公認会計士をはじめとした資格勉強と大学生活を両立する2つの方法
大学在学中に、何か難関資格を取得したいと考えている方も多いと思います。ただ,実際に学習をするのかを検討する際に,大学生活との両立ができるのかを不安に感じる方も多いと思います。
そのため、今回は,難関資格を目指している人の大学時代の過ごし方について説明していこうと思います。
・大学生が両立したいことで多いことベスト5
まず,多くの方が両立したいと上げるものは,以下の様な内容です。
① 大学の授業・単位
② サークル活動
③ アルバイト
④ 友人知人と遊ぶ時間
⑤ 旅行
この際に,最低限両立しなければいけないのが,大学の授業・単位です。いくら難関資格を取得しても留年は避けたいですので,まずは,大学との両立について説明していきたいと思います。
まず,結論から言うと,難関資格を目指している人で,大学を留年する方はきわめて少ないという事実です。もちろん多少は留年してしまう方もいますが,大学全体の留年率よりもはるかに低いと思います。その理由は,普段から,勉強癖がついているため,大学の課題提出や期末試験対策についても,最低限行うからです。
実際,皆さんの周りでも留年している先輩は,いそがしくて留年したという方よりも,遊びすぎていて,期末試験対策すらあまりしっかり行っていないという方が多いのではないでしょうか。
もちろん,難関資格を目指すのであれば,できるだけ出席しなくていい授業を履修したほうが時間の自由がきくので有利です。
そのため,難関資格を目指すのであれば,できるだけ出席を取らない授業を履修し,課題や期末対策はしっかり行うことが重要になります。
・その他の両立について
次に,大学以外のサークル活動・アルバイト・友人知人との時間・旅行などとの両立について見ていきたいと思います。
これについては,実は,どんなコースで学習するのかに大きく依存します。たとえば,公認会計士試験では,1年間で合格を目指すコースから2年間で合格を目指すコースまでさまざまなコースがあります。合格するまでに必要な学習量は同じですので,短い期間のコースほどスケジュールがタイトになるので,両立が難しくなり,長い期間のコースほどスケジュールが緩やかになり,両立が容易になります。
そのため,生活の大部分を勉強に費やす短い期間のコースで学習する場合には,ほとんど両立を行わない生活を覚悟すべきですが,期間の長いコースで学習をするのであれば,両立をすることは十分可能です。
実際,三大難関国家資格である公認会計士試験でも,2年間のコースで学習する方は,多くがサークル活動やアルバイトと両立しています。また,夏休みや冬休みに短期の旅行に行くことも可能です。
ただ,サークルもアルバイトも友人知人との遊びの時間も全部満喫したいというのは難しいですので,週に合計で3回程度サークルとかバイトをやるぐらいのレベルには押えているのが一般的です。
また,資格試験の直前数カ月は,極力両立を押え,追込みをすることが一般的ですので,2年間のコースであれば,1年目は両立を十分に行い,2年目には両立を控えるというイメージを持っていただければと思います。
上記話は一般論ですので,もちろん,最後まで両立をして合格をする方もいますし,中には体育会と両立しながら合格される方もいます。後は,合格の可能性をどれだけ高めるのかと,両立することで選べることを比較し,判断してもらえればと思います。
せっかくの大学生活なのですから,合格に必要な学習量は確保しながら,できる限り両立を図っていくというのがお薦めと言えます。両立に悩んでいる皆さんに少しでも参考になれば幸いです。
(記事掲載協力:http://www.tnews.jp/)