長するメリット』を意識することです。
・計画立案力
・課題発見力
・課題解決力
・分析力
・論理的思考力
・コミュニケーション能力
etc
など、様々な能力を養成できます。
上記のような専門知識とは異なる能力は目に見えづらい上に、何かに本気で取り組まないとなかなか養成できない能力になります。
公認会計士の学習中で様々な壁にぶつかりながら、それを乗り越える過程で養うことができ、かつ、合格後に、仕事で活躍するためにもとても重要な能力になります。
合格するメリットしか感じていない場合には、壁にぶつかったりした場合に、すぐにモチベーションが低下してしまう恐れがあるので、是非、成長するメリットを意識してほしいと思います。
このように、多数のメリットを認識することで、モチベーションのスイッチポイントが多くなり、多少のことではモチベーションが低下しなくなる効果があります。
2.得意にすること
モチベーションを維持するためは、学習を楽しむことが大切になります。楽しむために一番重要なことが、得意にしてしまうことです。スポーツでも、ゲームでも、楽しいと感じるものは得意なものが多いと思います。いつまでたっても苦手なものはどんどん楽しくなくなってしまいます。
そのため、勉強もまずは必要な量をやってしまい、得意にしてしまうことで、楽しく学習することが可能になります。だからこそ、新しい科目を勉強した場合には、できる限り、早い段階で、復習を強化し、最初に得意科目にしてしまうことをお薦めします。
3.仲間と競争すること
仲間といい意味で競争し、刺激を受けることもとても大切です。自分一人で何の刺激もなく頑張り続けるというのはとても困難です。そのため、勉強仲間といい意味で競争したり、時には一緒にリフレッシュすることで、モチベーションの維持がしやすくなります。
4.何が何でも合格する思うこと
公認会計士の学習を始めたからには、何が何でも公認会計士に合格したいと思うこともとても大事です。合格する意識が弱い場合には、壁にぶつかった時に、
自分は公認会計士に向いていないのではないか
自分のやりたいことはほかにあるのではないか
という逃げの思考になりやすくなります。そういう思考の時ほど、隣の芝が青く感じてしまい、他のことに逃げたくなってしまうものです。
しかし、そのような思考の場合には、他のことに向かった場合にも、壁にぶつかるたびに同じことを繰り返し、いつまでたっても一つのことに打ち込むことができなくなってしまいます。
合格すれば、世界観も何倍にも広がり、自分のやりたいキャリアを選べるのが公認会計士の魅力ですので、是非、何が何でも合格するという想いを持って、モチベーションを維持してもらいたいと思います。
公認会計士の学習において、モチベーションを管理することは本当に大切です。すべての人がモチベーションの管理の重要性を意識しながら学習をしていると言っても過言ではありません。
上記以外にも、モチベーションを維持する方法はありますが、まずは、上記方法を参考にしてもらい、少しでもモチベーションの管理を上手くコントロールして、合格を勝ち取ってほしいと願っています!!