公認会計士予備校講師から見る、社会人が働きながら合格するための3つのアドバイス!

資格予備校の講師の立場から見ても、まず、大前提として、公認会計士試験に働きながら合格することは簡単ではないというのが素直な感想です。

平成26年の公認会計士試験合格者1,102名のうち、社会人合格者は120名(9.2%)程度となっています。この120名の中には、学生時代に勉強をある程度進めていた方も含まれていますので、純粋に社会人になってから学習を開始し、お仕事をされながら合格されることは相当程度困難を伴います。しかし、お仕事と両立をされながら合格をしている方もいますので、今回は、お仕事をされながら合格される方の3つのポイントを説明していこうと思います。

1.勉強時間を確保する

まず、公認会計士試験に合格するために最低限必要な学習時間を確保することが必要になります。講義の時間だけで、600時間~900時間程度はあります。また、その復習時間も加味しなければいけません。そのため、一般的には、合格までの学習時間は3,000時間以上と言われています。

お仕事をされながら、平日の夜と、土日祝日でどのように勉強時間を確保するかがとても重要です。

たとえば、お仕事は比較的早く終わる方で、平日の夜に週4日3時間、土日祝日の半分を一日10時間の勉強に充てたとして、

平日の学習時間は年間で、4日×3時間×50週=600時間

土日祝日の学習時間は年間で、60日×10時間=600時間

また、平日はなかなか勉強できないので、土日祝日は大部分を一日10時間の勉強に充てるとした場合には、

土日祝日の学習時間は年間で、100日×10時間=1,000時間

その他にも、お昼休憩の1時間を毎日学習する、行帰りの通勤時間も学習に充てれる場合もあると思います。

上記のような状況の場合に、一般論としては、最低3年間は学習をすることが求められる計算になりますので、まずは、上記学習時間を確保できるのかどうかを検討してみてほしいと思います。

2.効率性をとことん重視する

社会人の方がお仕事をされながら、公認会計士試験の合格を目指す場合には、効率性をとことん重視することが求められます。

具体的には、理解重視・重要論点重視・理論科目重視は不可欠であると思います。

一つ目の理解重視は、理解をすることで、その後の反復回数の軽減や、多少の応用論点への対応力などが養われますので、時間のない社会人の方は特に理解を重視することがお薦めです。

二つ目の重要論点重視は、毎年出題される論点や何年かに一度は出題される論点のように重要性の高い論点に集中し、10年に1度しか出題されないような論点は思い切って飛ばしてしまうという視点も重要だと思います。

三つ目の理論科目重視は、公認会計士試験は、計算科目と理論科目が半分ずつ程度出題されますが、実力を高めるには計算科目の方が理論科目の倍程度の時間を要してしまいます。しかし、本番の試験での配点は同じであるため、まずは理論科目の実力を優先的に高めてしまうことがお薦めです。

しかし、財務会計論の計算である簿記だけは、他の科目の理解にも必要になるため、なるべく苦手科目にしないように意識してください!

3.継続することを最優先する

何よりも継続しないことには、合格を勝ち取ることはできません。学習を開始したばかりのころはやる気に満ちていて、オーバーワークになりやすい時期でもあります。しかし、3年間継続できるペースで学習するということが何よりも大切であるため、3か月で息切れしてしまったというようなことがないように、長期戦で望まれることをお薦めします。

お仕事をされながら合格を目指す場合には、上記3つのポイントを意識することにより、時間を創り出すこと、また効率的に、継続して学習しやすくなると思います。

それに加え、1・2年学習をした後で、手ごたえをつかめれば、最後の1年は会社を退職して勉強に集中するという選択肢も一つの方法だと思います。

社会人になられた後で、より専門知識を学びたいと感じる方は多いですので、より高度な仕事で、やりがいを感じたい、安定した報酬を手に入れたいという方は、是非チャレンジしてもらえればと思います。

なお、学習を検討されている場合には、いつでも無料の受講相談も実施していますし、資料請求もWEBサイトから行えますので、お気軽にお問い合わせください!!

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