登川講師

論文の答案で点数が来ない方の特徴と対策~正しいことを書いたはずなのに点数が来ないのはなぜか 登川講師(簿記)

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論文式試験の解答で正しいことを書いているはずなのに全く点数が来ないということがあります。

例えばこんなイメージです。

【問題】
見晴らしのいい交差点を歩いて渡ろうとしています。信号は赤ですが車が来る気配は全くありません。この場合,赤信号で立ち止まるべきか,信号を無視して渡るべきか答えなさい。

【模範解答例】
「ルールは守るべきものだから,状況に関係なく立ち止まるべき」

このような記述が想定される解答になると思います。

(もしくは,「赤信号は交通事故を防止するためにある。そのため,車が来る気配がなければ渡ってもよい」という解答もあると思います。)

しかし,下記のような解答をしてしまう方がいます。

【0点解答例①】
「赤は止まれである。なぜなら赤色は波長が長く,視神経を刺激するからである。」

【0点解答例②】
「足は歩くためにあるのだから,歩いて渡るべきである。」

解答例①は,聞かれていることに全く答えていません。
この場合は,いくら正しいことを記述していも点数は当然0です。

解答例②は,渡るべきと答えていますが,全く見当違いの話をしています。
この場合も点数は当然に来ません。

まさかだろ

という感想を抱くと思います。

こんな解答を書くわけがないと。

しかしながら,論文式の答練で正しいことを書いたつもりが全然点数が来なかったという方は,多かれ少なかれまさしくこのような答案になっているのです。

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このような0点解答を書いてしまう原因は何なのでしょうか?

それは,

論点に気づけていない
これが原因です。

先程の問題は「”赤信号は止まれ”というルールを絶対に守るべきかどうか」が論点になってます。

この論点に気づけるからこそ,
「信号のルールは守ることを前提としている。だとしたら,状況に関係なく守るべきだ」

もしくは,

「赤信号は交通事故の防止のため,だとしたら,その危険性がないという問題文の状況なら必ずしも守らなくてもいい。」

という思考になり,それに基づいて解答を書くことができます。

しかし,

論点に気づけないと,思いつきで自分の知っている知識を書くことになります。

「赤信号の話だ。じゃあ,赤信号に関することを記述しよう。」

のような感じです。

その結果,いくら書いた内容が正しいとしても0点解答になってしまうのです。

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では,どうしたら論点に気づけるようになるのでしょうか。

それは,以下の2点です。

①日頃の勉強から「論点は何か?」を意識して勉強すること

②問題文を見た時に「論点は何か?」を考えてから記述すること

①について

テキストを漫然と読んでいるだけの場合には,知識は入ってきますが,その知識をどういう場面で使っていいのかがわかりません。

その結果,0点解答を書いてしまいます。

逆に「何が論点か」を意識して勉強することにより,テキストの記述だけでなく論点もセットでおさえることができます。その結果,問題文を読んだ時に何を答えるべきかが明確になるようになるのです。

もし,論点を意識して勉強することが難しいという場合には,論文対策集(論証集)や答練を活用するといいでしょう。

②について
問題文を見て,すぐに知っている知識に飛びついて書き始めてはいけません。

何が論点になっているかを考え,その論点にあった知識を書くようにします。

それを心掛けることで,例え文章が拙かったとしても方向性は外すことが少なくなるため点数を稼ぐことができます。

0点解答をしないように,論点を意識して勉強するようにしましょう!

⇒To Be Continued…!?

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東京CPA会計学院
財務会計論講師
登川雄太(Twitter

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