永田講師

「公認会計士論文模試後に経営学でやっておいてもらいたいこと」永田講師(経営学)

公認会計士論文模試後に経営学でやっておいてもらいたいこと

公認会計士試験論文模試お疲れ様でした!成績表が近々返却されると思いますので、今回は、論文模試後から4月末までにやってもらいたいことについて取り上げたいと思います。

まず、財務管理(第2問)で6割(30点)未満だった方は、4月末までに今まで学習した内容をテキスト、問題集、答練を通じて反復させ、何としてでも6割以上の点数が取れるように底上げを図ってください。

5月下旬になると短答合格者が合流してくるので、今のうちにとにかく計算力を身に付けておくことをおススメします。模試でも指示しましたが、過去問も少しずつ解いてみてください。

一方、6割以上取れている方は、この力を維持しつつ、過去問にもガンガンチャレンジしてみてください。

経営管理(第1問)については、財務管理との兼ね合いが重要となります。

財務管理が6割未満の方はとにかく財務管理を優先してもらいたいので、経営管理は最低限、「問題集だけ回す」とか「問題集掲載の重要なキーワードだけ覚える」、「テキストを読む作業だけにする」などといった対応でOKです。

一方、財務管理で6割以上取れている方は、経営管理もある程度おさえていただきたいので、テキスト、問題集、答練の復習を浅く広く行うようにして下さい。

今回の模試で、自分の弱点が見えたと思います。

これをいかに克服していくか、どうやって点数の底上げを図っていくかは、皆さんのこれからの努力次第です。まだ試験まで4か月以上ありますので、頑張ってください!!

模試も終わったことなので、少しだけ、経営学以外のことについても書いてみたいと思います。

初回の講義でもお話しましたが、私は監査業務も行っています。

ちょうど3月(先月)は、J-SOX(運用評価)や決算前倒し監査などで、本社だけではなく支店や工場、子会社など、毎週色んな所へ出張していました。

実は、3月実施の答練や模試の採点は全て、出張先のホテルでやっていました(笑)。

ところで、監査の仕事をしていると、「理論と実践の違い」を、痛感します。

例えば、連結会計で学習する、「子会社の資産・負債の時価評価(評価差額)」。

あれって、実務だと計上しないことが多いんですよ(もちろん、時価と簿価の乖離が明らかに大きいのであれば評価差額を計上しますが。重要性の原則が適用されるということです)。

また、よく試験で出てくる「売買目的有価証券」を持っている会社は限られてます。

貸倒引当金の算定でよく問われる「キャッシュ・フロー見積法」や、満期保有目的債券の「償却原価法の利息法」を使っている会社なんて、私は見たことがありません。

これらは計算がめんどくさいから、会社も、適用しようなんて思わないんですよね(笑)。

実務に出てみると、学んだ会計の知識がどのように使われているのかを垣間見ることができ、非常に面白いです。

今は決算監査直前なので、「あー、退職給付の組替調整の処理が今期末行われるなー」とか、「来期から連結の改正が適用されるから会社の人から質問されるかなー」とか、「税制改正の影響で税効果に影響が出てくるなー」とか、考えています。

監査人にとって必要な能力は、“学んだ知識をいかに現場で活かしていけるか”という点にあると思います。

皆さんも、今後監査の現場で活かすことができる知識を、今のうちにしっかりと学んでおいてくださいね!!

次回以降のブログにも、実務のお話を少しずつ入れてみようかと思いますので、お楽しみに!!!

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