公認会計士試験、合格順位は監査法人への就職に関係があるのか?

【公認会計士試験 合格順位は監査法人への就職に関係があるのか】

公認会計士試験の論文式試験では合格発表後,数日以内に合格証書とともに合格順位表が届きます。

国家総合職や司法試験では合格順位によってその後の就職やキャリアに影響が出ますが,公認会計士試験ではどうなのでしょうか?
合格順位は監査法人への就職などに関係あるのでしょうか?

公認会計士試験において合格順位は関係ない

結論から言うと直接的な関係はありません。

その理由を以下の3つの視点から説明します。

公認会計士試験に合格するということ自体がその能力を保証する。


公認会計士試験は会計・税務・法律などビジネスに関する知識について幅広く問う試験です。
そのため,合格順位の高い低い関係なく,合格という事実自体が公認会計士として必要な知識や思考力を有しているという評価になります。

合格順位だけでは測れない


以下のAさんとBさんを比較してみます。

Aさん:合格順位200位,受験期間5年,科目免除あり
Bさん:合格順位500位,受験期間2年,科目免除なし(一発合格)

この場合,確かに総合順位はAさんの方が上ですが,Bさんは短期の一発合格です。
このAさんのように,公認会計士試験は,受験期間が長い,もしくは,科目免除を取得している方がより高い順位で合格しやすいという特徴があります。
そのため,合格順位が高い方がより優秀とは一概に判断できないのです。

監査法人は人手不足


こちらの記事のとおり,監査法人は人出が不足しており,就職状況は完全な売り手市場です。
その結果,監査法人側において,合格順位の高い人を採用するという余裕がないというのが現状です。
また,そもそも合格順位の公表自体が,長い公認会計士試験の歴史の中でもごく最近始まったことです。
そのため,業界的に合格順位を採用に影響させるという文化自体が元々ありません。

このような理由から合格順位は監査法人の就職には関係ないということが言えます。

では,就職には関係ないから高い順位を目指す必要はないのでしょうか?

そんなことはありません。

これについては,「より高い合格順位を目指すべき3つの理由」で説明します。

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