理系学部の方が公認会計士を目指す2つのメリット!理系出身の公認会計士で差別化を図ろう!

前回は、文系学部の方が公認会計士を目指すメリットについて説明しました。今回は、理系学部の方が公認会計士を目指すメリットについて説明していきたいと思います。
まず、公認会計士合格者の学部別内訳データは公表されているものがないので、正確な情報はわかりませんが、大学在学中合格者、大学卒業後の合格者の方の95%程度は、経済学部・商学部・法学部等の文系学部出身であると予想されます。
そのため、理系学部の方は合格者全体の5%以下となっていると思われます。
その理由は、理系学部の方は大学院に進む方が多いことや、理系学部は文系学部に比較して大学のカリュキュラムが忙しいため資格取得に向いていないなどが挙げられます。
しかし、実際には理系学部の方が、公認会計士を取得するメリットもあるので、説明していきたいと思います。
研究者になるためにもプラスになる
経営工学や管理工学などの分野で大学院に進学を予定している場合には、ビジネス知識と実務経験が大きなメリットになります。そのため、将来的には、経営工学や管理工学などの研究者を志望している方が、公認会計士を取得し、知識を得るとともに、何年かの実務経験を積むことで、より高い価値を提供できる研究者になることも可能です。
公認会計士としての様々な業務でも理系の方は活躍できる
理系学部出身の方は、大学で研究者になる方やメーカーで技術開発をする方が多いですが、理数系の頭脳を活かし、コンサルティング業界・金融業界・商社・その他一流企業など多方面で活躍する方も多くいます。
その理由は、やはり論理的思考力や分析力などに優れていることなどが要因になります。
それは、公認会計士として様々な分野で活躍する際にも大きな武器になります。さらに、公認会計士業界は理系出身の方が多くないので、より差別化が図りやすく活躍しやすいという側面もあります。
上記のように、理系の方こそ、本来は公認会計士で活躍できる可能性が高いということも言えるのですが、大学の実験やレポートなど忙しいことがマイナス要因になります。
そのため、理系の方で公認会計士を目指す場合には、早期に学習を開始しカリキュラムにゆとりを持つか、逆に卒業後に学習を開始し、短期集中で合格を目指すことがお勧めと言えます。
これからの将来、日本のメーカーも従来のように成長し続けることも難しくなりますので、将来的には理系出身の公認会計士が増えていくかもしれませんね。