梅沢講師

「公認会計士講座 管理会計論 平成28年公認会計士試験の出題範囲について」梅澤講師(管理会計論)  

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みなさん,こんにちは!勉強の調子はいかがでしょうか?

今回は,平成28年試験から適用される出題範囲の要旨について,これまでとの変更点について触れていきたいと思います。

なお,平成27年試験とは無関係ですので,ご注意ください。CPAでいうと現在,2年コースの1年目を学習されている方が受験される試験の出題範囲になります。

まず,戦略と管理会計の関係,マネジメント・コントロール・システムという範囲が明示されるようになりました。その代りにBSC関連の記述が削除されていますが,BSCは戦略実現のためのシステムであり,マネジメント・コントロール・システムとしての機能が期待される手法ですので試験範囲としてはメイン論点として残っていると考えられます。結果,実質的に試験範囲がやや広がったと考えられるでしょう。

また,財務情報分析について,生産性分析と成長性分析の項目が削除されています。ここは単純に試験範囲の縮小でしょう。

原価管理関連では,ライフサイクル・コスティングに関する記述が削除されています。ただし,原価企画に関連する内容ではあるため,概要程度は押さえておくことをお勧めします。また,原価改善と原価維持が,網掛け項目から外れていますが,学習内容・方針に大きな影響は無いでしょう。

活動基準原価計算(ABC)関連では,収益性分析が明示的に試験範囲に示されるようになりましたが,これも学習方針・内容に影響は無いでしょう。一方,ABBが試験範囲から削除されています。ただし,ABMに関連する内容であるため,概要程度は押さえておく方が良いと思います。

生産在庫管理,品質管理については,すべて出題範囲から削除されています。これについては単純に試験範囲の縮小と考えて良いでしょう。

最後に,分権組織とグループ経営の管理会計について,表現は多少変わりましたが,学習方針・内容に大きな影響は無いでしょう。ただし,MPCや,多国籍企業のための管理会計が試験範囲に明示された点から,この辺りをやや深く掘り下げることになりそうです。

総括としては,試験範囲は縮小になったと考えられます。一昔前と比べ,学習しなければならない範囲はかなり広がってきていたので,管理会計論だけでも受講生の負担が多少は軽減され良かったと思っています。

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